片づけが苦手な人に「手早く!楽しく!美しく!」をテーマにお伝えする誌上セミナー。片づかない&捨てられない、の悩みにお答えします。
きのう、意志を持って「出して置くもの」と、
「それ以外」を分けるといいました。
手早くスッキリ片づけるコツは、
この分ける作業を『3秒ルール』で、
考え込まずに進めるところにあります。
私が調理台を片づけるときの例でお話しします。
はじめにタイマーを10分セットします。
片づけ始めると、あちこちに気が散ってしまうので、
タイマーを使って時間を区切ることは不可欠。
また、どんどん片づけ場所が拡散しがちなので、
片づけ場所も範囲を限定します。
とりかかる範囲の目安としては、
片足を軸にして左右一歩ずつくらいがよいと思います。
そのくらいだと、動くのもラクです。
↑ごちゃごちゃした状態
次に
ごちゃごちゃしたものをいったん全部どけて、
調理台の上を何もない状態にします。
何もない状態にするのが、片づけのスタート地点。
いきなりやみくもに、
捨てるとか残すとか、どこに片づけようとかは考えません。
何もない状態に、
意志を持って「出して置くもの」をはっきりさせるのです。
そのために、どけたものを全部見えるように並べます。
できれば、近くの別の場所に並べる方がいいですが、
場所がない場合は、元の調理台に並べます。
↑並べた状態
このときのポイントは、「全部見えるように」並べること。
並べながら、次の作業がしやすいように
戻し場所ごとに大まかにまとめます。
この作業をしていると、考えなくても、
明らかなゴミに気づきます。
ここで、タイマー確認。
残り時間が分かると、ボヤボヤしている時間がもったいなくなって、
作業をサクサク進めようという気持ちになります。
「ここに出して置く」理由があるものは右へ。
「それ以外」のものは左へ、
『3秒ルール』で、どんどん分けていきます。
↑3秒ルールで分けた状態
調理台に「出して置く」ものを、
現状で適切だと思われる場所に置いて、
ここで10分片づけ終了。
ごちゃごちゃした調理台は、スッキリ片づきました。