ピアノ練習、再開しています。

 

術後療養生活を言い訳に

気を抜くと一日を無為に

過ごしてしまいがちで・・・

 

ある程度の家事をして

身体が疲れたところで

気を抜くとついPCを立ち上げて

ネット散策などして

半日を潰してしまうので・・・

 

ブラウザを開けてしまったら

その時点でこちらの

敗色が濃くなるため

PC前の椅子に座るその前に

ピアノの前に

座るようにしよう、という。

 

 

最初の頃は10分程度

鍵盤を叩いたら

もう顎が上がって

しかも奏でる音が

悪い皮膚病に罹患している、

みたいな有様だったのですが・・・

 

はね!

 

浮上しましたよ!

 

(まだちょっと

低空飛行気味ではありますが)

 

ただドビュッシーの

『月の光』はこれ、

そろそろ暗譜段階に

突入しておりまして・・・

 

 

個人的には暗譜する前に

誰かに私の譜読みが正しいか

聴いてもらいたいところで・・・

 

あとどうしても入院前の

自分の音と今の音を比べると

不満が出てしまうところがあり

(『自分の若い頃は』的な心理)、

結果、こらえ性のない私は

つい他の曲の練習を始めてしまい・・・

 

あ、『月の光』も

ちゃんと弾いています、

つまり浮気者の同時進行です。

 

それでほら、養生第一で

足取りが弱々しい頃に

曲選びをしてしまったものだから

つい判断力に乱れが生じて・・・

 

わ、私ったらつい

ショパン作曲『夜想曲第2番』を・・・

 

 

 

 

安心してください、

案の定冒頭5小節で

私はポーランドの至宝である

ピアノの詩人の

悪口を言い出しました。

 

(それも結構スラスラと

罵倒を続けられたので

あ、私は案外元気だな、と)

 

何あの左手!

 

ついでに言っておきますけど

あの右手も決して簡単ではない!

 

何が『andante(アンダンテ、

歩くような速さで)』だ!

 

術後の半病人の

歩行速度の遅さを

舐めるんじゃない!

 

でも冷静に考えたら

フレデリック・ショパンその人も

体は弱そうな印象じゃないですか、

ということはこれ、結構

ゆっくり目のテンポで正解なのかも・・・

 

(Norizoさんの特技は自己欺瞞)

 

とはいえ現在わが夜想曲は

一般病棟初日のトイレ行軍時

私が経験したあの足取り、

ガートル台にしがみついて

スリ足でベッドから降りた夜の

あの気持ちを思い出す速度です。

 

 

 

 

これはこれで味がある、と

無理矢理自分を言いくるめることは

不可能ではないんですが、

でもこれ、私は最後までちゃんと

練習を続ける根気があるかしら・・・

 

だから本当に何なのあの左手。

 

ノタノタ鍵盤を押す日々です。

 

 

ショパン『夜想曲

第2番』というのはこれ:

 

 

歩行速度にはその人の

体力というか健康さが

表れると思うんですよね

 

・・・ただ私は

それなりに回復して

足運びが通常速度に戻っても

この夜想曲第2番を

それなりの速度で弾くことは

不可能なような・・・

 

技術的な意味で・・・

 

ネットで検索していたら見つけた

『夜想曲』合唱版がこちら

 

 

 

・・・若人は元気だよなあ・・・!

 

普通に歩いているつもりでも

つい体が弾んでしまう

若年者特有のあの軽快さが

隠し味になっている

とてもいいコーラスだと思います

 

これ、英語版の

歌詞とかないのかしら

 

しかしNorizoさん、

ゴジラに懲りずに

またショパンですか

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