読書記録 -6ページ目

天帝妖狐


タイトル: 天帝妖狐
著者: 乙一

学校の、ひと気少ない男子トイレで喫煙するのを習慣としていた上村はある日、使用者など見たことがなかったそこに突然現れた謎の落書きを見つける。
――ラクガキスルベカラズ。
それをきっかけに、顔も名前も知らない者同士の交流がはじまった。
そこで行われる密談が、その後学校を騒がす怪事件を予告するものになるとは知らずに……。
……A MASKED BALL

「タル屋」と呼ばれるアパートを営む祖母と二人暮しをしていた高校生の杏子のもとに、今は行方不明となってしまっていたアパートの住人・夜木からの手紙が届く。
夜木の幼少から現在までが書かれたその手記には、夜木が「垂早苗」としたある契約と、神社で起きた事件とそこに至るまでの真相が書き記されていた――。
……表題作・天帝妖狐


まずは「A MASKED BALL」。おもしろかったです。
結構登場人物が多く、その中から怪事件の犯人と落書き犯が誰かを予想しながら読み進めるのが楽しいです。なんかウォー○ーを探せみたいで。
ただ、せっかくこれだけ(結構無意味に)登場人物が多いのに、四人の落書き犯のうち二人が、最後の最後までリアルで出てこなかったのが勿体無いというか、ちょっと肩透かしくらった気分でした。
でも、怪事件の犯人もとい落書き犯の中の一人の正体や、もうひとりの落書き犯の正体が意外な人物だったので、そこはよかったです。
もうひとりの落書き犯の正体……の人がずっと怪事件の犯人だと思ってた。まんまとだまされましたよー…。でもなんか、ほほえましくてよかったです。

「天帝妖狐」。
垂早苗の呪いによって、怪我した箇所が少しずつ人ならざるものと取り替えられていく……。
これ、垂早苗サイドで、少しずつ人間の体を手に入れていくさまをかいても面白そうだなぁ。
と余談はさておき。
垂杏子にあてた「手記」という形で書かれていくのがまた新しい。手記の前後の三人称と、手記の二人称の複合型。
二人称が意外と読みやすくて、一気に読めました。親しい人からの長い手紙は全然読むのが苦にならなかったりしますが、同じような効果でしょうか。
少しずつ着々と夜木が人間の体を失っていくところが怪しくも、次はどこを取られるのかわくわく(という表現は微妙ですが…)します。
人物も一人ずつちゃんと役割を持っているし、読み終えてパラパラめくっていくと気づかなかったところに複線があったりして、楽しい。
スネ夫が実はわりといい人だったり、タル屋に住むようになったり、お稲荷様のお部屋とか、夜木が結局どこへ行ってしまったのかはっきり書かれていないところとかが、なんだか無性にうれしかったです。好き。
ちなみにタル屋を売った犯人にいたっては、やっぱりというか、まただまされてしまいました。(というかあの人であってほしくなかったというか。)

夜木さんがかわいそう過ぎてもうちょっとどうにかなってほしかったかな、とも思いますが、うん、好きです。
読後感がよかったから、いくらか報われました。



乙一さんはいろんな意味で予想を裏切ってくれるからいいなぁ。(いや、私も騙されすぎだけど……)
読み終わって、Amazonのレビュー見てはじめて知ったんですが、「天帝妖狐」、文庫版とこっち(ジャンプJブックス)のほうで内容が全く違うみたいですね。
どんなふうに違うのか非常に気になるので、そっちのほうも(できれば近いうちに)読みたいと思います。

ダレンシャン 外伝

タイトル: ダレンシャン 外伝
著: ダレン・シャン 絵: 田口 智子 訳: 橋本 恵

ダレン・シャン氏のホームページ「SHANVILLE」に発表された外伝7つを、ひとつずつ著者のコメントをつけて日本語化。
他、本編の挿絵を描く田口智子さんの書き下ろしイラスト、著者の故郷・アイルランドと著者の写真等。
アニー・シャンの日記
スティーブの作文『あこがれのバンパイア』
バンパイア伝説のうそ・ほんと
墓場にて
さびしいフレティ
バンパイアの恋
シャンタクロース


本編が主人公ダレンの視点で描かれているために見えない裏ストーリーが収録されています。
 ・アニー・シャンの日記――日記のところどころに「お兄ちゃん」が出てくるのがほほえましいです。でもちょっと浅い感じが。ダレンが「死んでしまった」あとのアニーの心境なんかがかかれていたらよかったのに。
 ・スティーブの作文――スティーブがどれだけバンパイアに対して強い思い入れがあるのかが書かれていてよかったです。紙が汚れているような演出があるのがまた、楽しい。子供ならではの突飛さと残酷さが書かれている一方で、ダレンの真逆の意見が書かれているのがよかったです。
 ・バンパイアの恋――ガブナーのエピソードです。図書館通いなため、家に4巻5巻がないのが悔しい。悲恋ですが、読み終えると心が温かくなります。
 ・シャンタクロース――遊び心の塊、みたいな感じが好きです。いろんな登場人物が少しずつ顔を出すのがいい。ダレンがプレゼントの中身を見るところでは涙腺がゆるみました。

全体的に面白いけれど、あくまで遊び心で書かれているような感じで深く掘り下げた話ではないので、ちょっと物足りない気も。
ダレンの一人称だとたまにダレンがかわいくなく感じるときがあるんですが、この外伝を読んで、あらためてダレンが好きになりました。

ダレン・シャン9―夜明けの覇者


タイトル: ダレン・シャン9 夜明けの覇者
著者: ダレン・シャン 訳者: 橋本 恵

クレプスリーの故郷でバンパニーズ大王たちと対立したダレンだったが、バンパニーズと化していたR・Vに恋人のデビーをさらわれてしまう……。
裏切り者のスティーブを人質にとりからくも地下から脱出するが、隠れ家としたアパートに押し寄せてきたのは、殺気だった警察や軍人の群れだった――!?


なにこの展開!
一応「黄昏のハンター」「真夜中の同志」「夜明けの覇者」の3つでひとくくりにされていますが、全然何の解決もされないまま、次巻に続いています。
大切な人と仲間の運命を天秤にかけなきゃいけない、大親友だった人と対立しなきゃいけない、たいせつな仲間と共に命をかけて戦わなければならない。もう充分すぎるほど充分過酷な状況に置かれているのに、そのうえまだこんなひどい仕打ち。
なんでダレンばっかりこんな目にあうの、と憤りを感じずに入られません。
バンパニーズ大王の真実については予想していたけど、あの人の死は、もう、本当にショックです。
どうかこの先、あの人の死が報われる展開になりますように。
早く10巻読みたいよ!!





もうほんとう、あの展開はハリーポッターでシリウスが死んじゃうぐらいショックでした。というか、あの書き方は反則だ…。期待してしまっただけに、笑って落とし穴突き落とされたような、花畑に駆け寄ったら地雷踏んじゃったような気分でしたよ……!

アメブロリニューアル

全体的に
「高機能だぜ!かっこいいだろ!」
みたいな雰囲気になったぐらいで、不便な部分が増えたほかは特に変わった気がしませんが…。(ひどい言いぐざ)
プロフィール欄の画像が小さく表示されるようになったのはいただけないなぁ。
改行のタグが<p>なのもなんとなく気に入らない。
記事作成のプレビューが表示されないのもなんだかなぁ。
まあ他は特に何も問題ないです。今のところ(←強調)。
今後不満ばっかり増えないといいんですが。どうだろう。


書き終わって投稿して「反映遅いなー」としばらく待っていたのに………
記事一覧に書いたはずの記事がないってまてコラァ!!
コピー取っててよかった……よかったけど、もう、新アメブロ嫌いッ。(短気)


と思ったらやっぱり反映が遅かっただけだった……。ああもう~ッ!!

はてしない物語 読書中

映画・ネバーエンディングストーリーの原作、ミヒャエル・エンデの、はてしない物語読書中。
といっても、ごついわ重いわ太いわ長いわで、読むの時間かかりそうです。
まだ1センチしか読めてないーー。

映画のほうを見たのはだいぶ幼い頃で、しかもちゃんと最初から最後まで見たことがなく記憶がかなーり曖昧なんですが。
それでもなんか、うっすら覚えてる部分もあるので、
早く記憶にあるシーンが出てこないかなぁとか思いつつ、じっくり読みたいと思います。
途中、違う本に浮気する可能性大ですが(苦笑)




タイトル: はてしない物語
著者: Michael Ende(ミヒャエル・エンデ)
訳者:上田 真而子, 佐藤 真理子

ただ今の読書―すべてがFになる

第一印象。ッ。
まぁ、百年密室や迷宮百年もたいがい長かったし、もっと長いのも読んでるからいいんだけど。
マリみて読んだ後に読み始めるあたり私らしくていいんではないかと。(ただ予約してたら一緒に借りれただけなんだけど)

とにかく、太いし、ミステリー読みなれてないし、ちょっと小難しそうなんで、読むの時間かかりそうです。






……ちゃんと読了できたらイイナ。(ガンバレ自分)




すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER
著者: 森 博嗣

現在の読書――迷宮百年の睡魔

「女王の百年密室」に続いて、森博嗣さんの本です。
今回も面白いです。うおぉ。
やっぱり前作と同様ミチルとロイディのやり取りがすごくいいです。
そして、話はミチルの一人称で進むのですが、その、ところどころにある言葉遊びというかユニークな言い回しが、もう、すっごい好き。


特にミチルがパトリシアを二重人格と評するところがすっごい好きです。
こういう、思わず吹き出してしまうような、顔がにやけるようなしかけがちょっとしたところに(しかもさらっと流せてしまうぐらい自然に)あると、テーマが哲学的で小難しいところがあってもすいすい読めちゃうから不思議です。

ああもう大好き。
とりあえず残り3分の1、読み進めたいと思います。
(今度は森さんの本、なにを読もうかなぁ~。今から楽しみです)

びっくりした

今日のランキングは~、とか見てみたら、昨日167位だったのにいきなり51位とかなっていて、見た瞬間「……は!?」となりました。

で、どうせバグかなんかだいきなりこんなにあがるわけないと思いながらメッセージボックスを見たら案の定
【重要】ランキングについてのお知らせ
の文字。

でもよく見てみたら、バグじゃなくて集計法が変わった云々。
…………確かに昨日は「電車男」のおかげかいつもよりアクセスが40ぐらい多かったけど、それにしてもランク上がりすぎだろう………。

なんだか「内容紹介保留・感想保留」ばっかりなのが申し訳なくなってきました。
うわぁんッ!ごめんなさい!

もうちょっと真面目に更新するようにします。
なんか頑張る元気が出てきた。

電車男



タイトル: 電車男
著者: 中野 独人

「すまん。俺も裏ぐった。 文才が無いから、過程は書けないけど。
このスレまじで魔力ありすぎ… おまいらにも光あれ…」

モテない独身男性が集う掲示板の、たいして内容のないレス。
電車の中で女性に絡む迷惑な酔漢に立ち向かい、お礼がしたいからと言う女性に連絡先を教えた――――。
ただそれだけのことで、だれもその後に進展があるなど考えもしなかった。
そう。
彼女からお礼の品が届くまでは……。


2chのとあるスレログをまとめて書籍化したもの。
電車男さんの天然で人のよさそうな文章がよかったのもありますが、電車男さんの文に対するスレ住人さんのレスが、もう、面白かったです。
一人の人間の恋愛成就のために必死でアドバイスしたり、祝福したり死にそうになったり鶏と戯れたりする、一体何人いるのかわからない「Mr.名無しさん」。
たまに下品な言葉があったりしますが、匿名掲示板に集う人々のうわべのない素の言葉がよかったです。
ネタ説もあるみたいですが、少なくともこの住人さん達の助言の数々は作られたものじゃない、と思うので、素直に楽しく読めました。


リアルだったらいいなとは思いますが……。でもリアルだったら壊れる可能性もあるしなぁ。
この書籍版を読んだあと、ネット版にいってみました。
そこでは他の毒男さんの伝説(?)の数々も読めます。
もぐらさんのやつが良かったです。

電車男読み中

ハリポタ熱がなかなか冷めず、借りたくせにすっかり忘れていた「電車男」をただ今読んでいます。
(ハリーポッター1巻から集めたくなってきたどうしようもない私…)

分厚いですが2chスレの形式のまま載っているので読みやすいです。2chの雰囲気が苦手な人は読み進めにくそうだけど。

小説じゃないから片手間に読めるのがいいです。
引き続き読み進めたいと思います(・ω・)ノ

それにしても「電車男」、大阪市内図書館の予約件数600件以上ですよ……早めに予約しておいてよかった。
ハリーポッターと不死鳥の騎士団はもっとすごいです。1500件以上入ってます……。