「出して置く」の『ゆるいルール』で調理台を片づけるとき | 土井けいこの講座 暮らしが変わる『時短家事』 暮らしがラクになる『減災収納』  楽しくできる家事&片づけ術を発信

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暮らしのアドバイザー、土井けいこが提案する『時短家事』『減災収納』。宝塚、大阪・緑地公園など各地で講座・イベントを開催しています。住まいの中の安全対策、楽しくできる家事&片づけ術、ラクラク押し入れ・クローゼットの管理など、初心者にも役立つ情報が満載。

片づけが苦手な人に「手早く!楽しく!美しく!」をテーマにお伝えする誌上セミナー。片づかない&捨てられない、の悩みにお答えします。


きのう、意志を持って「出して置くもの」と、
「それ以外」を分けるといいました。

手早くスッキリ片づけるコツは、
この分ける作業を『3秒ルール』で、
考え込まずに進める
ところにあります。


私が調理台を片づけるときの例でお話しします。

はじめにタイマーを10分セットします。

片づけ始めると、あちこちに気が散ってしまうので、
タイマーを使って時間を区切ることは不可欠。

また、どんどん片づけ場所が拡散しがちなので、
片づけ場所も範囲を限定します。

とりかかる範囲の目安としては、
片足を軸にして左右一歩ずつくらい
がよいと思います。
そのくらいだと、動くのもラクです。

ごちゃごちゃ
↑ごちゃごちゃした状態


次に
ごちゃごちゃしたものをいったん全部どけて、
調理台の上を何もない状態にします。

何もない状態にするのが、片づけのスタート地点。
いきなりやみくもに、
捨てるとか残すとか、どこに片づけようとかは考えません。

カウンターどかした状態


何もない状態に、
意志を持って「出して置くもの」をはっきりさせるのです。

そのために、どけたものを全部見えるように並べます
できれば、近くの別の場所に並べる方がいいですが、
場所がない場合は、元の調理台に並べます。

並べる
↑並べた状態

このときのポイントは、「全部見えるように」並べること。

並べながら、次の作業がしやすいように
戻し場所ごとに大まかにまとめます。

この作業をしていると、考えなくても、
明らかなゴミに気づきます。


ここで、タイマー確認。
残り時間が分かると、ボヤボヤしている時間がもったいなくなって、
作業をサクサク進めようという気持ちになります。

「ここに出して置く」理由があるものは右へ。
「それ以外」のものは左へ、
『3秒ルール』で、どんどん分けていきます。


分ける
↑3秒ルールで分けた状態


調理台に「出して置く」ものを、
現状で適切だと思われる場所に置いて、
ここで10分片づけ終了。

ごちゃごちゃした調理台は、スッキリ片づきました。

カウンター「出して置く」状態