【ご報告】講座「首都圏生きものめぐり」リリース! | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

講座「首都圏生きものめぐり」が始まりました。

 

 

【講座ご案内】

都会のイメージが強い

首都圏にちりばめられた

意外なほど生きもの豊かな公園・緑地などを

まちづくりとガーデン雑誌の

編集・ライターなどを務める

自然ジャーナリストがご案内する

散策ガイドツアーです。

 

 

 

【講座のあらまし】

東京を中心とした首都圏は

「都会」のイメージが根強く、

野生の生きものに出合う機会が

極めて少ないと思われがちです。

また、環境が壊れて昔と比べて

鳥や昆虫の数が減ってしまい

自然体験の機会が少なくなったという

残念な声もよく耳にします。

 

しかし、それが首都圏の

「本当の姿」ではありません。

 

 

 

東京都内の川を訪れれば、

コバルトブルーに輝くカワセミの姿が。

電車で少し郊外に出れば、

かつての里山を思わせる公園・緑地があり

そこにはたくさんの野鳥や昆虫、

時にはタヌキなどの哺乳類も。

 

 

 

そして海岸から街中、郊外へと

毎年のように飛んでくる渡り鳥たち。

ちょっと探してみれば、あちらこちらから

生きものの「息吹」が聞こえてくる……。

首都圏では、思いのほか多くの生きものが

人々の隣で暮らしているのです。

 

 

 

そんな首都圏の生きものたちの姿を、

ぜひ首都圏にお住いの皆さんに

知っていただきたいと願い

ブログ「首都圏生きものめぐり」を

2013年に開設しました。

東京、神奈川、埼玉、千葉などの

公園や自然地に、カメラをぶら下げて

ひたすら足を運び、情報発信してきました。

出かけたスポットは100ヶ所以上。

撮影した生きものの数は800種以上です。

 

そして今回、身近な環境で生きものと出合う

面白さと感動を直接皆さんにお伝えするため

首都圏の「生きものスポット」を

私がガイドとして直接案内する

有料散策ツアーをご用意しました。

 

首都圏といっても広く、

どこでどんな生きものに出合えるのかは

図鑑やネットだけではわかりにくいもの。

そこで自然環境ジャーナリストである私が

季節ごとに魅力的な生きものに出合える所へ

年間12回の毎月連続講座でご案内します。

生きものを直接観察する「感動」を

一緒に楽しんでいただければ幸いです。

 

 

 

 

【講座『首都圏生きものめぐり』8の特徴】

1.プロの自然ジャーナリストが

  生きものの探し方と触れ合い方を

  楽しくわかりやすくお伝えします。

 

2.季節の昆虫・鳥・草花の見つけ方や

  観察の方法などをお教えします。

 

3.東京のカワセミや美しい昆虫など、

  ガイドブックでは得られない

  身近な自然から得られる感動があります。

 

4.参加者の皆様には、ガイド自ら撮影した

  写真いっぱいのテキストを毎回配布します。

  (年間12回で参加いただけますと、

  首都圏の生きもの図鑑が完成!)

 

5.野生の動植物との出合いを通じて、

  自然のありのままの姿を知り

  「自然と共にある、楽しく刺激的な暮らし」

  のヒントが得られます。

 

6.子供と楽しい休日を過ごしたい

  子育て世代の方はもちろん、

  教育者や街づくりに携わる方々も、

  楽しみながら生きものと触れ合い、

  実体験を通じて生態系について

  学ぶことができます。

 

7.四季ごとに最も多くの生きものに

  出合える場所を厳選しご案内します。

 

8.散策の中で、ガイドより

  自然についての疑問を投げかけます。

  「この生きものはどうしてこんな形なの?」

  など、生きものや自然環境について

  能動的に「考える」ことを通じて

  楽しむ自然学習を体感いただけます。

 

 

 

【年間カリキュラム】

※4月よりスタートしました。

※開催済の回については、タイトルをクリックすると

 実施レポートをご覧いただけます。

 (6月のみ非掲載)

 

 

 

4月 横浜市の2つの「里山」で、大花壇と春の山野草、昆虫を探そう

(開催済)

会場/里山ガーデン&

   県立四季の森公園(神奈川県横浜市)

観察対象/里山ガーデンの大花壇、

     カワトンボ、春の山野草など

考えること/「なぜ、これだけの野生ランが残っているのか?」「里山ガーデンに「こういうものがほしい」という希望はあるか?」

 

 

 

5月 横浜自然観察の森でカワトンボ、ハンミョウ、初夏の花を探そう(開催済)

会場/横浜自然観察の森(神奈川県横浜市)

観察対象/カワトンボ、ハンミョウ、サイハイラン等の山野草など

考えること/「カワトンボやハンミョウはどんな場所を好むのか? それはなぜか?」

 

 

 

6月 神奈川県のコアジサシ繁殖地で「絶滅危惧種」について考えてみよう(開催済)

会場/酒匂川河口(神奈川県小田原市)

観察対象/コアジサシ、コチドリ、その他カモメ類、カニの仲間

考えること/「なぜ、あんなに多いのにコアジサシは絶滅危惧種なのか?」「大雨で川が増水したら、子育てはどうするのか?」

 

 

 

7月 サンダル履いて海に入り、磯の生きものを探そう(開催済)

会場/天神島または

荒崎海岸(神奈川県横須賀市)

観察対象/ウミウシ(いれば)、

     カニやヤドカリ、

     スズメダイなどの魚、

     ハマユウなど沿岸の植物

考えること/「どうすれば多くの磯の生きものに会えるのか?」「危険な生きものも多い磯。どう安全に遊ぶか?」

 

 

 

8月 真夏の昆虫探し。幸せの青いハチはどこにいる?(緊急事態宣言期間中につき中止)

会場/小山田緑地(東京都町田市)

観察対象

ルリモンハナバチ(ブルー・ビー)、

クルマバッタ、

オオカマキリ、トンボ類

考えること/「なぜ、日本人はこうも青いものに惹かれてしまうのか?」「虫を呼ぶには、どんな仕掛けがいいんだろうか?」

 

 

 

9月 渡りのシギ・チドリを間近で観察しよう(緊急事態宣言期間中につき中止)

会場/三番瀬(千葉県船橋市)~

   谷津干潟(千葉県習志野市)&

   谷津バラ園

観察対象/ミヤコドリ、オオソリハシシギ、

      キアシシギ、コメツキガニ

考えること/「なぜ、毎年これだけの渡り鳥が飛来するのか?」「コンパクトカメラで渡り鳥を撮るための、距離の取り方とは?」

 

 

 

10月 横浜 シーサイドラインに乗って生きものめぐり(開催済)

会場/長浜公園、八景島、

   海の公園(神奈川県横浜市金沢区)

観察対象/ミサゴ、カワセミ、

     サギの仲間、ウラナミシジミなど

考えること/「花を見せるためのガーデンの、昆虫への貢献とは?」「どうすれば昆虫を呼べるか? どこまで昆虫を呼べばいいのか?」

 

 

 

11月 巨大な草原を歩き、たくさんのカマキリやバッタに出合う!(開催済)

会場/こども自然公園(神奈川県横浜市)

観察対象/オオカマキリ、ササキリ、

     ショウリョウバッタモドキ、カワセミなど

考えること/「昆虫の集まる場所づくりにおける、草原の大切さとは?」「なぜ、ビオトープというと皆「池」を連想してしまうのか?」「かと言って、草原ビオトープが果たして有効なのか?」

 

 

 

12月 真冬の臨海都市で動植物を観察してみよう(開催済)

会場/横浜みなとみらい21周辺

   (神奈川県横浜市)

観察対象/オナガガモ、オオバン、

     ユリカモメ、メジロ、

     山下公園等の花壇植物など

考えること/「どんな鳥が大都市に飛来するのか?」「山下公園や港の見える丘公園では冬にどんな花が観賞できるのか?」「いつから冬場でもこれだけたくさんの花が見られるようになったのか?」

 

 

 

1月 皇居の周辺を歩きながら冬のカモを探そう

会場/皇居周辺~日比谷公園

観察対象/ホシハジロ、キンクロハジロ、

     ユリカモメ、ミコアイサ、ヨシガモ等

考えること/「なぜ、都会の公園にこれだけ水鳥がいるのか?」「本当に東京に自然がないと言えるのか?」

 

 

 

2月 平塚市の田んぼでタゲリ・ケリ・猛禽類を探そう

会場/神奈川県平塚市内の某田んぼ

観察対象/タゲリ、ケリ、タヒバリ、

     チョウゲンボウ等の猛禽類

考えること/「警戒心の強いタゲリがなぜ毎年ここに来るのか?」「車も新幹線も通るのに、気にならないのか?」

 

 

 

3月 東京の清流 白子川から

石神井公園までを歩き、鳥を探そう

会場/白子川~石神井公園(東京都練馬区)

観察対象/カワセミ、メジロ、

     ヤマガラ、各種冬のカモなど

考えること/「なぜ、カワセミはこれほどまでに増えたのか」「練馬区民にとって石神井公園とはどういうスポットなのか」

 

 

 

 

【講座実施要領】

■開催日時/

 毎月第2土・日曜日(お申し込みの際にどちらか希望の曜日をお教えください)。

 集合時間=10:00(現地集合)

 解散時間=15:00頃

 ★初回開催は4月17日(土)、18日(日)に開催いたします。相鉄線「鶴ヶ峰駅」改札口に9:30集合です。

■集合・解散場所/現地集合・現地解散

■もちもの/

 歩きやすい靴と服装、

 飲み物(1ℓくらいあれば安心)、

 帽子、雨具、レジャーシート、

 チャージされたSuicaかPASMO、

 タオル、お手拭き、

 昼食、カメラ(あれば)

 ※あとはその都度

 (例:海の場合はサンダルなど)

■参加料/

 ※初回体験は3000円(資料代込)

  資料代込で3500円

  (交通費・昼食代・入園料等は別途)

  ★年間会員は36,000円

   (1回3000円)※要事前振込

■雨天時の対応/翌週まで延期

 (それでも不可能の場合は中止)

■食事について/

 基本的に弁当持参

 (現地で食事処などに寄ることもあり)

 

【お申し込み・お問い合わせはこちら】

 

 

 

 

【講師 中村桂祐プロフィール】

1982年3月生まれ。

東京理科大学大学院 応用生物科学専攻修了。

小学生の頃に母に連れられて

こども植物園(横浜市)に出かけたり

『昆虫記(今森光彦著)』などの

図鑑を買ってもらったことから

動植物に興味を持ち、昆虫採集に没頭。

近くの空き地や通学路で

カマキリやバッタ、セミなどを捕まえ

特にカマキリの飼育に勤しみ、

エサも自分で捕獲してきた。

 

2006年にリクルート系列会社で

求人広告(リクナビNEXT)の制作に従事し

2010年に(公財)日本生態系協会職員へ。

その後2012年4月より㈱マルモ出版で

雑誌「マイガーデン」および

雑誌「ランドスケープデザイン」の

編集・ライターおよび広告営業など

多彩な仕事に携わるようになる。

2020年4月より業務委託となり、

自然環境ジャーナリストとして独立。

それまで個人で楽しんできた

『首都圏生きものめぐり』を

ツアー講座として展開し、

生きもの溢れる首都圏の魅力発信に努める。

 

2020年6月に、

マルモ出版より発行された

東京の花と緑あるスポット情報をまとめた

ガイド本『東京のまちみどりっぷ』では、

編集・ライター・撮影・デザインを務める。

 

 

 

 

【これだけは伝えておきたいこと】

野生の生きものに会いに行くとなると、

自然豊かな地方の観光地に足を運ぶのが

王道かと思われます。本講座では、

時間やお金をあまりかけなくても楽しめる

首都圏の身近な自然スポットと生きものを

紹介していきたいと考えていますが、

目指すのは「妥協」「仕方なく」でない、

本当の意味で「そこへ行きたい」と

思わせるような近場散策の提案です。

 

経済的な理由や、

新型コロナウイルス感染症予防の観点から

遠出をすることができず、

やむなく近場の公園・緑地に出かけた方は

首都圏でも多いのではないかと思います。

それ自体は決して不自然ではありませんが

「観光地に行きたかったけど仕方なく」

というどこかネガティブな気持ちでは

未練やさみしさが残ってしまいます。

 

講座『首都圏生きものめぐり』は

「近場“で”いい」ではなく

「近場“が”いい」と思わせるような旅に

皆様をご案内し、地方の観光地とはまた違う

近場ならではの満足を皆様が得られるよう

努力していきたいと考えております。

首都圏の魅力再発見と、何より皆さんが

心から「楽しい」と感じていただけるよう

講師として日々精進いたします。

 

 

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