肌の色が原因で、つまり人種というくくりで、我々日本人は日本国内で暮らしていて、差別を実感する機会は欧米に比べると少ない。

 

シカゴに住んでいたころ、ムスメのガル子にボーイフレンドができてすぐ、その家のお母さんは、アジア人と付き合うことに難色をしめし、付き合うのをやめるようにムスコに言いあっという間に終わらされ、どこにもぶつけることのできない思いを抱えて悔しい思いをした。

 

オカンはというと、スーパーで出くわしたじぃさんに、「わしは戦争の時に日本にいたんだ」と話しかけられ、「アンタの旦那は日本人かい?なんでアメリカ人ちゃうねん、アメリカ人はええぞ、背も高い、体もデカい、そして(ピ~自粛)もな」と

スケベェが生きる力なんか...

 

と思うしかない事を言われ...。さらには「そのダウンジャケットの前のジッパーちょっとおろして、お腹周り見せてくれへん?」と願い出すという

なんだこのデンジャラスじぃさん

と缶のコーンクリームスープの棚の前で、「そういう見方」で切り込まれたことがあった。こういうの、なんでかずーっと忘れられないでいる...

 

 

こうやって経験を書くと、みんなそんなヤツらばかりなのか、と思われしまいそうだが、そうではない。近所のおばちゃんとか優しく、砂糖てんこ盛りのマフィン焼いて持って来てくれたりもして、そういう人の数のほうが圧倒的に多いのだが、人種差別に遭遇する率はゼロではないのだ。

 

今、この新型肺炎で、今度は偏見というものが追加され、各地でアジア人が攻撃の対象になっているというニュースを聞く。先日このブログでも書いた、アメリカでは銃弾が州によっては通常の5倍の売れ行きだという話をしたが、なんとその購入者のアジア人比率が上がっているというのだ。


アジア人が身を守ろうと予防のために動かざるを得ないと考える人が増えてきているのも事実なんだろう。

 

先日も、駐在している日本人宅で「この中国人め~!」と罵りながらドアを叩かれたということも起きてしまった。

 

こういう日本で経験したことのないことを受けると、当然免疫がないので、一瞬「なんやったんや」で通り過ぎはするのだが、しばらく心の一か所がヒリヒリし続けて、すると、だんだんそんな人だらけなのかと思う気持ちが増えて落ち込みもする。

 

我が家もリノにいた時は、ドアに石を何度もぶつけられたことがあった。コロナと全く関係ない時期に起きているのだから、差別なのかいたずらなのか・・・。雪の積もった日にも起きて、逃げた足跡がくっきりと雪の上に出ていたので写真を撮ることもしたのだが・・・

 

でももう、深く考えないというか、相手にしないでおこうと決めたのだ。だって、良識的な人の方が圧倒的に多いのだから。

 

今のこの状況。海外にいて、不安な気持ちがないなんてことはない。でも結局結論は、これ。

 

いつも通りでいくしかない!

 

さぁぁ、今日もよく食べて、笑って、寝て、健康体のレベルをさらに引き上げる、そこに気持ちをシフトして、世界に散らばる駐妻ちゃんたちも、田園風景眺めながら過ごすワタシも、読んでくれているボイラーちゃんたちも、気ぃ付けて格好つけて、今日を頑張りましょう!

 

 

 

【おまけ】
中国・韓国・日本はアメリカではアジア一括りにされることは往々にしてあるのだが、ある時、もっと離れた国まで一緒こたになってましてん・・・なお話は➡コチラ

そういや、ガル男もね、学校でやられたことあった、アジア人特有の目をいじる感じで・・・➡コチラ

今読んでも感謝!! シカゴのご近所さんが助けてくれたお話。こういう人もいっぱいいるんだ!というお話は➡コチラ

                    

 

 

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