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今日のテレビゲーム情報 2011/05/17


●= 「子供が携帯ゲームを無料と勘違いすることが不安」が半数近くに ― ネットエイジア調べ =●
小中学生の携帯電話所有についてのアンケートで、携帯電話を持たせている親の47.5%が「子供が有料の携帯ゲームを無料と勘違いすることが不安」と答えているようです。
その他不安な要素として、「出会い系などの有害サイトへの関与」「詐欺による被害」「掲示板などによる誹謗中傷やイジメ」などもあります。

この情報を見ている限りでは、電話・メールはともかく、インターネットを経由してのサービスはデメリットを感じている人のほうが多い気がします。
私は携帯電話にはそこまで詳しくありませんが、小中学生が携帯電話を普通に持つようになった今、あえて「インターネット接続に対応していない携帯電話」というのもあると良いような気がしますが…どうでしょうかね?




●= 『グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-』の体験版が公式サイトでも配信 =●
PSP『グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-』公式サイト

以前も公式サイトからのダウンロードはできましたが、「PlayStation Network(以下、PSNと略します)」を通していたため現在は一次休止していました。今回、それとは別に、PSNを通さずにダウンロードできるようになったようです。
明後日発売ですが、まだ迷っている人はお試しあれ。

5月19日に発売で、価格はパッケージ版が6,279円。ダウンロード版が4,980円です。(ともに税込)




●= ドラクエ風の実写ドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」テレビ東京で2011年7月放送決定 =●
ドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」公式サイト

なにやら、どこかで見たことがある主人公ですね。
何となくシュールな雰囲気になりそうな、そんな予感です。まあ、ファンタジー系のゲームをドラマ化したら、そうなりますよね(苦笑)




●= フリーソフトウェア財団、反3DSキャンペーンを呼びかける =●
ここで「本体やデータは購入したユーザーの物であり、勝手に使用を禁止する等を認める利用規約は許されない」とあります。
よく「買ったものはどうしようが買った人の自由」とか言われたりしますが、危害が発生しないなら結構です。しかし「承認されない使用方法をしている」時点で、すでに違法。金銭的に危害を与える可能性しかないでしょう。早い話が、そもそも使用禁止されるようなことをするなって話です。
まあ、自由の国アメリカだからこそのお話ですかね。

DS『キングダムハーツ Re:コーデット』 インプレッション



キングダムハーツ Re:コーデット
対応ハード : ニンテンドーDS
発売日 : 2010/10/07
希望小売価格 : 5,490円(税込)
ジャンル : ロールプレイングゲーム
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)

◆-参考データ-------------------------◆
購入価格 : 1,200円(新品)
プレイ内容 : シナリオクリア
シナリオクリアまでのプレイ時間(目安) : ●●○○○
 ●○○○○ … 5時間未満
 ●●○○○ … 5~15時間
 ●●●○○ … 15~30時間
 ●●●●○ … 30~50時間
 ●●●●● … 50時間以上
◆-----------------------------------◆

※ニンテンドー3DS本体でプレイしています。操作スタイルで違いがあるので、感想のなかでお話していきます。
※ちなみに、私は過去のシリーズ作品をほぼ全てプレイしています。(シナリオクリアしていないものもあるけど)


●= バグに侵された「ジミニーメモ」を取り戻せ! =●
今作は、様々なゲーム機で発売されている『キングダムハーツ』シリーズの最新作です。
携帯アプリで配信中の『キングダムハーツ コーデット』のリメイク作品で、『キングダムハーツII』の直後の物語となっています。

◆-- あらすじ --◆
二度の戦いを経て、城に戻ってきたミッキー達。相棒であるジミニーが、これまでの冒険をつづった「ジミニーメモ」を整理しようとすると…メモの内容がごっそり消滅。残っていた一文も、覚えのないものでした。

ミッキー達はその謎を解明すべく、ジミニーメモをデータ化することに。すると、バグに侵されていることが判明!
バグを取り除くため、ミッキー達はキーブレードに選ばれし少年「ソラ」のデータを、バグの世界に送り込みます。無事、データは取り戻せるのでしょうか?


●= 概要 =●
3Dのアクションゲームであることは、これまでのシリーズ作品と変わりありません。
また、1つずつ世界を巡っていくという流れも変わりありません。基本は、会話したり特定の場所に行ったり敵を倒したりしてストーリーを進めていき、その世界にいるボスを倒すと次の世界に行けるようになります。

以下、システム的な特徴に軽く触れていきます。


◆-- オーバークロック --◆
上画面の、ソラの顔の左にあるゲージに注目してください。
攻撃を当てたり敵を倒すことで増えていき、ゲージが満タンになるとレベルが上がっていきます。放置していると減っていきます。
そして、ゲージのレベルに応じて、下画面に表示されている能力が追加されます。ゲージがレベル2になっていれば、レベル2の能力を得ているわけです。

また、ゲージのレベルが「MAX」の状態で満タンになると、攻撃ボタンで強力なフィニッシュ攻撃が繰り出せます。
キーブレードの種類によってそれぞれ異なる操作を要求されます。

◆-- 成長システム --◆
大きく分けると、2つあります。


1つは、ソラ自身の能力を上げていく「ステータスマトリックス」です。
すごろくのようにビッシリと並べられている、マス目のようなボードがあります。そこに、様々な能力のチップをはめ込んでいくことで、ソラの能力が上がります。チップは、他のチップの隣にしか配置できません。
また、巨大チップの隣にまでチップを配置する事で、新たな能力を覚えたり、配置されているチップの能力がさらに上がったりします。なかには、獲得できるお金を増やす代わりに最大HPが少なくなるなど、システムのバランスを変更できるものもあります。


もう1つは、技を成長させていく「コマンドマトリックス」です。
装備したコマンド(必殺技やアイテム)は戦闘中で使用できるわけですが…今作では、1つのスロットに2つのコマンドを装備することで、より強力になったコマンドを使用することができます。
また、コマンドを使用していくとコマンド毎の経験値がどんどん増えて…2つのコマンドの経験値がたまると、合成することができます。2つのコマンドはなくなってしまいますが、さらに強力になったコマンドが生まれます。これを繰り返して、コマンドの能力をどんどん上げていきましょう。


◆-- システムエリアについて --◆
ストーリーを進めていくと、普段とは違う形になって先に進めないフィールドが出てきたりします。
解消するにはまず、フィールド内に隠れている「バックドア」という場所を探します。発見すると、そこから「システムエリア」というバグだらけのエリアに侵入します。

システムエリア内には、バグに侵された敵キャラがいます。全部倒すことでシステムエリアが解放され、次のエリアに挑戦できます。
全てのシステムエリアを解放すれば、フィールドが元通りの姿に戻って、先に進めるようになります。

また、それぞれのシステムエリアには「ミッション」が設定されています。
「DP」(画像の左上)を賭けてミッションに挑戦し、条件を満たした状態でシステムエリアを解放すれば、DPが数倍になって返ってきます。
DPは、全システムエリアを開放した時に、様々なアイテムと交換できます。


◆-- 特殊なバトルについて --◆
それぞれの世界にある「鍵穴」から、その世界の最終ステージ&ボス戦へと突入します。
鍵穴のステージでは、普段とは違うスタイルで戦います。

例えば、上の画像。操作は同じですが、2Dスクロールアクションになっています。
落とし穴に落下したり、強制スクロールする画面の外に出てしまうと大ダメージを受けてしまいます。
また、コマンドは使用できない代わりに、ステージ上にあるダイヤ型のアイテムを獲得することで、一定回数だけ必殺技を使用できます。

スタイルは世界によって変わり、他にも『スペースハリアー』風のシューティングになったり、いわゆる『ファイナルファンタジー』風コマンド戦闘のRPGスタイルになったりと、様々なスタイルでの戦いが待ち受けています。


■== partygameの評価 ==■ … 62点(100点満点)
『358/2 days』よりは良くなったかな

=良かった点
=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点

|-- 成長システムが分かりやすい --|
「ステータスマトリックス」は、最初見たときちょっと不安でしたが、理解すればとても単純。「コマンドマトリックス」も単純明快。
敷居はわりと低くできており、この点はこれまでのシリーズ作品と比較しても好印象でした。

|-- ストーリーについて --|
ストーリーや登場する世界は、初代『キングダムハーツ』とほぼ同じです。まあ…DSということで、登場する世界の数やエリアそのものが縮小されていたりしますが、フィールドの形もほとんどそのまま。BGMもそのままなので、初代のプレイ経験がある人なら懐かしく感じられるでしょう。
まあ、悪く言えば使いまわしということですが…そもそもこの作品自体がリメイクですし。初心に返れるということで、いいんじゃないでしょうか?

あと、今回はこれまでのシリーズ作品の「おさらい」という位置づけとなっていて、それなら初代から『キングダムハーツII』まで遊べたりするのかな~と期待していましたが…残念ながら、IIの世界は出てきませんでした。なので、まだ終わりじゃないと思っていたら終わっちゃった…という感じでした。
というか、最後にバグの真相が語られるわけですが、個人的には屁理屈に聞こえたというか。実は簡単な言葉で伝えられることを、遠まわし遠まわしに言われている気がしました。というか、ハッキリとは理解できてなかったりして(笑)

|-- バトルシステムの操作について --|
基本は、PSPの『キングダムハーツ バース バイ スリープ』と同じです。
PSPで感じていた良し悪しは今作でも同じで、やはり多少慣れは必要だと思います。ただ、わりと上手いことDSのボタン操作に落とし込んでいるように思いました。もちろん、PSPよりは快適さが劣りますけどね。
「オーバークロック」のフィニッシュ攻撃も相変わらず使いづらいです。自分の好きなタイミングでは使えない仕様です。

あと、今回私はニンテンドー3DSでプレイしており、スライドパッドによる操作のおかげで移動は苦に感じていませんが、十字ボタンだとやはり少々苦しいです。
そして当然のことですが、スライドパッドで操作しても、ソラが移動するのは8方向です。

|-- 難易度のバランスについて --|
これまでのシリーズ作品と違って、今回は「ステータスマトリックス」でいつでも難易度を変えられるので、全然マシです。ただ、それでもなんか…相変わらずヘンに難しいんですよね。
敵が強い弱いはともかくとしまして、そもそも気になるのは、アクションの腕前がけっこう必要なことです。DSなのに、バグブロック1個の上を正確に乗り継いでいくアクションが、最初の頃から度々要求されたりします。
しかも、それが面白いのならいいんですが、正直言ってあまり面白いとは感じません。ただ難しいという感じです。「難しいけど面白いゲーム」になっていれば良かったんですが…。

|-- ×特殊なバトルについて --|
個人的には、序盤でかなり不安を感じました。
序盤で出てきた2Dスクロールアクションタイプが、やたら難しかったんですよね…。そこそこステージは長かったですし、ゲームオーバーになるとステージの最初からですからね。しかも、1つ上で話したのと同じで、攻略を楽しいとは感じなかったですし。正直、かなりテンション下がりました。
その後にプレイした、シューティングタイプとかコマンド戦闘とかは、そっちはそっちで気になることはありましたが、まだ楽しめたほうでした。なので、個人的にはそれでチャラにしてもいいんですが…やはり序盤の2Dスクロールアクションは「ないわ~」と思います。

あと、疑問がもう2つ。
そもそも、この特殊バトルでは様々なジャンルのゲームが詰め込まれていますが、シューティングなんて好き嫌いがあるわけですし、難易度もそこそこ高いので、嫌いなジャンルがあって楽しめない人が多いんじゃないかと思いました。無駄に敷居を高くしている印象です。
そして、ほとんどの特殊バトルでは、ソラ自身の能力やコマンドが制限されます。成長させて強くして、いざボス戦!と思っても、このシステムでは…せっかく育てた努力もあまり意味がありません。ボス戦くらい、普通に戦わせてくれ!と思ってしまいました。(後半のほうは普通に戦わせてくれますが)

アクセントを加えたかったんだろうな~という開発者の意図は伝わりますが、結果的にデメリットのほうを強く感じてしまいました。

◆-- 総評 --◆
根本的なシステムは、良くも悪くもこれまで通りです。しかし、クエストの繰り返しだけという印象だった『キングダムハーツ 358/2 days』と比べると、本来のシリーズ作品のように各世界を自由に歩き回れるので、まだシリーズ作品らしさが楽しめたように思います。久々にソラを主人公として操作できましたし、初代『キングダムハーツ』のような懐かしさも楽しめましたので、いわゆる「思い出補正」のおかげで楽しめたところもあります。
あとは、特殊バトルの仕様に耐えられるか…ですね。特に2Dアクション。いくら「ついで」とはいえ、少しはマリオやロックマンを見習ってほしいです。

一応、今回の物語でIIのエンディングにつながったので、そろそろ次あたり、ナンバリングの続編が出てくれそうです。
もしかしたら3DS版がそれになるのかな…?


※ストーリー内容などネタバレになるコメントはご遠慮下さい。

今日のテレビゲーム情報 2011/05/16


●= PlayStation Networkが米国、欧州地域で一部サービス再開 =●
●= Sony Online Entertainmentがサービス再開 =●
●= 世界主要各国でPSNのサービスが再開、パスワード変更手続で混乱も =●

先日、ひとまずアップデートが実施されました。
日本ではまだ再開していませんが、近日中に再開するとのことです。ただ、海外では多くのユーザーが一斉にパスワード変更をおこなったため、サーバーにかなり負担がかかったとのことです。まあ、大事には至っていないので、よしとしましょう。

さて。本番はここからですね…。




●= 『イナズマイレブン ストライカーズ』の発売日が決定 =●
Wii『イナズマイレブン ストライカーズ』公式サイト

4月28日に発売予定でしたが、夏に延期。今回、改めて発売日が決定しました。
夏商戦の前に持ってこれたということで、いいタイミングではないでしょうか?なんか、前回も「ゴールデンウィークの前に…」的なことを言っていたら延期しちゃったので、再延期のないように…。

7月16日に発売予定で、価格は5,980円(税込)です。




●= Xperia PLAYの初代プレイステーションゲームは苦戦? =●
そもそも、ゲームソフトを遊ぶためにスマートフォンを買うという考えの人が少ないと思うわけです。ついでで遊べれば…くらいの人が多いですからね。
ラインナップを充実させれば、おのずと成果がついてくるであろう…という点では本来のゲーム機と同じ課題ですけど、「ゲームを遊ぶことがメイン」であるゲーム機とは違うので、より高いハードルに挑戦することになりそうな気がします。




●= 「アイレム横丁」が閉店に、半額売り尽くしセールを実施 =●
「アイレム横丁」トップページ

震災以降、アイレムがどんどん規模縮小していくのが目に見えて、なんとも寂しい気分です。




●= Wiiウェア『ダウンタウン熱血どっじぼーる』配信日決定 ― イベント出展で新作テストプレイ会も =●
5月に配信予定とされていましたシリーズ最新作。予定より少し遅めになったようですが、配信日が決定しました。
Wiiウェアで久々の新作ということで、逆に目立ってくれそうな気がします。

6月28日より配信開始予定で、価格は800ポイント(=800円)です。

3DS『STEEL DIVER(スティールダイバー)』 インプレッション



STEEL DIVER(スティールダイバー)
対応ハード : ニンテンドー3DS
発売日 : 2011/05/12
希望小売価格 : 4,800円(税込)
ジャンル : アクション
プレイ人数 : 1~2人
通信機能 : ダウンロード通信対応
 ※ダウンロード通信 … 人数分の3DS本体+ゲームソフト1つで利用できるマルチプレイ通信です。
CERO : A(全年齢対象)

◆-参考データ-------------------------◆
購入価格 : 3,918円(新品)
プレイ時間 : 約7時間半
プレイ内容 : 一通り全ステージをクリア&海戦モードで2人対戦
◆-----------------------------------◆


●= 潜水艦を操作して、立体世界の大海原を走破せよ! =●
今作は、任天堂より発売の、完全新作の潜水艦アクションゲームです。
下画面の操作パネルを巧みにタッチ・スライドして、潜水艦を操っていきましょう。

すでに(海戦モードを除く)全てのステージをクリアし、「海戦モード」では友人と対戦もしてみました。
なので、評価は1回きりとさせていただきます。



●= 潜水艦モード 概要 =●
2Dスクロールアクションゲームです。
潜水艦を操作して、ゴール地点にたどり着く。もしくは一番奥で待ち受けているボス敵を倒せばステージクリアです。
敵の攻撃を受けるなどして、画面左上の耐久力ゲージが0になるとゲームオーバーです。耐久力は、海面に上がっている間、少しずつ回復します。

◆-- 操作について --◆
潜水艦は3種類あり、下画面の操作パネルもそれぞれ違います。
操作できる内容は、「前進・後退」「上昇・下降」「角度調整」「攻撃」「マスカー」の5種類です。
マスカーとは、周辺に気泡を発生させることで追尾してくる魚雷を混乱させるというものです。追尾魚雷はこれで対処しましょう。使用するたびに「エアー(空気)」がなくなりますが、海面に上がっている間に少しずつ回復します。

また、ダメージを受けると一定確率で「水漏れ」が発生します。
下画面のどこかから海水が噴き出しており、そのままでは操作パネルが使えません。水漏れしている部分を連続でタッチして、修理しましょう。

◆-- モードについて --◆
単純にステージクリアを目指す「ミッション」(全7ステージ)と、制限時間内にステージクリアを目指す「チャレンジ」(全8ステージ)があります。

◆-- デカールについて --◆
デカールとは、潜水艦に貼れる飾りのことです。
「ミッション」でステージクリア後、「潜望鏡モード」の操作方法でボーナスステージに挑戦できます。ここで艦隊を撃沈すると、様々な種類のデカールを獲得できます。
獲得したデカールは、潜水艦の選択画面で貼ることができます。それぞれのデカールは能力アップが付いており、一定枚数集めることで効果を発揮します。



●= 潜望鏡モードモード 概要 =●
望遠鏡をのぞきこんだような視点で楽しむ、全方位アクションシューティングです。全ての敵艦隊を撃沈しましょう。
このモードではいくらダメージを受けてもゲームオーバーにはなりませんが、水漏れが発生するのは同じことなので、ダメージ=タイムロスにつながります。

◆-- 操作について --◆
こちらも下画面の操作パネルで操作していきます。
操作できる内容は「視界の回転」「視界のズームイン・ズームアウト」「ソナー」「ダイブ」「魚雷発射」の5種類です。
ソナーをタッチすると、周辺を探知してどの位置に敵がいるかを見つけます。ステージによっては敵が非常に見えにくいので、これを利用していきましょう。
ダイブはその名の通り、下に潜ります。ダイブ中は何もできませんが、敵の攻撃をやり過ごすことができます。

また、このモードではジャイロセンサー対応で、本体を動かすことでも視界を回転できます。
基本的に、このモードの間ジャイロセンサーは常にONになっているので、センサーを使わずに操作する時も、手の細かい震えがしっかり反映されますよ(笑)



●= 海戦モード 概要 =●
戦略シミュレーションバトルです。CPUとの対戦と、ダウンロード通信による2人対戦が可能です。
全9種類のマップで楽しめます。最初は3種類しか遊べませんが、CPU戦で勝利すると増えていきます。

◆-- ルール --◆
お互いに「潜水艦」「護衛艦」「輸送艦」の3種類のコマがあります。
「護衛艦」と「輸送艦」は、1つのコマにつき3~5隻(せき=船の単位)存在します。

プレイヤーは、交互に1つずつコマを移動させます。まずは、見えない相手のコマを探しましょう。
移動範囲内に相手のコマがあると、「?」マークが表示されます。ただし、2マス先にいる場合は、2マス先の全てのマスに「?」が表示されます。位置関係や運を頼りに、相手のコマを見つけましょう。
探し方のコツは…ひとまず全ての味方のコマをタッチしてみて、どこに「?」が出るかを確認しましょう。そして、「?」が複数重なっているマスを見つけることができれば、候補を絞ることが出来て早く発見することができますよ。

こちら側から相手のコマに接触すると、攻撃をおこないます。
最終的に、相手の「潜水艦」。もしくは、相手の全ての「輸送艦」を撃沈すると勝ちになります。

◆-- コマの特徴について --◆
|-- 潜水艦 --|
一度に2マス先まで移動できます。相手の陣地にも移動できます。
相手のコマを発見すると「潜望鏡モード」と同じ要領で攻撃をおこないます。ただし、弾数制限があります。
また、潜水艦は「ソナー」を使用できます。使用すると、2マス周辺にいる全ての敵コマの位置が分かりますが、どれがどの種類のコマかは分かりません。また、相手に自分の潜水艦の位置がばれてしまいます。
耐久度は高く、相手から受けるダメージは以下の通りです。
 潜水艦の攻撃 … 10%
 護衛艦の爆雷 … 30%
 護衛艦の射撃 … 10%(護衛官は、攻撃を受ける側の時に自動で射撃をおこないます)

|-- 護衛艦 --|
一度に2マス先まで移動できます。相手の陣地には移動できません。
相手の潜水艦を発見すると、爆雷で攻撃を行います。お互いに「50m」「100m」「150m」の3種類の深度のうち1つを選択し、同じものを選択すると爆雷が命中します。
耐久度は、潜水艦に2回攻撃されると撃沈する程度です。ただし、撃沈されずにターン終了した場合、その護衛艦の耐久力は回復します。

|-- 輸送艦 --|
一度に1マスしか移動できません。相手の陣地には移動できません。攻撃もできません。
耐久度は、潜水艦に2回攻撃されると撃沈する程度です。ただし、撃沈されずにターン終了した場合、その護衛艦の耐久力は回復します。

◆-- コマの発見について --◆
相手のコマと接触する、もしくは「ソナー」を使うなどでコマの位置がばれてしまいます。
その場合は、移動をすることでまた隠れることができます。同じマスにいる間は、相手に見えているままです。


■== partygameの評価 ==■ … 72点(100点満点)
面白いんですけど、気になることもたくさん

=良かった点
=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点

|-- 3D立体視による臨場感 --|
事前に体験した人たちは、よく「水槽を覗いている感覚」と言っていました。
私はこの作品を体験したことがないまま購入したわけですが…確かにそうとしか表現しようがないです(笑)

潜水艦モードでの奥行きのあるステージは、まさに圧倒的なスケールを誇る水槽といった幹事。その中で潜水艦のミニチュア?を操作しているみたいです。
ミニチュアと聞くとしょぼいように聞こえますが、グラフィックなどの表現力は高いですし、クセのある操作のおかげで重厚な感じもプラスされています。

潜望鏡モードでの立体感もGOODです。
ここでもいわゆる「立体視によってゲームが遊びやすくなる」というのを感じることができました。距離感とか、敵艦隊がどの方向に向かって進んでいるか?などが、すごく分かりやすいです。
このゲームにまだ慣れていない間に2D表示で試してみて、その後改めて3D表示でプレイすると、違いを実感しやすいかと思います。

|-- ひとクセある操作パネル --|
戦艦は全部で3種類。それぞれ操作パネルが違いますが、思い通りに操作するにはけっこう慣れが必要です。
操作できる内容自体は分かりやすいですが、良くも悪くも潜水艦らしく、動作が非常に重いです。加速減速や上昇下降なんてすぐに反映されるわけではないですし、ミサイルなども連続では発射できません。
ただ、別に理不尽というわけではありません。それに、クセのある操作だからこそ、思い通りに操作できるようになった時の嬉しさもひとしおです。このあたり『超操縦メカMG』に通ずるものがありますが、今作のほうがより重厚な操作感覚です。

また、潜望鏡モードでのジャイロセンサーによる操作もいいですね。
精度は完璧で、相性が悪いとか言われていた3D立体視も全く問題ありません。本体=潜望鏡で、覗き込んだまま操作するという感じなので目線がブレることがなく、結果として3D立体視でも問題ないということだと思います。
常にジャイロセンサーは反応しているので、大まかな視点操作はタッチスクリーンでおこない、最終的には本体を微妙に動かして照準を調節するといいですよ。もちろん、ジャイロセンサーのみで操作したほうがより楽しめますけど。

|-- 皆知っているとは思いますが、地味 --|
まあ、とにかく地味ではあります。少しでも眠気のある時にプレイしていると、ほぼ確実に眠くなると思います。…私がそうだったので(笑)
そこも含めてこの作品の味だとは思いますが、少なくとも昨今のシューティングゲームのようなド派手な演出は期待しないようにしましょう。

|-- 「海戦モード」は思ったより単純 --|
戦略シミュレーションバトルということでしたが、考えることは至って単純。
「潜水艦で攻め込んで輸送船を撃沈する」か「相手の潜水艦を護衛艦などで撃沈する」かの二択で、どちらを重視するかを考えるくらいのものです。このタイプのゲームが苦手な人でも楽しんでいただけると思いますが、一方で、それなりに慣れている人には物足りないかと思います。
また、わりと運要素もあったりする(敵を探す、護衛艦での攻撃)ので、その点でも意見が分かれることでしょう。頭脳だけで勝負したいという人は、ちょっと気に入らないスタイルかもしれません。

ただ、何だかんだでバランスは取れているっぽいです。
友人と対戦してみたところ、1回目は(友人がまだルールを把握しきれてなかったため)大差で勝利しましたが、2回目はギリギリのところで友人に大逆転されてしまいました。

|-- ×ボリューム不足 --|
パイロットウイングス リゾート』の時もちょっと物足りなさを感じたりしたものですが、今作はもっと物足りなく感じます。

モードは3種類ですが、メインである「潜水艦モード」もそこまでステージ数は多くないですし、「海戦モード」もルールが変わるわけではないので、ボリュームがあるようには感じません。
「潜望鏡モード」に至っては全3ステージと、完全におまけレベルのボリュームです。


あと、個人的にもう1つ気になったのは…潜水艦モードのステージ6&7は、ある条件を満たさないとプレイできません。ネタバレになるので詳しくは教えませんが、個人的な印象では、それは本来「やりたい人だけがやればいいレベル」の条件でした。
ボリュームを冗長にさせる典型的なスタイルで、正直あまりいい印象をもちませんでした。

|-- ×「海戦モード」のテンポが悪い --|
ここは、何か任天堂らしからぬ配慮の悪さでした。気になったのは大きく分けて2つです。

1つは、攻撃を受ける側の場合、何もせずに待っていなくてはいけません。
対人戦はともかく、CPU戦でもそうなので…せめてCPU戦は、護衛艦での戦闘くらいはスキップできて欲しかったです。そうでなければ、防御側でも何か行動できて欲しかったです。(艦隊の移動方向を変えるとか、任意のタイミングで射撃できるとか)
最初の数回はいいですが、さすがに何度も繰り返し見ていると…面倒くさくなります。

もう1つは、攻撃終了時の微妙な間です。
潜水艦で攻撃する場合は、弾を全部撃ち尽くしたら終了ですが、撃ち尽した後すぐにマップに戻ってくれたらいいのに、なんか数秒間のヘンな間があるんですよね。また、攻撃されて全滅した時も、すぐにマップに戻ればいいのに、沈没していく様子を5秒ほど見せられてしまいます。
で、極めつけ。潜水艦で艦隊を全滅させた時、それで終わりでいいはずなんですが…弾が残っている場合は、制限時間が0になるまで終了になりません。弾を全部撃ってしまえばいいんですが、理屈としてそれはちょっとおかしくないですか?と思いました。私からしたら、バグも同然です。

|-- その他、気になったこと --|
・ステージをクリアした後のセーブが、えらく長いように思いました。(約10秒)
そんなに保存するデータ量が多いようには思えないんですが…。

・「海戦モード」でのコマの配置が任意ではなくランダムでしか選べないのが、ちょっと不満でした。

・ゲームそのものとは関係ありませんが、パッケージデザインまでも立体視になっているのはちょっと驚きました。これは目立ちますね。コストもかかるんでしょうけど。
今後、任天堂の主力タイトルはこれでいくのでしょうか?

◆-- 総評 --◆
ゲームの根底は間違いなく面白いとは思うんですが…ボリューム面と「海戦モード」の配慮においては少々残念な感じでした。
潜水艦モードは1つ1つのステージでわりと充実感を得られるのでまだ良いですが、潜望鏡モードは本当にもったいない。2分程度で終わる3ステージで、かつやり込み要素なし。あまりにもったいないです。
海戦モードは、好みは分かれますがルールは悪くないと思うので、是非、対人戦で楽しんで欲しいところです。ただ、このためだけに買う価値があるかというと…それはないです。あと、CPU戦だと何回も遊びたいとは思えません。

社長が訊く」の会話のなかで、開発に携わった今村氏が”量ではなく深さをつくる”ということにこだわったみたいです。なので、周りから「もう少しボリュームがあったほうが…」と言われても、全部バッサリ切り捨てていたとか。
私も実際にプレイさせてもらって…確かに、ゲーム性を重視しているのはよく分かったんですが、大抵のユーザーは「量も深さも求めている」でしょうし、どちらかといっても「量」を求めている人のほうが多いくらいでしょう。よっぽど密度の濃い内容でないと、そのこだわりは伝わりにくいでしょうね。
まあ、少なくとも個性ある作品には仕上がっているので、その点では意図通りだったとは思います。

今週発売のゲームソフト 2011/05/19

※廉価版(れんかばん) … すでに発売されているタイトルが、低価格になって再販売されたものです。



●= 5月19日(木)発売のタイトル =●


ポータル2 - pick up!-
 エレクトロニック・アーツ … ファーストパーソンパズルアクション … 7,140円

FIFA 11 ワールドクラスサッカー(廉価版)
 エレクトロニック・アーツ … サッカー … 3,129円


ポータル2 - pick up!-
 エレクトロニック・アーツ … ファーストパーソンパズルアクション … 7,140円

トリプルパック -Xbox LIVEアーケード コンピレーション- - mini pick up-
 日本マイクロソフト … アクション傑作選 … 2,980円


デッド オア アライブ ディメンションズ - pick up!-
 コーエーテクモゲームス … 対戦格闘 … 6,090円

アニマルリゾート 動物園をつくろう!!
 マーベラスエンターテイメント … 動物園ライフゲーム … 4,980円

ゴーストリコン シャドーウォー
 ユービーアイソフト … シミュレーション … 6,090円


AKIBA'S TRIP(アキバズトリップ) - pick up!-
 アクワイア … アクションアドベンチャー … 5,670円

グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争- - pick up!-
 アトラス … シミュレーションRPG … 6,279円

エルミナージュOriginal ~闇の巫女と神々の指輪~
 スターフィッシュ・エスディ … 3Dダンジョン探索型RPG … 5,040円

FIFA 11 ワールドクラスサッカー(廉価版)
 エレクトロニック・アーツ … サッカー … 2,940円

クイーンズブレイド スパイラルカオス(廉価版)
 バンダイナムコゲームス … シミュレーション … 2,800円
 ※D指定タイトルです(17才以上対象)




◆-- pick up 1 - PS3&Xbox360『ポータル2』 --◆
2008年にXbox360で発売&配信された『ポータル』の続編タイトルです。
赤から青。青から赤。空間のつながった2つの穴を壁に生成して、仕掛けだらけのステージを進んでいきます。

前作、日本ではWinodws版とXbox360版のみで発売された(海外ではPS3版も発売)ということで知名度は低いですが、FPSにパズルアクションを融合した新しいスタイルということで、日本でも高い評価を得ています。私も楽しませてもらいました。
その続編ということで楽しみですが、ちょっとこの価格ではパッと手が出しにくいので、価格が落ち着いてきてから購入する予定です。…たぶん、すくには安くならないでしょうけど。

関連記事:Xbox360『オレンジボックス』 ファーストインプレッション(2010/06/15)
※5つの作品が収録されている作品で、『ポータル』もその1つです。




◆-- pick up 2 - 3DS『デッド オア アライブ ディメンションズ』 --◆
様々なゲーム機で展開している格闘ゲーム『デッド オア アライブ』シリーズの最新作です。
シリーズの集大成という位置づけで、これまでの作品のストーリーを追体験できる「クロニクルモード」が収録。また、オンライン対戦のほか、すれちがい通信にも対応。すれちがった相手の戦績に応じて構築されたAI(人工知能)のCPUと対戦できるようです。

実は私も何作品かプレイ経験があります。今作もせっかくなので…と思っていましたが、価格に若干抵抗を感じたので、安くなった頃にこっそり購入して、こっそり楽しんで、こっそり手放すかも(苦笑)




◆-- pick up 3 - PSP『AKIBA'S TRIP(アキバズトリップ)』 --◆
秋葉原を舞台にした完全新作のアクションゲームです。人と同じ姿になって世界に紛れている吸血鬼「カゲヤシ」を撃退しましょう。
最大の特徴は「ストリップアクション」。人の姿のカゲヤシは、攻撃で弱らせた後に服を脱がして太陽光を浴びせることで撃退できます。いかにも秋葉原らしい?システムです。また、秋葉原が舞台ということで、その再現度にも注目です。




◆-- pick up 4 - PSP『グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-』 --◆
スティングより、完全新作のシミュレーションRPGの登場です。
自分を中心に、十字の直線状に味方がいれば連続攻撃できたり支援能力を得たりできるので、仲間との位置関係が重要になってきます。その他にも細々としたシステムがあり、シミュレーションRPGらしく頭をひねりながら楽しめそうです。

現在は「PlayStation Store」が利用できないため一時停止中ですが、体験版も配信しています。
私もプレイしてみましたが、なかなか好感触でした。「装備の制限」があるのは相変わらずスティングらしいですし、高いところから落ちるとダメージを受けてしまうなどの細かい要素もあり、本当にじっくりと考えながら楽しんでほしい作品になっているかと思います。
逆にいうと、お手軽さは求めないように。まあ、SRPGでお手軽を求める人も少ないでしょうけど(笑)



◆番外編「mini pick up」 … あくまで超個人的なピックアップ


|-- Xbox360『トリプルパック -Xbox LIVEアーケード コンピレーション-』 --|
Xbox360のダウンロード専用タイトルとして配信中の、高評価の3タイトルが収録されたパッケージタイトルです。
長いことXbox360で何も買ってない…というのと、単純に『RIMBO』が収録されていたからということで、購入してみることに。まあ、他の2タイトルも評判は良いようなので、お楽しみにとっておきます。