生ゴミコンポストから生えて来たカボチャの話の続き。

庭のコンポストカボチャの最初の一株はフェンスに張ったネットを順調に進んでいる。

 

 

根切虫:

残り3株は遅れながらも、元気にツルを伸ばし始めていたのだが、ある朝一番小さい一株だけグッタリしていた。葉っぱの色は緑で虫食いの後も無く、おかしいなと思っていたら、数日後に茎がポッキリ折れて居た。

Webで調べた処、どうやら犯人は根切虫という蛾の幼虫らしい。いきなりでビックリして他の株も心配になったが、どうも茎が太く育った株は食べないらしい。とは言え、その辺に未だ根切虫が居るのは気になるから対策を調べたら色々出て来たが、茎にアルミフォイルを撒いて根切虫が食べられなくするというのが一番簡単だったので、早速残り3株の茎の根元にアルミフォイルを巻き付けた。

 

人工授粉:

そして今朝、黄色い花が咲いていた。ガクの下側に小さな球体があるので雌花と判る。カボチャの雌花は一日しか咲かず、受粉が成功して実がなる確率が高いのは、咲いた日の早朝の受粉だそうだ。カボチャは人工授粉が一般的な様だが、庭のコンポストカボチャは雌花が咲いている近くに雄花の蕾は沢山あるものの、咲いているのは一輪もない。という事は折角咲いてくれた雌花は、お相手の雄花が居ない為一人淋しく朽ちて行く運命なのか、と思うと妙に哀れに感じてしまう。

貸農園に行き、一仕事終えた処にお隣のMさんとKさんが来られたので、雑談休憩でカボチャ雌花の可哀そうな運命の話をした。Kさんの畑の一部はカボチャの葉っぱで畝が覆いつくされて、間から黄色の花がいくつも咲いているのが見えるのだが、私の話を聞いて「それなら此処から雄花を一輪持って行って受粉したら良いですよ」と有難いオファをして下さった。予想外の嬉しい展開に喜び、一輪を頂き作業をそそくさと切り上げ、帰宅して早速雄花の花びらを取り除き、オシベを持って恐る恐る初の人工授粉をやってみた。

カボチャの受粉を成功させるには、花粉とメシベの鮮度が大事で、早朝から8時くらいまでが鮮度の高い時間帯だそうだが、私の場合は頂いた雄花を持ち帰ったのが12時近くだったので、どうも成功確率は低いみたいだが少しは期待したくなる。

暫くは、雌花が枯れてしまわないかヤキモキしそうだ。