昨日のつづき。ボイラー室から大量の水があふれ、家冠水・・・。
慌ててオーナーに電話をした。
「やぁ、おはよう!元気かい?」
とご陽気なオーナー。当たり前だが、この辺の「ご機嫌いかがトーク」はすっ飛ばすワタクシ。
「オーナー、家ん中大洪水です」と伝えると、水の出どころを調べろ、という。「ボイラーですわ、水を湯にするタンク」と答える。
「まずは、流れてる水を止めるから、タンクまで行って、つまみを閉めてくれ」と。
タンクの上にそのつまみとやらが2つある・・・。
「棒のヤツ?それとも丸いヤツ?」と聞くと
「1個しかない」
と答えるオーナー。
いやいや、2個あんねん。しかし、オーナーは、もうとにかく全部閉めろ、と電話口で声を荒げ始める。
怖い、ものすご怖い。なんせタンクの横はファーネスで、ガス使うやつですやん。ボイラーかて、どんどん入ってくる水をお湯にしようと、シュンシュン音たててますねん。ほんで、極め付けが、タンクの上にこんなん貼ってありますねん。
真ん中の人、めっさ燃えてる~
こんなもんが目に入ってきたら、山盛りの恐怖。
オーナーに、私ムリ。近所の人に閉めてもらうから、と家を飛び出したのである。
2軒隣りに黒塗りのハイヤーが横付けされ、よく見る運転手さんが立っていた。
おっちゃ~ん、家大洪水‼ ボイラーの水、止めて~!!
と泣きついた。
おっちゃん、慌てて我が家へ猛ダッシュ。ボイラー室見て、絶句。すると、おっちゃん、ボイラーの上ではなく、下のつまみをがしがし閉め始め、水が止まったのだ。
ボイラーの上のつまみとちゃうやんか。
よかった。オーナーの言う通りの場所を触ってたら、なんか変なコト起きてたかも、と思いつつ、このおっちゃんに礼を言う。
するとおっちゃん、説明し始めたのだ。
「このボイラー、だいぶ古いで。ボイラーの下が破裂してんのが原因。オーナー、だいぶ長いこと交換してへんかったんやな・・・、Crazyなヤツやで」と。
普通にシャワーしようとして、蛇口ひねって、ボイラー破裂って
リアルドリフのコントじゃねぇか
おっちゃんにこれ以上ない礼を言うと、「おうおう、構へんで~」と言いながら、車に戻っていった。
それから10分後、ようやくオーナー到着。
隣人に助けてもらったことを伝えると、
「その人、間違ったとこ閉めてるやんか。ここは水の元栓。閉めてほしかったんは、タンクの上」と言い始めるオーナー。
やかましわっ。
ポチっと、おおきに。