5月中旬に庭のコンポストから芽が出たカボチャを育て始めて約3ヵ月、人工授粉、子ヅル摘芯、ウドンコ病、摘芯間違いとドタバタ色んな事があったが、都度書いて来た記事を並べてみると8件もあった。

 

 

 

 

 

 

8月上旬から収穫を始め28日には一つの実を残して全て収穫した。ウドンコ病の蔓延防止で大半を摘葉していた為、当初青々と茂っていた葉っぱ達は見る影もなく、親ツルの芯だけが伸びきった姿は、まるで負傷した退役軍人でも見る様で、思わず「お疲れ様でした」と声を掛けずにいられなかった。

 

着果したのは合計15個で、ウドンコ病前の2個は大きく育ったが、ウドンコ病後の実は小ぶりのサイズだった。出自と育て方で分類してみた処以下の通りだが、ウドンコ病の影響の大小で実の大きさに差が出たので、どの育て方が良かったのかは判断し難いのだが、少なくとも生ゴミコンポスト肥料での栽培でも大きい実が付く事は判った。肥料無しは流石に着果が難しく、出来ても小ぶりだった。

1.生ゴミコンポストから発芽:8株

(1)庭 肥料は生ゴミコンポストのみ:3株 6個 2.9Kg, 2.2Kg, 1.4Kg, 1.3Kg, 1.2Kg(残り一つは収穫前)

(2)農園 スギナ堆肥:2株 2個 1.3Kg, 0.8kg

(3)農園 肥料無し:3株 2個 0.8Kg, 0.6kg

2.園芸店から苗購入 :2株

(1)農園 米糠・籾殻・硫安・鶏糞・牡蠣殻・竹炭・カルスNC-R: 4個 

   1.5kg, 1.4Kg, 1.0Kg, 1.0Kg

(一つだけは、ウドンコ病で葉っぱを切ってしまった為、直射日光で実が焼けてパックリと割れてしまった)

収穫したカボチャ達は、蒸し暑さでカビたりしない様に、こんな感じで風を当てて熟成中だ。

「コンポストから生えた芽+スギナ堆肥」という原価ゼロの実をカボチャ棚にぶら下げるという目論見は、残念ながらウドンコ病の猛威で実現出来なかったが、何とか小さい実は収穫出来たので、熟成18日経過した処で初の味見をしてみる事にした。

760gと小ぶりだが切ると確りオレンジに色付いて居り、レンジでチンした処ホクホク感も甘みもあって充分美味しかった。(後は空心菜)

 

ウドンコ病には大いに手を焼いたので、次回は対策をもっと確りやらねばと思っていたのだが、ウドンコ病耐性のあるカボチャが開発されたと聞き、調べたらタキイの「グラッセ」という品種で早速取り寄せた。虫の付き難い菌ちゃん畝にあと一株定植出来るスペースがあるので、ポット苗が上手く出来たらリベンジ定植しよう。