読書記録 -8ページ目

三月、七日。



タイトル: 三月、七日。
著者: 森橋 ビンゴ

内容紹介保留

感想保留

影の王国―ブルー・ムーン



タイトル: ブルー・ムーン―影の王国〈12〉
著者: 榎木 洋子 出版社: 集英社コバルト文庫

新王となってしまった月哉は、王国の改革のために信頼する仲間たちと共に動き出す。だが彼らはまだ、王宮の隠された秘密を知らずにいた。
魂だけとなって王宮を裏で操る人見の巫女の存在を……。その魂だけの存在に、瞳が今まさにされそうになっていることに――。
いっぽう百雷は、瞳の母・連理を連れて王宮の地下のある場所へと向かっていた。


ついに最終巻です。今まで散々ちらつかせておいて最後の最後でわかる王宮のからくり。どこから間違ってしまったのか。読み終わってみればああいうラストしかないよな、と思うんですが、やっぱりちょっと心残りのあるラストでした。
個人的にはものすごく、ものすごぉーく、あの人には生きていてほしかったです。百雷さんすごい好きだった…。そして月の王国もずっと存在してほしかった。月哉と瞳の関係も本編ではうやむやのままだったし。(これは番外編がありますが)
でも、満足な部分も多々だったので、全体的によかったです。榎木さんのこれまでに読んだ本の中でも一番好きなシリーズでした。


でした……ってもあと一冊、番外編がありますが。

影の王国―ダブル・ギャンビット



タイトル: ダブル・ギャンビット―影の王国〈11〉
著者: 榎木 洋子 出版社: 集英社コバルト文庫

無事月哉たちから助け出された瞳は、現れた母・連理に、月哉に負けた白藍が蘇芳を連れ去ったと聞かされる。
街に潜伏しながら蘇芳を助け出すための手がかりを探す瞳たちに、王宮からの追っ手が迫る。
だが彼らの目的は、月哉を新王に迎えることだった――。


この小説は本当にもう……休む暇なしです。瞳の救出成功!と思ったら次は蘇芳(同じく人見の巫女)を連れて白藍が逃亡。しかも蘇芳は別の人見の巫女に意識を乗っ取られたりもするわけで。
不服ながらも新王に就くしかなかった月哉に、瞳を宮殿の巫女にしようと企む人見の巫女の罠。
そこに生き返ってきたあのひとが加わって、今後どんな展開になるのか、月の王国はどうなってしまうのか。

影の王国―十六夜異聞



タイトル: 十六夜異聞―影の王国
著者: 榎木 洋子 出版社: 集英社コバルト文庫

月の王国に連れ去られた人間の少女は、生きて地上に戻ってきたのち、月で出会った恋人を待っていた。そして、忌まわしい儀式から逃れ地上で暮らしていた月の王子、月哉と出会い……。――桜護り
月哉の地上での父親である有宏は、デパートのおもちゃ売り場で不思議な万引きを目にする。ゲーム機を万引きしたその男は、月の王国からやってきた月鬼だった。――子守鬼
ほか二編を含む影の王国、外伝。


本編とは離れ、雰囲気を変えた外伝1です。本編の主要メンバーはほとんど出てきませんが、少しせつなく、でもあったかい話で、読後感がよいです。
若き日のイヤルドを書いた「鬼の原っぱ」は、本編に今後出てくる人物が出てきていて、又「最後に開ける箱」は、思いもよらないところとリンクされていて、それも面白かったです。

クリストファーの魔法の旅



タイトル: クリストファーの魔法の旅―大魔法使いクレストマンシー
著者: ダイアナ・ウィン ジョーンズ, Diana Wynne Jones, 田中 薫子, 佐竹 美保

夢の中でいろいろな世界に行くことのできるクリストファーは、世間知らずで、自分が強い魔力を持っているということを知らずにいた。
クリストファーの能力に気づいた伯父は、クリストファーにある「実験」の手伝いをさせはじめる。
楽しんで「実験」を手伝っていたクリストファーだったが、目覚めているときにまったく魔法が使えないことを心配した父親に「ポーソン博士」のもとへ連れて行かれる。
そこで、クリストファーは、自分が次代のクレストマンシーになるのだと告げられ……。


なんって内容紹介の書きにくい本なんだろう。次から次へといろんなことが起こって、どこを重点に紹介文を書けばいいのやら。
クリストファーの世間知らずで思い込みの激しいところ、彼の両親や伯父がそれぞれ何を考えているのか、女神やポーソン博士、スログモーテンなどのユニークなキャラクター、独特の世界観に魔法概念、今の世にもつながる人間の悪行、知恵と魔法、見所を挙げればきりがないくらい読み応えたっぷりです。
クリストファーがポーソン博士のところにいるときが好きだった。あと女神と会っている時とか。
「魔法使いはだれだ」との遊び心あるちいさな関連も楽しい。
特に目立って印象に残るシーンはないんですが、場面場面に確実に、何か残るものがあって、読み終わるころにはおなかいっぱいになってしまいました。

うーん、好きなエピソードをいくつかあげたいところなのに、どこがひときわいい、と決められないのはちょっと困る。感想書くには不向きな本かも…(笑)

刀京始末網―ヒツジノウタ



タイトル: 刀京始末網―ヒツジノウタ
著者: 森橋 ビンゴ 出版社: エンターブレイン ファミ通文庫

二十一世紀初頭。一部の犯罪者に賞金を賭け、その始末権―逮捕または殺害する権利―を一般市民に委ねる「始末法」が可決される。
東京から名を変えた街「刀京」は、賞金を賭けられた犯罪者たち「愚連」と賞金稼ぎ「始末」で溢れかえっていた。
雅は、父親を殺した愚連を討つために刀京へやってくる。そこで年下の始末・明や、その姉・透子と親しい関係を築きながら、雅は「始末」でありながら人を殺さない自分や確実に愚連を殺していく明、そんな弟を恐ろしく思い始める透子、さまざまなことに思いをめぐらすが――……。

世界が割と確立していて、序章や文中に出てくる荒廃した人々や街の様子など、興味深く読めました。
自分のいる場所や行動に疑問を持つキャラクターやそれぞれの生きざまなど、よくかかれていると思います。
が、なんかちょっと違和感というか、どこがとはいえないんですが受けつけないところがあったり。
自分的に、明に取り巻く坂口十座の影の辺りの展開が好きになれず、ちょっとラストの展開でがっかりきたところが。
なんかもうちょっとどうにかならなかったのかなぁ。人間に潜む狂気とかそういう題材は割と嫌いじゃないはずなのに。
でも、不満でありながら、これはこういう風でしかならないかな、と納得する部分もあり。

好き、と強く勧めることも、嫌いじゃない、と切り捨てることもできない評価があやふやな本でした。(あくまで個人的に。) 

聴罪師アドリアン―呪いの塔



タイトル: 呪いの塔―聴罪師アドリアン
著者: 吉田 縁 出版社: 集英社コバルト文庫

青年司祭アドリアンは、幼い頃の苦い記憶を夢に見る。それがなにを示しているのか。――わからないままに、村で騒動が起きる。以前ピエモスが目にかけていた村娘の家で、一羽の鶏が首だけを残して盗まれたのだった。
真っ先に疑われたモライシュ親子は、何者かからひどい嫌がらせを受けるのだが……。


ラブロマンスありの中世ホラー小説、第四弾。
村に来た当初孤独だったアドリアンが、だんだん理解者や善良な死霊、死霊の存在を知らないながらも支えになってくれる人たちに出会います。はじめはもどかしくて歯痒くてイライラすることもあったのに、今ではだいぶ、ニヤニヤして読めるようになってきました。(ニヤニヤってオイ)
今回は意外な人の意外な過去が明らかに。アドリアン母の挿絵初登場も。

影の王国―シャドウ・レイディズ



タイトル: シャドウ・レイディズ―影の王国〈10〉
著者: 榎木 洋子 出版社: 集英社コバルト文庫

王となった白藍の罠にかかり囚われてしまった瞳。白藍と姿を現さない王宮の人見の巫女たちは瞳に、茨に囚われた母・マリを助けるために人見の巫女になることを要求する。だが、母・マリ自身がそれを拒むよう、瞳に暗示をかけていた。王宮の巫女になってはいけない、と……。
一方月留を取り戻した月哉たちは、改めて瞳奪還のために動き出した――


本っ当に色んな所でいろんな人が動いていて、それぞれに思うところがあって。なんでこう複雑でややこしいかな、と思うんですがそこが面白くてつい夢中で読んでしまいます。死んだと思ったあの人があんなことになってたり、王宮の人見の巫女の本性も見えてきて。あの人はまた何か企んでいそうだし。どういう結末に行きつくのか見当つきません。

影の王国―フェールス・クラウン



タイトル: フェールス・クラウン―影の王国〈9〉
著者: 榎木 洋子 出版社: 集英社コバルト文庫

まだやり残したことがある――瞳と月哉は、イヤルドの言づてを聞き、ダル・シート共に再び月への門をくぐる。
そして、瞳・月哉・イヤルド・ダル・シーは、代替わりが行われ、新たな王となった白藍の元から月留を救うべく、計画を立て始めるが……。


瞳と月哉が地上へ戻り、新月を迎え、また満月が訪れるまでの間に起こった月の変動ぶりが明らかに。そして、四人は月留奪還のために策を講じるわけですが、逆に白藍の罠にかかってしまいます。どちらも人見の巫女が暗躍していたりして、さらにダークさが増しています。一方で、白妃の行動も気になるところ。

影の王国―フリップ・サイド



タイトル: フリップ・サイド―影の王国〈8〉
著者: 榎木 洋子 出版社:集英社コバルト文庫

月哉と瞳は、母マリの助けを借りて地上へと戻ってきた――月留と別れて。
月留は、もうひとりの兄・白藍の手助けをするために月に残ったのだった。
何の変わりもない平和な地上で新月を待ちながら、瞳は月哉の祖母から渡された指輪を頼りに過去を夢見する。
それは、指輪の持ち主であった月哉の母・カヤティーザの、百雷との記憶だった――


月哉の魂を奪還し、地上へと戻ってきた二人ですが、月への心残りは消えません。
前巻の最後に衝撃的なことが書かれてあったのに、スポットは地上へ帰った月哉と瞳にあたるものだから、読んでる方が作中の二人よりも、月のことが気になってしょうがないという。も、もどかしい!
でも、これまでのシリアスさと相反する"つかの間の学園ラブコメ(?)"のギャップが楽しいです。