新型コロナの対策として国が色々な方針を打ち出しているが、今日は本当にやるせない気持ちを吐露したいと思う。
しょうがない、重々承知、今はそういう時だから・・・とはいえ、なぜこんなについてないことになるのか・・・
我が家、ムスメのガル子もムスコのガル男もドンピシャで卒業年次である。特に高校の卒業式はちょっと特別なのである。
生徒の2/3が帰国子女という学校の特徴を表すように、卒業生たちは、自分たちが長く育った国の民族衣装を着て参加する人が多い。
育った国特産の布地をわざわざ買いにその国へ行き、日本へ持ち帰って来て着物にしたりと半年以上も前から用意をしてきているのだ。
ムスメのガル子の友人は、布地から選んでこだわりの衣装を8万円かけて仕立てた。アクセサリー諸々を含めると軽く10万はかかっている。
卒業式で、18年前に生まれてきた時、想いを込めて付けたその名前が呼ばれ、堂々とそして凛とした姿で壇上へ上がり証書をいただく。そのわが子の姿に、親は大変だった子育てを思い返し、もうこんなに大きくなったのか、あっという間だったな、ならばもう少し優しく子育てすればよかったな、なんて反省もしたりと色々な想いを重ねながら見るものであり、そのシーンを格好良く、キレイに見せたいという子供の想いに親はこたえたくて色々と用意してくるのだ。
なのに証書は代表者が頂くことになり、卒業生のほとんどが式の会場で座っているだけ。本来なら式の後、後輩たちが駆け寄り「写真とってくださ~い」タイムがあるのだが、それもなし。なんせ、学校休校になってもうてるから。
その後会場をホテルに移してのパーティももちろん中止、2次会でバンド演奏でキーボードをするはずだったガル子の毎日の練習も水の泡。結果半年以上も前から用意した衣装はほんの1時間ほどで脱ぐことになり...
パーティに、その後の2次会にとさらなる衣装を用意していた子たちは、そのドレス、完全に無駄になってしまったのである。
当たり前だが、この手の出費に関して「払い戻し」なんかないのだ。
10万円の衣装を用意した友人のお父さんは
「ええか、もうこの先2年成長すんな。体型維持しろよ。ほんで、その衣装、成人式で着るんやで」
と冗談まじりに
2年間のプレッシャー通告
もう無茶なことも言うてまう状況である。
場所によっては、親の参列不可、式自体中止と、もっともっとやるせない気持ちを我慢している人たちがたくさんいる。
それを、「卒業式などの中止にショックはありません」と年配の女性コメンテーターが言っていたとかで
オマエが言うなって・・・
なのだ。意気消沈している子どもたちを見ていられないこの親の気持ち、少しはくんでモノを言うてくれ、と思った次第。
致し方ないというのは重々承知。みんながそれぞれ痛み分けをすることで収束に向かう。その未来を信じて従うしかないのだが
遅い
もうこの一言に尽きる。
春節の時に行うべき対応を怠って、今ごろって・・・
せめて、家の中では、盛大に子どもたちの卒業を祝ってやらないと、と思うのでありました。
【おまけ】
転勤族の我が家。ムスメのガル子は「式」なるものから縁遠く、「式」初体験はアメリカの一風変わったスタイルだったというお話は➡コチラ
アメリカで卒業パーティに招待された時のお土産の正解は?いった先のおうちがえらいお金持ちでしてん・・な話は➡コチラ
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