昨夜、福島県三島町で「雪と火のまつり」が開催され、開催2日前に三島中学校の女子生徒の皆さんが書いた書もサイノカミにくくりつけられました。
雪によって和紙が濡れ、原料の楮(コウゾ)の繊維が漉けて見え、自然ならではの美しさと強さが文字に宿る生命力と一体になりました。
日が暮れ、サイノカミに点火されると神々しくも激しく燃える炎に包まれ、中学生たちの願いが天高く舞い上がる火花に。
サイノカミの炎が落ち着くと、この炎で「団子さし」の団子を焼き、無病息災を願って食します。
雪降る奥会津の地で、団子を焼きながら昨年5月から始まった「森のはこ舟アートプロジェクト」を振り返っていました。
サイの札。 「サイの札」ブログ 2014年夏
秋の例大祭。 三島神社例大祭 2014年秋
そして、サイノカミ。 サイノカミ 2015年冬
どれも地域の宝である、伝統と産物に人を介して触れさせていただくものでした。
語りつくせない出会いに感謝しつつ、この森のはこ舟アートプロジェクトは始まったばかりだという実感があります。
プロジェクト始動の時、「はこ舟」の意味を考えていました。
今日を迎え感じていることは、このプロジェクトに関わる全ての人が「どこに地域の宝を運ぶか?(または否か)」のような感覚だということです。
一人では、何一つ形にできることはありません。
地域の皆様、実行委員会はじめ、ご協力を賜りました皆様に深く御礼を申し上げます。
そして引き続き、進行中の森のはこ舟アートプロジェクトの応援をよろしくお願い致します。
森のはこ舟アートプロジェクト・千葉清藍「森の祈り×サイノカミ」プロジェクトの一連の活動は、このブログの「森のはこ舟アートプロジェクト」の項目に連載しています。