以前、
【MXR M-135 smart gate を入手して使って見たのだが…】
と言う記事で、
「MXR M-135 smart gate」と言うノイズゲートを紹介したのだが、記事にある様に使って見た結果、
「これは使えない」
とワイのシステムには合わなかった。
その際には
「やっぱノイズゲートとかいらんな」
となってたんだけど、
こう言うのを1度使うと気になってしまうノイズ対処ペダル(笑)
そもそも、
ワイのギターにはEMGを載せていて、
非常にノイズが少なく所謂「ジー」と言うノイズには悩まされてはいない。
しかしながら、
ワイの2ndペダルボードである、プリアンプボード、特にVeroCity 八百式では常にBoostをONにした状態で使う為、どうしても
「シャー」
と言う音が気になる。
音が出てる時には気にならないんだけど、ギターのヴォリュームを絞ってもこの「シャー」と言う音がアンプなら鳴っているので、とても気になる所ではあった。
でも
「これもギターらしい所」
と思ってた部分もあるけど、
既に2024年4月12日から宮崎でTV放送が始まってる
「濱田製作所」
のワイ出演回の
「エフェクターボー道」
TV放送から2週間後の25日に前編がYouTubeにアップされ、翌週に後編、その翌日におまけ動画がアップされる予定となってる。
既に宮崎のTV放送で見られた方がどれぐらいいらっしゃるか分からないけど、ペダルボード紹介の際にこの「シャー」と言う音がギターのヴォリュームを0にしても出る為、VeroCity 八百式のBoostスイッチを音を出すタイミングでON、出し終わったらOFFと毎回押してたのよね。
それがあったってのもあって
「これじゃイカンな」
と思い、
ノイズ対策になるペダルを色々と調べて、
今回
【「Rocktron micro HUSH」と「ISP micro DECIMATER」】
を入手して見た。
「っえ?どちらか1つで良いんじゃね?」
って話だが、
色々調べると、昔からノイズリダクション、ノイズゲートと言えばHUSHと言われるぐらいに超定番のものをヤフオクで安くで見付け落札し、その翌日か2日後のDECIMATERも気になるので落札したって訳(笑)
これらを調べると、
ISPは元々Rocktronの創設者が会社売却後に起業した会社で、HUSHの開発チームでHUSHを更に良くしてリリースしたのがDECIMATERになる。
「ならISPの方だけで良いじゃん」
ってなるけど、
レビューやお勧めをしてる方のBlog等を読むと、
HUSHのノイズの消え方とDECIMATERのノイズの消え方が多少違うとの事。
「なら両方買って自分で比べれば良いじゃん!!」
ってなった結果がこれな訳(笑)
どちらも通常サイズのペダルがリリースされてるけど、microと言うミニサイズが出ているので両方小さいサイズを購入した。
こう言う効果のペダルは小さい方が良いからね。
今回購入したこの2つのペダルは「ノイズリダクション」となる。前回の「ノイズゲート」とは違うので違いは前回説明した通りか、分からない人はネットで調べてくれ(笑)
では、
まず
【Rocktron micro HUSH】
言った様に昔からノイズリダクションの代名詞であり決定版としてHUSHは有名で、有名ギタリストのラックにはラック式のHUSHが入ってた。
その後、青いエフェクター・ペダル型のHUSHになり、このミニサイズのmicro HUSHがリリースされたと言う流れ。
これを使ってるって人、
今でも多いのかも知れないね。
HUSHと言うと、
PANTERAのDimebag Darrellが使ってた事で有名で現在、
Zakk WyldeがそのままDimeの機材を使用許可を得て一部使っており、この中にRocktron HUSH GUITAR SILENSERが入っている。
これはノイズリダクションとノイズゲートが一緒になったモデルとなる。
PANTERAでZakk Wyldeが初めてノイズゲートと言うものを使って、その便利さに改めて気付き、Black Label SocietyやZakk Sabbathでもノイズゲートを使用する様になった。
少し前のZakk Sabbathでは足元にMXR M-135 smart gateが繋いであった。
余談だが、
Pogitive GridのSparkシリーズの製品でZakk Wylde本人が作ったサウンドリグをDLして使用する事が出来るが、Zakk Wyldeはノイズゲートを入れてある。
それだけZakk Wyldeはノイズゲートに良いイメージを持ったと言える。
っと、
話を戻して、
micro HUSHのINPUTとOUTPUT
一般的なミニサイズのエフェクター・ペダルと同じ位置となる。
電源は
DC9V センターマイナス
ミニサイズなので当然電池駆動は出来ない。
コントロールは
THRESHOLDのツマミ1つ。
ON/OFFスイッチは
トゥルーバイパスとなってる。
【仕様】
入力インピーダンス:470kΩ
出力インピーダンス:1kΩ
最大入力:+5dBu
最大出力:+5dBu
消費電流:15mA
電源:9V ACアダプター(別売:2.1mmセンター・マイナス)
寸法:92×54×48mm
重量:150g
となる。
メーカーの謳い文句は
「ノイズを解消したい?だったらHUSH! HUSH(ハッシュ)といえば、ノイズリダクションの代表で超定番。そのHUSHが超小型のMicroHUSHとなって登場しました。小さなペダルが増えたとはいえ、ペダルボードの板上はいつだってスペースの奪い合いです。でもこの小さなMicroHUSHなら、ボード上のスペースでも邪魔になりません。
不要なフィードバックや、バズノイズを取り除いて、いつでも音はクリーンな状態。超小型でも、頑丈なケースで耐久性は抜群。トゥルーバイパス仕様で、オフした時の音質も心配ありません。
HUSHを繋ぐ場所は、ノイズを発生する歪み系や、コンプレッサー等のダイナミクス系、モジュレーション系(コーラス、フランジャー、フェイザー)の後です。空間系(ディレイ、リバーブ)を使うならその前に繋ぎます。あとはTHRESHOLDノブをノイズが消えるところにセットするだけでノイズとサヨナラできます。しかもノイズゲートの様に、フレーズのサステインを途切れさせるようなこともありません。」
こんな感じだ(笑)
では
早速使ってみる。
まず気になるのは
このペダルを繋いだ際と繋がなかった際の音の変化。
「トゥルーバイパスだから大丈夫」
と思わずに
どんなメーカーのペダルでもこれは最初にチェックしておいた方が良い。
っで、
以前購入したMXR M198を使ってその変化をスイッチ1つでチェックして見た。
すると…
明らかに繋ぐだけでハイがカットされる。
所謂
「ハイ落ち」
と言われるヤツだ。
「こんなに変わるの?」
と言うぐらいにハイが落ちてダイナミクスさが無くなる。
うむ、これは頂けない。
っが、
ストラトのリア等、耳に痛いなって思ってたりする方とかこれを繋ぐ事でワザとハイ落ちさせて耳に痛くない音を作る事も、使い様によってはアリなのかも知れない。
勿論、
「トゥルーバイパス」を謳ってるので
繋いだ状態でのOFF時とON時の音の変化と言うのはほぼ感じないと言える。
ONにして
使って見る。
14時方向効き目が出て来る感じがある。
MXR M-135のノイズゲートと違って、
こちらは音の伸びや減衰も自然に近く効き目に関しては好印象ではある。
一応、
メインはこれまで最後段だったVreoCity 八百式の後に繋いでのチェックだが、一応ギターから最初だったり、足元のペダル後、プリアンプボードの前とか、VeroCity 八百式の前とか繋ぐ場所を変えてチェックもして見た。
繋ぐ場所によっては「シャー」音が大きくなってしまって全然ダメだったり、効き目がイマイチだったりするとこもあったかな。
こう言うのは
自分の使ってるボード、ペダルの順番によって最も効果を発揮する場所は人によって違ってくるので、繋ぐ場所だけは誰かのを参考にせずに自分で試して見て一番良い所を見付けるのが最も良い方法だと言える。
さてさて、
VeroCity 八百式の後に繋いで、
ワイが気になってる「シャー」音がギターのヴォリュームを絞れば殆ど消える。
「おお、これは良い」
となった。
ただTHRESHOLDを上げ過ぎると、残響音がブツ切れの様になったり変な音の落ち方になってしまうのでノイズがなくなるからと上げ過ぎは良くない。
本当14時ぐらいが良いと思った。
しかし、
micro HUSH、
良い製品ではあるが繋いだ際のハイ落ちだけは残念ではある。
さて次に、
【ISP TECHNOLOGIES DECI-METE MICRO DECIMATER X PEDAL】
先に言った様に、
Rocktronの創設者が会社売却後に起業した会社で、HUSHの開発チームでHUSHを更に良くしてリリースしたのがDECIMATERになる。
このmicroと言うミニサイズが出るまではBOSSのペダルに非常に良く似たシルバーミラーのDECIMATER Ⅱと言うのがあり人気だった様だ。
でも、
トゥルーバイパスでなかったってのもあるが、やはり繋ぐだけで音の劣化が起る製品でそれで使う事をやめたと言う人もいる様で。
それとは別に
DECIMATER Ⅱ G STRINGと言うループを作り、
そのループの部分にのみノイズリダクションをかけると言うペダルもあった。
「DECI-METE G MICRO DECIMATER X PEDAL」
とミニサイズでもループだけにノイズリダクションをかけるものもある。
INPUTと
OUTPUT
位置は同じ。
電源は同じ様に
DC9V センターマイナス
勿論、
電池駆動は出来ない。
コントロールは
THRESHOLDのツマミ1つ。
HUSHと違ってメモリがあるので、どれだけ回してるとか分かりやすい。
ON/OFFスイッチはこちらも
トゥルーバイパス
仕様は
Input Impedance : 500k ohms
Maximum Input Level : +10 dbU
Maximum Noise Reduction : Greater than 90db
Release Response : Adaptive over 1000 to 1 ratio
Chassis Size : 94 x 38 x 33 mm
Power Input : 9VDC 40 milliamp minimum
メーカーの謳い文句は
「 DECI-MATEは、フラッグシップモデルであるデシメーターサーキットを改良及び発展させた新しいトラッキング回路(DECIMATOR Xテクノロジー)をミニサイズに納めたノイズリダクションペダル。 新しいDECIMATOR Xテクノロジーにより、今まで難しかった高速スタッカートとロングサステインノートを同時にトラッキングし、あらゆるサウンドノートに対してスムーズなノイズリダクションを実現します。またダウンワードエクスパンジョン機能により、原音が減衰していく中でもノイズを除去。そのためロングサステインノート時においても、不自然な音切れをする事なくストレスの無い演奏を可能にします。 トゥルーバイパスデザイン、完全アナログサーキットを採用しています。 」
●トゥルーバイパスデザイン
●新しいDECIMATOR Xテクノロジーによりノートに連動したスムーズなリリースを実現
●アダプティブリリース機能によりスタッカート及びロングノートを同時にトラッキング可能
●90dBを超える効果的なノイズ低減
●アダプティブリリースとダウンワードエクスパンジョン機能による優れたノイズ除去を実現
●アナログ回路によりデジタルエイリアシングの発生を防止
となってる。
では、
こちらも
繋いで見る。
DECIMATERもHUSHと同じ様に、
OFFのまま繋いだ状態とDECIMATERを全く繋がない状態でチェック。
うむ、
全く変わらない訳では無いけど気にならないぐらいでHUSHより全然マシだ(笑)
これも、
繋ぐ場所を変えて見たが、
やはりノイズが大きくなってしまう個所がある様。
なんか、
購入する前も購入した後も、
ネットでレビューを見る癖があって(笑)
かなり評判が良いのは分かったのだけど、中にはやっぱ評価が低い意見もあって、そう言った意見こそ大事なんじゃないかと個人的に思ってる所がある。
単純に繋ぐ場所が悪く、
ただ悪く言ってる人もいたし、ワイは殆ど変わらないと感じる繋ぐだけでの音質変化をダメだと感じてた人、製品の効果云々では無く塗装の悪い個体に当たってしまってメーカー自体に幻滅してしまった人とか様々ではあった。
では
使って見る。
やはり、
DECIMATERも14時の位置、
メモリで言うと-20db辺りで効き目が出て来る様で、この辺で止めておくのが良さそうだ。
0dbで完全にノイズを打ち消してるんだけど、音の減衰の部分で不自然にはなってくる。
HUSHもそうだが、
DECIMATERでもクリーンを使う人にはクリーン時にはOFFにしたりする方が良いかも知れない。
ワイの使い方では
どクリーンってのは使わないってのがあるし、一番最後段に繋ぐ分、ディレイやコーラスの全然あとにはなるが影響は感じなかったけど、使う方のペダルの繋ぎ順によってはDECIMATERを繋ぐ場所によっては空間系ペダルによる不具合が音に出て来るかも知れない。
リフ、バッキング、ソロ、アルペジオ等々、
ワイが普段弾いてる感じで色々と弾いて見たけども…
うむ、
全く影響ないと言えば嘘になる。
やはり多少変な感じになる部分ってのは出て来るよなぁ~とは思う。
ただ気になってた
ヴォリュームを0にしても「シャー」と鳴る部分は問題無く消せてて良い感じだ。
っつーこって、
「ISP TECHNOLOGIES DECI-METE MICRO DECIMATER X PEDAL」導入して見た!!
どこだか分かるかな?(笑)
ちなみに、
昨日の記事で紹介した
Black Label Society
「Doom Crew Inc.」PIN BADGE
を早速貼り付けて見た(笑)
プリアンプボードのピンバッジコーナーやな(笑)
良い感じに飾れて満足感はあるね。
上から見たら
こんな感じ。
はい、
micro DECIMATERの場所分かりましたな(笑)
そう、
ペダルチューナー
Sonic Reserch ST-200の裏側に設置しましたわ。
この位置だと
INPUTとOUTPUTを逆にしないとダメなんで
本体を逆向きに設置してますがね。
これ用にシールドケーブルを作りましたわ(笑)
っで昨日オヤイデのDCコードも購入して来て設置完了ですます。
電源を入れると
こんな感じ。
前からだとDECIMATER全く見えんね(笑)
上からは
こんなん
LEDとON/OFFスイッチだけ分かる感じ(笑)
横からは
こんな具合で
ボード後から
しっかり本体が見える感じ。
ペダルチューナーの
Sonic Reserch ST-200に使ってる台座が斜めを向いているので、 DECIMATER のツマミを真正面から見る事が出来なくなってるけど、基本的には-20db付近での調整のみで常時ONのままにしておくつもり。
家で鳴らして見ただけでの判断だから、
まだ100%これで良しって訳では無いけれど、一旦これで。
後はスタジオなんかでデカいアンプをデカい音で鳴らす時にどうなのか?って所かな。
それでダメな場合は外すかも知れないし、
アンプによってON/OFFって事で設置はしておいて状況でOFFにしておくかも知れない。
まぁ一応採用って事で(笑)
っつーこって、
【「Rocktron micro HUSH」と「ISP micro DECIMATER」】
と言う記事でした~
結構歪ませる人、
ハイゲインを好む人には繋いでおいて損はないのかなっとは思うかな。
マルチなんかにも入ってって、
ノイズリダクションやノイズゲートを使ってるって人もいるだろうけど、マルチ内臓のでは無くて、別でこう言ったペダルを使ってるって人少なくない見たい。
それだけ、
こう言ったペダルは単体のものを使った方が効果的には良いのかしらね?
とりま、
ワイは今回採用して見たけど、
この手のペダルに関してはまだ分からんのでオススメはしないでおく(笑)
ワイも手探りながら、
読んでくれた方にとって少しでも役に立てたなら幸いです。
っつーこって、
今回はこの辺で~
では!!
【追記】
Rocktron Micro Hushは2024年6月24日に売却済み