食欲の秋、芸術の秋、そして、ワタシにとっては、健康チェックの秋。
40歳以上の中年女性がかかりやすいと言われている「胆のうに石が出来る」という病気に、ぴったり40歳でかかり手術。体内から「オマエは立派な中年女性やで」ということを宣言いや、わめき散らされた経験から、毎年人間ドッグを受けるようにしている。
いやぁ、あの時の発作は、七転八倒やったよ・・・
今年は、なんとこれが、市の負担で婦人科検診を受けられるという。
へ？47歳にして、初めてでっか？
と思われるかもしれないが、ワタシがアメリカへ行ったのは39歳。市の負担で受けられる婦人科検診てのは、おおむね40歳以上とあって、そうワタシ、こういう自治体のお世話になって検査を受けるのは初めて。
という訳で、先日、近所の検診センターへ婦人科部門のチェックを受けに行ったのである。
受付を済ませて指定の場所へ行くと、
婦人科以外の一般の人間ドッグも同時に行われているため、待合室にはそこそこの人数の人が座っていた。
ふと全体を見回してみると、検査着を着た人と私服の人がいる。
なるほど、検査着に着替えるのもまた名前が呼ばれるのか、と思って待っていると、横に座っていた私服の人が呼ばれ、「マンモグラフィー」とドアに書かれている扉を開けて入っていった。
すると、ドアが閉まる前に技師さんの声が聞こえて来たのだ。
「はい、じゃぁ、上半身裸で、機械の前に立ってくださいね～」
と。
おやおや？
すると前に座っていた検査着を着ている人が呼ばれ、身長などをはかる場所へ案内されていった。
もしかして、婦人科検診には、検査着がないのか？
これまで、ワタシは、一時帰国の時は丸の内のレディースクリニックか、上沼恵美子の家、大阪城のほとりで内科検診を受けており、どちらも検査着を着用するパターンであった。
なので、何も考えず、ふわ～っと検査にやってきたワタシの格好
ワンピース・・・。
いや、着替えやすいと思ったのよ、ロッカーに掛けるのも一枚でエエし、とか思ってね。
そうなってくると、マンモを受ける時、上半身を裸にしようとすると、無理くり首の部分を腰まで下げて、ベロ～ンネック、二度と着れないワンピースを作り上げるか、もしくは
パンいち
アカン、どっちもイヤやん
まさか、そんな、検査着ないとか思わんやん？
それやったら、お知らせにひと言書いといてくれんと
あんた、アラフィフのパンいちを人さまに見せるて・・・
あっせや
今日どんなおパンティやったっけ・・・
とお風呂上りの自分を思い出すワタシ。
あっ、ネイビーのちょっとレーシーなヤツ
ホッとしてる場合かっ!!!!
こうして名前が呼ばれ、中に入ると、技師さんが
「あら～、こらアカンねぇ～」と一瞬にしてアラフィフのパンいちを拒否。
いや、拒否するならこっちから拒否さしてくれぇ
すると技師さんが
「じゃ、ちょっと待ってて、検査着のズボン取って来てあげる～」
と、こうしてアラフィフパンいちは回避。
それにしても今までは、ガウンを着た状態で、前を開けて機械の前に立つ、「恥じらいなでしこパターン」やったのに、ここは、ズボン履いて、上は丸出しで歩いて来いという。まさか自分が、イッテQのいとうあさこのミステリーツアー登場シーンみたいなことをするとは思ってもいなかった。
技師さんに、「小さくてすみません」といつものように一声かけて、限界よろしくまで機械に張り付き、例年通りの鎖骨と顎の骨VSマンモグラフィーという、お陰でチチなんかいっこも痛ないわっちゅう検査スタート。
しっかりとチチールを挟み、画像の邪魔をしないように、反対のチチールを自分の手で外側へ引っ張るように促される。そして技師さんが撮影オンに行くのかなぁ、と思ったその瞬間、ワタシの腹をペロンと一回右から左へさらったのだ。
なんや今の・・・
と思っていると右側の撮影終了。
今度は左側、と同じようにすると、また最後、今度は左から右へと腹をペロンとさらっていく。
なんや、腹が邪魔か？
おかしいなぁ、撮影において、反対のチチールが邪魔するのはわかる気がするが、腹ってだいぶ離れてる。しかも横にペロンとさらうって、さらった後は元に戻るんねんから、何の意味があるのか・・・。え？リラックス効果？
ちゃうか。
腹さらいの効果が一切分からぬまま、マンモグラフィーは終了。
場所を移動して、触診とオマタールご開帳の順番を待つのでありました。
婦人科検診と言えば
一時帰国で受けた検診で、アメリカびっくりクイズを出されたというお話。読んでって～
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