とらわれた天使の歌声 -12ページ目

ゼノ話 その6


とらわれた天使の歌声



フェイエリの「その後」について古い日記より抜粋。



エレハイムは言うまでもなく「対存在」としてその生を受けたわけですが、果たしてコレはどうなのかしら と思うことがあります。

エレハイムはエーリッヒ&メディーナ夫妻の娘であることは確かですね。

でも、はたしてエリィは、

1:「対存在」という独自の個体としてメディーナの腹を借りて生まれた(これはある意味夫妻の娘とはいえないかもな)

のか

2:個体そのものは夫妻の娘として遺伝子を受け継いでいて純粋に「娘」であるが「対存在」としての因子が後発的に発露して生まれた。

のかどっちなんだろうかなと。

果たしてどっちなんでしょね。

エレハイム自身の悩みの元になった外見容姿の違いってのはどっちの場合でも現れるだろうし、この問題を解決する糸口にはならないですね。 

なんでこんな事を考えるのかというと、それは「役目を終えた」(というよりもやはり呪縛から開放された)エレハイムの「その後」というものを考えるときに非常に重要なファクターとなってくるからです。

2の場合ですと対存在としての機能というか役目を終えたわけですから発露した因子は消滅して、純粋にエーリッヒ&メディーナ夫妻の「娘」としてのエレハイムになるんでしょう。でも、その「変わり目」に対存在時代の「記憶」というものは果たしてどうなるのかなと。 消えてしまうという可能性は否定できませんネ。

それよりも大変なのは1の場合です。1の場合だとその「存在」そのものが危うくなるわけで。ある意味「主を失った部品」みたいなモンですからエレハイム自身が自らの存在意義を見出せるのかどうかというのは疑問なところです。

まあ、いずれの場合にしても決して先行き明るいハッピーな印象ってのはないですね(苦笑)

こんなことを考えると少なくとも自分にはゲーム後のフェイエリには甘いハッピーな未来なんかはあるようには思えないのです。どう考えてもお先真っ暗・・ というと語弊がありますが(苦笑) 要するにエレハイムにはゲーム後、乗り越えていかなければならない「壁」というのもが存在するわけですネ。それはフェイエリの関係においても同様であるといえます。

さてそこで重要なのはやはりフェイの存在です。

彼がエレハイムとどう接していくかによっておそらくすべてが決まってくるのでしょう。エレハイム自身がエレハイムとしてゲーム後も生きていけるのかどうか・・・

そう考えるとゲーム世界では対存在は常に接触者を守るべく自己犠牲をはらってきましたが、ゲーム後には立場が逆転するようなもんです。

フェイは果たしてエレハイムへ「真実の愛」(深読みしてネ)をそそぐことができるのでしょうか・・



この日記には続きがあります。



ところで前に書いたフェイエリのゲーム後の関係なんですが中々リアクション大きかったですね。 割と普通に考えていたもんですからこんなに反応あるなんてなんか意外といえば意外な気もしましたが、やはり自分の方がヘソの曲がった見方してんのかなと思ったり(苦笑)

だた少なくとも言えるのはフェイもエレハイムもタダの男の子と女の子じゃなかったってことは確かな事だし、ゲーム後の世界にはそれぞれがただのヒトじゃないがゆえに残された問題というものが存在するのであって、その解決なしにはいわゆる「フェイエリ」という関係は成り立たないのは確かな事だと思うわけです。 ようするに「そんな簡単じゃないぞーこの二人のゲーム後の関係は」ってなもんですね。 

ただしだからといってそれがイコール「別離」につながるといったなんの根拠もない思考にいたっているわけでは決してありません。 かといって夢見でハッピーな妄想を抱いているわけでもないわけです。

実際、ゲームエンディングムービーでのふたりのしあわせそうな姿ってのもうがった見方をすれば「エレハイムはまだデウスの支配下状態」であるといえるのかもしれない(というのはあの時点ではゼノギアスが「動いている」からです)ですし、あの時点ではまだ、エレハイム自身は対存在としてのエレハイムであるわけであって、デウスの影響がすべて消滅したときに彼女が同じような気持ちでいられるかどうかはわからないといえるかもしれないわけなのです。

いづれにせよ客観的に考えるとやはり問題となるのは彼ら二人は(デウスの支配影響が完全に消えた)「本当のゲーム後」にこの問題(すなわち前の日記で書いた問題ですね)にどう直面し、どういった結末を迎えるのかってことになるわけですが、この問題に関しても考察的な思考に基づいた確固たるひとつの結論が自分の中には存在するわけでして、それをまあお話にしてこうなるんだって事を自己主張してみたいなとずっと思っていたわけです。

問題はその持論を自己主張するためには自分が思う結論にいたる過程をいかに説得力をもって描くことができるのかなのですが、自分の頭の中では、その説得性の鍵となるのがフェイの存在だと思っているのです(これ以上書くと完全にネタバレしますからやめときますが:苦笑)

自分の考えとしては、男女の恋愛なんか順風満帆いつもハッピー甘い生活なんちゅーのは決してありえないわけで、恋愛バトルは山あり谷ありで、その起伏が激しいほど、それを二人で苦労して乗り越えていってより愛情は深まるわけですし、単に無為にしあわせ一辺倒な世界を描くよりも、ゼノギアスらしくもう一度彼ら二人の存在意義を認識してゲーム後の二人の関係におけるあらゆる可能性事象を推測したうえで、より説得力を持った二人の関係の深さというものを思い描こうとしているモノの中に十分に反映したお話が書けたらよいなと思っているのです。

ただ、まちがわんといて欲しいのはこれはあくまで「あまぎ流解釈」のフェイエリなのであって決して他のフェイエリを否定するものではありませんのであしからず。



とまあ、これは昔アンソロに小説にて参加しようと思って温めていたネタばらしの一部始終なんですけど、実は「考察的な思考に基づいた確固たるひとつの結論」というのが今となっては全然思いだせないのです。


はたして一体どんなお話を書こうとしていたのか・・・


接対ファンならだれしもが一度は想像してみたであろうテーマ。 フェイエリのその後。


あなたはどうオモイマスカ。