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まだ拘ってンのか(笑)

 暗殺者の足音がヒタヒタと近づいてくる今日この頃、
如何お過ごしでしょうか(すげぇ日常だこと)。

 昨日一昨日のネタに因んで色々と捜索していたら
「その気になりゃ、そのテの絵も描けるんじゃ
なかろうか?」と、大した期待もなく描いたブツがあった。
テキトー画廊-dorababy

 まぁ↑コレなんだけど。
描いた時は意識しなかったけど、モチーフになったのは
幼稚園位の時に読んだ『ニルスのふしぎな旅』らしい。

 で、全然関係ないけどプロフィール欄を充実させといた。
暗殺者の魔手から逃れられたら、項目追加しておこう。

萌え?身に覚えのない話だ。(後編)

前回のあらすじ】
都心部の野良さんは警戒心が強かった。
テキトー画廊-にゃんこ昼寝中

 つまらんボケはともかくとして、話を続けよう。
前回の「思い当たるフシ」、二つあったのですよ。
まずは↓こちら。
テキトー画廊-14_rough

 この番組、ネタにつまると「キャラ化」という手法を
取るのは以前のエントリにもあった通りなんだけど、
この場合は「みりん」をキャラ化して、その能力を
解説するというパターン…にしてもイイ歳したオッサンが
「みりんちゃん」とは…といっても仕方ない。
この番組、日本全国(でもネットされてない地方も多数)の
チビッコ達(死語)を意識しているのだ。

 何だか「み」の字をマーク化したところに拘りが
あるらしく「ココだけは譲れないポイント」との事…。

 あーハイハイと電話口で軽くいなしながら
仕上げたのが↓こちら。
テキトー画廊-14_fix

 ご覧の通り、全身が入るサイズに収めた以外は
極めて原案に忠実にゴザイマス。

 で、「多分コレの事じゃねーのか?」と思うのが
以下のブツ↓でござんす。

テキトー画廊-19_rough

 エチゼンクラゲの「ムチンちゃん」ですと。
何でもちゃんづけすればイイってモノじゃないと思うが
それはともかく。
 制作側の鬱屈した精神構造等の詳細はこちらに詳しいが
ちょっと間違っているので修正すると、あン時俺は
「どうせなら思い切りこっ恥ずかしいタッチでやってみるか?
 俺が二度と仕事できなくなる位の。」

…と、何だか特攻かける様な事を言ったハズ。
まぁそんな事はどーでもいい。↓こんな感じにしてみたのだ。

テキトー画廊-19_fix

 アゴ曲がってるぜ~(笑)てのはともかく、
決して依頼されない絵柄(そっちの方面で仕事してる奴は
山ほどいるわな)でまとめておいた。
タイツ履かせてるのは19時台の番組としての自主規制だが
モチーフがエチゼンクラゲとの事なので、アタマや胴体は
透けて中身が見えているという、気持ち悪いアレンジ。

 このアレンジを思いつかなかった事で、担当Pは敗北の
意を表明していたが、正直「勝った!」と思った(笑)。

 多分コレの事を指摘してたんだろうとは思うけど、待て。
この番組、どれだけそんな路線出そうとも、声アテてるのが
実写版・砂かけ婆の人
なんだけど、それでもイイの?

 ま、描いた本人としてはギャラさえ貰えりゃどーでもいいわ。

萌え?身に覚えのない話だ。(前編)

 たまの暇潰しに、絵タレとして関わっている番組名を
検索していると、とある個人の日記らしきものが。
「ミニ番組が面白い」とかで当番組に触れられていたのだが
(番組名は右サイドバーに出ているので、ココには書かない)

「時々オタク狙い撃ちの萌え絵があって、油断できません」

 …とかいうクソうるせぇ能書き視聴者様からの有難い感想が
書かれておりました。
 イヤこちとら、そんな絵は全然描いた記憶がないのだが。
まぁワタクシめの画風はイラストというより所詮「マンガ」
ですからねぇ(←卑屈発言)。マンガ絵で女描きゃ、そう
決めつけられるのもムリはない…のだが、「眼と腹の肥えた
オタ公があんな画風で萌えるわきゃねーよな」と思い直し、
HDDの片隅にまみれていた過去の仕事画を引っ張り出して
検証してやろう、というのが今回のお題。

 まずは↓こちら。
テキトー画廊-01_tama

 コレは番組名変わって最初の仕事だっけ。
まぁヤッターマンがゼンダマンに変わった程度の変化だけど
確かテーマの『卵』に引っ掛けて、初めてカステラ食った
日本人を描いたモノだったか(何か最近もそんな画描いた
気もするけど…)。まぁフツーにマンガの絵だよねぇ。

 お次は↓コレ。
テキトー画廊-02_galic

 あ、コレは明らかに違う(笑)。
何せふりーく北波が送ってきたラフにデッサン修正かけながら
パス引いてるだけだし。「昔のヘッポコ少女漫画風」を要求
されたが「いちいち描いてらんねーよ面倒臭ぇ」という処理。

 ちなみにこの番組、自分本来の画風で描いた絵は少ないのだが
↓コレの場合は若干滲み出ているかもしれない。
テキトー画廊-03_soy

 色調キツ~(笑)。確かこの頃「番組名も変わった事だし
ちょっと違う画風もやってみるか」とムダな実験してたっけ。
ネタは確か「本国に帰った米兵さんが、醤油の味を忘れられない」
とかOLがムダ話してる場面だったか。
「ん~、コレの事かな」とも思うが、もう少し見てみる。

 ハイお次は↓こちらー。
テキトー画廊-06_suki

 あー、当たり障りのない画ですなぁ。
この頃に「もうこの番組、こういう絵柄でイイや」と
まとまった感じで、後はルーティーン的になったっけ。
ネタは一応、初めて牛肉食った日本人が、自分の居酒屋で
牛鍋やろうとしてカミさんに反対されている場面。
パーソの女優さんはこの時(他にドラマ等の重い仕事が
なかったせいか)えらく芝居してましたなー。

 そんな思い出話はともかく↓次。
テキトー画廊-07_mango

 なんかもぉ『まんがはじめて物語』かよ…て位な
ネタが続くが、宮崎で初めてマンゴー栽培を始めた農夫の
挫折と再生みたいな場面。えらく昔の事なので、今の知事が
まだ「♪カロリーそのまんま」とかいうCMやる前だろう。
コレも「萌え」とかじゃねぇと思うけどな。

 お次は↓ピンで女出る例。
テキトー画廊-12_mikan

 江戸時代の舞台役者。後の画と落差を出す為にか、やや
マジメに塗ってやがる気がする…けど、オレ設定ではこの
役者「女形」て事になってるんだけど。
舞台の題目が『お台場心中』なんだから、悲しげな表情
させた方がよかったのでは(←今更ながら反省)。

 あとは↓こんなところか。
テキトー画廊-18_tohfu

 割と最近なので画面比がHD規格になっていた。のでトリミング。
江戸城大奥にて、豆腐を使っての包丁試しを受ける場面。
…にしてもこの番組、江戸時代とか多すぎるわ。
俺は一体何人のチョンマゲ野郎を描いたのやら。

…どう考えても「萌え」とは結びつかないと思うのだが
何となく思い当たるフシがあったな。
…しょうがない、引っ張り出してくるか。


テキトー画廊-にゃんこ昼寝中

後編につづくのニャー。

【クルマ画】8・零、そして

 そういえば'91年頃の事だったか。
知り合い数人とクルマ談義に花咲かせていた時、そのうちの
一人(アニメ等にうつつを抜かすオタ公)が
「そういえば昔『童夢-零』ってあったけど、
 童夢って今どうしてるの?」とニヤケながら訊いてきた。

 その言い草がまるで、一発屋で終わった歌手の落ちぶれざまを
あざ哂うような態度だった事に腹を立て、その後のル・マン挑戦や
国内外での耐久レースにおけるトヨタとの蜜月と決別、そして
今では国内有数のコンストラクターとして君臨している旨を
自身も受け売りながら説明しておいた。
 まぁ所詮「自分の知識が世の中全て」みたいな性格の持ち主の上、
当時のF1中継における『貴公子セナvs悪のプロスト』みたいな
古館アングルを盲信していた輩なので、通じたとは思えんが。

 それはともかく、前回の流れで、恥ずかしながら
↓描いてみる。

テキトー画廊-zero

 童夢-零。1978年ジュネーブショーにて発表。
4000ミリを切る全長、1000ミリ以下の低い全高を持つボディに
日産L28+三国ソレックスPHHを三連装。リアブレーキは
インボードディスクとなっている等、その造りは当時の
レース車輌(フォーミュラなりGCマシンなり色々)に近いが
驚くべきはそのスタイリング。
 真横から見た形状は『童夢へ』を読んでいると成る程、
マクランサ・クサビの延長線上にあるスタイルだとわかるが
キャビン周りの造形が独特。
 危うく横腹と一体化しそうなロールバー部を基点として
前後に強く絞り込まれていく造形ってのは、海外でも同列に
扱われるスーパーカーやスタイリング・スタディ(例えば
イタルデザイン/マセラティ・ブーメランとか)にも無い
独特な意匠だろう。

 …などと偉そうに講釈タレるのも何なのだが、何故描いて
みたかといえば前書の影響と「カッコいいから描いてみたい」
コレに尽きる(「ヒマだったから」とは言わない)。
スタイルのみならず、ペダル周りに意匠とか「さすがは
レース屋さんの造ったクルマだ」と感嘆モノだし、独特…と
いうか正直飛び過ぎな感もあるステアリング(市販されてたな)
や内装アレコレも、後のステーショナリーグッズを彷彿と
させる感じ。

 Eg周りはね、想像つくんですよ。
昔S30ZでL型やってたから。あの独特の「ドットットットッ…」
というアイドリングから、軽量ボディには十分のトルクで
立ち上がる感じとか。

 そして、改めて零を写真で眺めていると、このクルマに
ナンバーがつかなかった(認可が下りなかった)経緯も含めて
以前『ノスタルジックヒーロー』誌(芸文社)にて受けていた
インタビューの一文を思い出すのでありマス。

(以下、同書より一部引用)

「日本ではわれわれのような立場の者が自動車を製作するには、
あらゆる意味で難し過ぎる環境であるという気がします。
 一般的に変わった出来事や創造性に対する価値判断が
ひじょうに消極的ですね。計画を一歩進めるごとにリスクは
かえって増大していき、どんな楽しい計画も最後はつまらない
ものになっていきます。
 結果的に小手先だけの技術レベルだけが向上していき、
それを支える文化はいつまでたっても育ちません。」


(引用おわり)

 …クルマの世界だけじゃないわなぁ、こういう事は。
誰もがこういう事を「しょうがない」「当たり前」時には
「よくある事」で済ませているから、ダメになっていくんだと。

 それはともかく、背後にあるのはトムス84C。
スーパーシルエットで協力していた関係からか、国内の耐久
レースでも童夢がボディを担当したマシンですな。
 ちなみに絵の方はデビューレースとなった1984年の
富士500kmレース出場時の姿。活版ページの、しかも逆向きの
写真を参考にしただけに(細かい所はタミヤの模型を参照)、
細かい所は違っているかも。
 しかしこの頃のCカーはまだ4発(トヨタ4T-GT改。日産の
場合はLZ20Bターボ)だったというのが「時代だなぁ」て感じ。
そして車名がマーチやノバと同じで、何年のどのカテゴリーか
わかりやすいのもポイント。


そういや零のスタイリングに影響を受けたクルマが、
架空の世界に↓ありましたな。


テキトー画廊-stranger

『サイボーグ009('79版)』のストレンジャー号。
009=島村ジョーの愛車として登場したが「アンタ自分の足で
走った方が速いでしょ」というなかれ。
マーチャンダイジングという事情があったのだ。

童夢へ そして


【注意】
続刊の発刊状況については、出版社に直接質問するか
通販サイトでも覗いてください。
検索かけて一介の読者のブログ覗いたところで
わかるワケがない事くらい、常識で判断しましょう。


 以前、こちらで紹介されていた本を、今月になって
ようやく(先月は金欠だったのよ)入手させて戴きました。

童夢へ/林 みのる

¥1,575
Amazon.co.jp

 林みのる社長のインタビューというのは結構あったりするけど
割と断片的というか、時系列で語られた物が少なかった印象あるし、
すがや先生といえば、一般的にはゲーム漫画の始祖だろうけど
個人的には海外モータースポーツの個人特派員みたいな印象の方が
強いので(しかも推薦されてらっしゃる)「コレは買って読まにゃイカン」と購入。
 勿論、教えて戴いた感謝の気持ちを込めて、あちら様に貼り付けて
あったアフィリから注文。まぁソレで入る金額なんて煙草一本分にも
ならんとは思うけど。

 で、読んでみたところ、コレが面白い。
いつも舌禍スレスレのコメントを残す(失礼!)林社長の事だから
どんな辛辣な内容になっているかと思えば、意外にフツー。
…というより、飾らない文体も手伝って実に読みやすい。
お陰様で、途中で休む間も入れず一気に読破してしまいました。

 またその内容が実に身に染みる。
「一度その世界の水を飲んでしまった以上、もうその世界でしか
生きていけない」身になってしまった男が、己個人の力を頼りに
どうにか生き抜いて行く感じがまた、個人事業(といえばカッコ
いいだろうが、所詮しがない下請け絵描き)を営む者としては
「共感」というのがおこがましい、複雑な感情を抱いてしまう。
何よりも処女作『カラス』製作時の焦燥や不安感などは、自身でも
手引書も何もない状態から企画書等にまとめる時の精神状態が
そんな感じだから、妙にわかる。何つってもその時ゃ、周りに
味方が一人もいないワケだから。

 天才&詐欺師のM氏(アレだ、当時東中延在住のあの人だ)の
ジコチューぶりなんかも「いたなー、こんなのが俺の周りに」と
いった感じで(尤も単なる詐欺師で、天才でも何でもなかったが)。

 個人的に気になっていたのは以前、CG別冊『ひと・クルマ・30』で
触れていたK氏の素性だが、それも何となくわかったし(因みに
スカGデートの顛末については、そちらの方が詳しい)、
第二回東京レーシングカーショーでのライザーGT完成前夜の
ドタバタぶりも微笑ましい。

 で、本書を読んでいた時、久々に観たドラマ『早春スケッチブック』にて
山田太一が山崎努に語らせていた「(物事を)好きになるには、
好きになる努力をしなければならない」という台詞を、度々思い出した。


それはそうとしてこの後、書庫から『栄光なき天才たち』の
11&12巻を取り出したのは言うまでもない。
最近はコレのみ『浮谷東次郎物語』として復刻されてますね。