今日は娘(5年生)の小学校卒業式。
え?5年生なのに?
そうなのである。我々が住む地域、6年生から9年生までは中学の括りになるのだ。
通常、アメリカの公立の小学校には卒業式はなく、マント着て博士キャップを放り投げる有名なシーンは高校からの卒業式なのである。
しかし、なんと卒業式があるというお知らせをいただき、学校へ向かったのだ。するとポリスがこれまで一生懸命力を入れて5年生に教えてきた「不良あかん、ドラッグあかん」講座の修了とその「あかん」プロジェクトのエッセイコンテストの優勝者の発表、並びに卒業おめでとうという
ついで感の強い卒業式
しかも驚くべきは「ポリス主催」というもところなのだ。
卒業生は黄緑の「あかん」プロジェクトTシャツを着て着席。校長の挨拶からポリスへ引き継がれ、ところどころに笑いを散りばめたポリスのご挨拶となる。
ポリスに緊張してる風はなく、アメリカの人前での発表に「アガる」というメンタルの弱さを見せない「強さ」をひしひしと感じる。
そうこうしていると、プロジェクト期間の5年生の写真がスクリーンに。
BGMはその時のトップ40がランダムにかかっていく。この選曲もアメリカだよなぁ、と思っていたら、どアップで娘が映し出された。転校してきて4か月の中で、この学校にしっかり溶け込んでいけてたんだなと、ちょっと感動したのである。
1人1人、名前が呼ばれるのだが、日本人の名字は発音しにくいらしく、娘を呼ぶ前に担任の先生、ふ~と息を吐いて集中。見事上手に呼べたもんやから、一人口元が緩み、ホッとした表情。
娘はポリス→校長→市長→アナザーポリスと
握手のポリスサンド
を経験して席にもどる。
「楽しかった」「修学旅行~」みたいな卒業式をうちの子たちは経験しない。
いつも中途半端な時期に転勤で、幼稚園から今まで、入学、卒業と「式」を経験したことがなかった彼女にとっては初めての「式」。
いささか、独自感の強い、Tシャツで参加のラフな卒業式ではあったが、いい経験だったに違いない。
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