舞踏家・岡 佐和香のブログ -3ページ目

宮森さんと、梅田和紙との出会い

福井今立の旅の初日。


今立現代美術紙展にて、
作家の宮森敬子さんと彼女の素敵な作品と、作品の中心に使われていた雁皮紙(がんぴし)という和紙に出会うことができました。


紙の王とも呼ばれているのだそうです。


しかも、梅田さんという方が作られた、極薄の貴重な雁皮紙なのだそうです。すばらしいです。最初は和紙だとはわからなかったのですが、触れた瞬間、時が止まったようで、言葉がありませんでした。

実は旅の前にこんな薄い和紙はないのかしら、と調べても、見つけられずに今立に来てしまってました。


「雁皮紙(がんぴし)は、ジンチョウゲ科の植物である雁皮から作られる和紙である。
雁皮の成育は遅く栽培が難しいため、雁皮紙には野生のものの樹皮が用いられる。古代では斐紙や肥紙と呼ばれ、その美しさと風格から紙の王と評される事もある。繊維は細く短いので緻密で緊密な紙となり、紙肌は滑らかで、赤クリームの自然色(鳥の子色)と独特の好ましい光沢を有している。丈夫で虫の害にも強いので、古来、貴重な文書や金札に用いられた。日本の羊皮紙と呼ばれることもある。」
Wikiより


雁皮紙を作る工程の映像がありました。
https://youtu.be/dTcox0Ep8kM


そして梅田さんの雁皮紙を使われた宮森さん作品の中で唄う柚楽弥衣ちゃん
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=10213419102125447&id=1036640873

翌日の奉納では弥衣ちゃん、そして梅田さんの雁皮紙と共に舞わせていただくことに。
とても薄くて薄くて・・驚きですし
確かに出会うことを願ってはいましたが
本当に私で良いのかしら・・ 


舞踏では和紙、新聞紙と・・
紙と共に舞うことは何度かありましたが、
紙と舞うのは難しいです。
新聞紙の舞の為に一年以上、連日稽古をしたこともありました。


難しいというのは技術とかだけじゃなく・・
「紙と自分と紙一重」と先生がおっしゃっていたことも今思い出しました。


しかもこのような薄い和紙と共に舞うのは初めて。どきまぎですし不意な出会いに

初心に戻りましたが~


深く深呼吸しまして~
流れのまま、
体も緩めまして。。


まずは、ご縁に心から感謝です。

宮森さん、本当にありがとうございました
m(_ _)m






まなざし

神道の葬儀の話から~
教えていただきさっそく入手💗

Amazonじゃ、明後日からの奉納の旅に間に合わないからどうしようと困って、ふらふら立ち寄った本屋さんにありました。

しかも、Amazon調べててもう一つ欲しくなった「日本の祭」もありました。

こういうの、わくわくします✨



しかし。

先祖の話

旅の合間に、進みませんでした(^_^;)


柳田国男の本の当時を温故知新ですが、

柳田国男も当時、過去を温故知新をされていたのですね。当たり前なのかもですけど(^_^;)


土地の方々や風習に向ける 

目差しが、過去現在未来に向けた

遠く広く偏りない目差しも含んでいて

素敵すぎます。







紙の神さま、千三百年大祭

「今から約1500年前、この地に現れた一人の女神がいた。その女神が村人に伝えたのは「紙漉きの技」。日本には紙漉きの産地は他にも存在するが、紙の神様はこの場所にしか存在しない。」

ゴールデンウィークは、日本唯一の紙の神様、福井の「岡太神社・大瀧神社 千三百年大祭・御神忌」にて、柚楽弥衣ちゃんと共に奉納させて頂きます。自然に包まれたとても素晴らしい神社です。 

奉納は33年に一度のお祭りに次ぎ、二度目となります。
興味深いお祭りに参加させて頂けて、大変ありがたいです。ご縁に心から感謝いたします✨
弥衣ちゃんとの奉納、楽しみです♪

おかげさまで、たくさんの気づきの旅となりそうな予感です。

「千三百年大祭・御神忌」とは
越前和紙の産地・今立五箇にある紙祖神 岡太神社・大瀧神社は、日本で唯一の紙の神様、川上御前が祀られ、全国の紙業界の総鎮守として崇められています。
毎年5月には「神と紙のまつり」が催され、上宮からの川上御前の御巡幸を喜び、各神社で神輿の争奪戦が繰り広げられます。
今年・2018年は、泰澄大師が神社の前身である大滝寺を建立して1300年にあたり、例年より盛大な大祭が行われます。その際、奉納される法華八講は、神仏習合の儀礼を現代に伝える意義深いものです。





守り神さまのはじまり

祖父もゴールデンウィークでしたが・・
今日は祖母の葬儀。
生を全うしきった感じがしています。



用事重なり、田舎までゆけないのだけど
遠くから、新緑の爽やかな風につつまれて
安らかな眠りをお祈りします。

和魂のような祖父に対して
まるで奥山に棲む荒魂のような祖母でしたが(^_^;)、二人で一つ、ある意味バランスとれてたのかなあ・・。

50日祭には、おばあちゃん、そしておじいちゃん共にお参りしたいな。

うちは神道かつ代々、自然信仰です。
祖父も祖母も、守り神さまとなって戻ってきてくれます。

それはとっても、家族の誰にとっても
優しいなと思います。

葬儀もとてもシンプルです。
戒名もいりません。冥土にもいかないんじゃないかしら。閻魔さまに裁かれることもないんじゃないかしら。そして、お墓はあっても遺骨は大地に戻します。だから、ここにもあそこにもいるような・・

死は神さまのはじまり。

だから、なんだか、シンプルで、明るい感じ。
だから、哀しみじゃないんです。

と、投稿してみたら、なんだろ、この捉え方、案外伝わらないみたいでもどかしいな・・。
おかげさまで新たな気づきとなりました(^_^;)

神道の神さままでの道は、あまり知られてないのですね。そんな私も詳しくは知りませんで、こちらが参考になりました。
https://www.lifedot.jp/funeral-shinto/

こどもの時は神道の葬儀って不思議でしたが、
時を経て、いまは自然で素敵だなと感じます。

完全即興

2月12日(祝月)は
清水一登さんと続けてきた
完全即興パフォーマンス、
1年半ぶり10年目の再スタートです。

ピアノと音に超超こだわる竹場さん、
そして床に結構こだわる私?
会場探しに難航し続けました
裏事情はさておきまして・・ 

新たな次元に踏み出すために
クールダウンは
必要だったのかも~と
今は感じてます。

再会するにあたりまして
きもちを整理してみましたが

完全即興って
綺麗ごとではすまされない。
生の人間が露れる
全身全霊
赤裸々な世界だなって
感じてます。
ゆえに神秘的でもある。

相手を引き上げよう、引き下げよう、
自分うまくやろう・・とか、
変に意識が動いたら、
成立しないのかも。

○んだふるを始めて
10年の積み上げたものも
プライドとかも、ふっ飛ばして
ゼロからスタートすればいいかな。

そして、ここ数年は幼い頃から
(実はバレエよりも武道に憧れてた子だったの)関心があった古武道を
少しかじる時間が持てて、
音とダンスの完全即興は、
武道にも通じる
一期一会の世界でもあったのかなとも
感じてます。

打ち合わせなし、お手盛りなし、
手の内を一切明かさないで対局できる。
私の感覚でしかないですけど。

これまでの私の完全即興は、
不完全というか、
未発達・未成熟な部分があったと思います。
音と肉体、
両者が共に
ブレずかつ感化しあい和を持って
今、その場で産みだし創りあげてゆく
という意味で。

言葉はいらない。
予定調和もいらない。
一期一会のアドリブだから成立する
以心伝心を信じて
清水さん、新ホストの柚楽さん、
そしてゲストの皆さまと共に
進化深化できたら、楽しそうだな・・

新しい世界に上りつめたいな・・。

おかげさまで
新鮮なきもちで
挑めそうです。

ご来場、お待ちしております~

2018年2月12日(月・休)
15時半開場・16時開演

たのしいの⭕️んだふる! - 再会記念編
10th Anniversary since 2008

岡佐和香(ダンス) 
清水一登 (ピアノ、他) 
柚楽弥衣(ヴォーカル)

ゲスト:
吉本大輔(舞踏)
メル(Mer)(舞踏)
​アンドレ・バン・レンズバーグ(ギター、尺八)

会場:
​アトリエ第Q藝術(成城学園前駅から徒歩2分)〒157-0066 東京都世田谷区成城2-38-16 TEL  03-6874-7739

予約2,500円 当日3,000円(小学生以下無料)

予約・お問い合わせ:
メノウ東京(050)5806-1997

✳ご予約は下記まで

Facebookページ
https://www.facebook.com/events/187827048469216/?ti=as

公式ウェブサイト:

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