舞踏家・岡 佐和香のブログ -2ページ目

5/27たのしいの⭕️んだふる!ver.2.01

ご案内です。
27日日曜日にダンス+音楽「楽しいの○んだふる」開催いたします。


ゲストに貝ヶ石奈美さん(ダンス)、
北沢直子さん(フルート)をお招きします。
3ホスト(清水&柚楽&岡)ともに、ゲストの方々とは当日初めましてな、完全即興セッション。楽しみです💗


ご来場、心よりお待ちしております!

たのしいの⭕️んだふる!ver.2.01
- 花疲春愁編
- 10th Anniversary since 2008 -


今年から復活した、ダンス+歌+音楽の即興コラボレーション第2弾!

5月最後の日曜昼下がり、春の終わりの艶やかな憂いを。


2018年5月27日(日)13時半開場・14時開演
​渋谷・公園通りクラシックス


ホスト:
岡佐和香(舞踏) 
清水一登(ピアノ) 
柚楽弥衣(ヴォーカル)


ゲスト:
貝ヶ石奈美(ダンス)
北沢直子(フルート)


音響:
藤井 Ma*To 将登


料金:
予約2,800円 当日3,300円(小学生以下無料)


ご予約・お問い合わせ:メノウ東京
(050)5806-1997
https://www.meno-tokyo.rocks/ver-2-01

イベントページで参加ポチでご予約もOKです💗
https://www.facebook.com/events/597845270572717/?ti=as


*岡佐和香、清水一登、柚楽弥衣の写真は、m.yoshihisaさんに撮影していただいたものです。





神と紙 その郷のまつり

岡太神社・大瀧神社
50年に一度の1300年目の大祭。







例大祭では子どもたちの神能舞・紙神楽奉が
素敵でした。

川上御前(女の子)が、民(男の子たち)に紙漉を教えるストーリーなのですが、これが大祭のメインイベント。

紙漉の伝承。

子ども、若人、お父さん、お母さん、お祖父ちゃん、お祖母ちゃん、そして祖靈として・・

和紙の里山で、
年を経て、人としての今ある役割の中で
川上御前と和紙を
代々守り続けて来た心意氣が 
熱く伝わってきました。

奉納して嬉しそうな子どもたち
子どもたちを世話する親御さんたち
それを見守るおじいちゃんおばあちゃんたちに親戚のおじさんおばさん
それを見守るご先祖のたましい・・
そして川上御前さま。

地元の方は、ゴールデンウィークは毎年お祭りで、生まれてこのかた外に出たことがない、とニコニコ話してくださりました。

祭りが命そのものに感じられて
いいなあ~と胸があったかくなりました

越前のみならず、全国で
和紙創りの職人の方々が消えゆく今
この祭りが過去の遺物としてではなく
生きた伝承として
千代に八千代に
続いてゆきますよう
心よりお祈りいたします。




直会では、全国からお集まりの紙関係の方々も「和紙の技術をなんとか守りたい」
と熱く語っていらっしゃいました。

今からでも遅くない。
今だから遅くない。
でも一人じゃ、できないでしょ?

神さまは、外から参り
舞わせて頂いた私に対しても
そうささかれていたようにも感じます。

熱は外へ外へと
人を通して確実に伝わっています。







この旅で改めて感じたのは
はかりしれない力で繋がってゆく
人の縁でした。
たくさんの素敵な出会いに、
心から感謝いたします。

そしてこの先も
ご縁を大切に
和紙のためにお役にたてたら嬉しいな💗

マスミの横尾さんに、ぜひ弥衣ちゃんと一緒に奉納を、とお声がけいただき、実現した今回の奉納は、私にとってもかけがえのない素敵な想いでになりつつあります。

彼女の素晴らしい歌声に息吹を吹き込まれて、梅田さんの和紙は命そのものでした。あちらにゆきたい、こちらにもゆきたいわと、そよ風に乗って嬉しそうに舞ってくれていました。

外にいらした地元の方々までも、彼女の歌にいざなわれて、奉納を観に駆けつけてくださったそう。大変喜んでいただきました。

でもね、想いでにとどめず、
ここからがはじまりかもしれません~(^-^)/

33年、50年に一度、そして毎年行われ1300年続けられてきた、神と紙とその郷のお祭。
越前和紙の技と伝統の力。
祭りと和紙を守る地元の方々の心意氣。
もっと多くの方に知って欲しい観てほしいと、お祭りの前から東京と今立を駆け巡られていた横尾さんの情熱を、旅の最中も熱く感じました。

横尾さんがご縁で共に旅を楽しくご一緒させて頂いた方々との出会いと語らいからも、たくさん気づきと学びを頂きました。

心より深く感謝いたします。









奉納。そして梅田さんとの出会い

今立の旅二日目その弐。

夜、マスミの横尾さんのご厚意で
ゆらび関係者の方々と共に。

川上御前さまのもとで
極薄雁皮紙と柚楽弥衣ちゃんと一緒に
とっても楽しい奉納となりました。

撮影:奥村暢欣氏














なんと、雁皮紙をご紹介くださった宮森さんが、お作りになった梅田さんと共に奉納をご覧いただきまして😃
まさか梅田さんがいらしていたとは
鳥肌たって感動しました!!( ; ロ)゚ ゚


本当に嬉かったです。
梅田さんの和紙工房は、今は閉じてしまっているとのこと。舞わせていただいた雁皮和紙は、貴重な一枚だったのです。
梅田さんとお話させていただき、雁皮和紙への並々ならぬ熱い思いを肌で感じとることもできました。

梅田さんの素晴らしい和紙工房の復活を心より願っております。

一日前の朝は、何にも知らずに乗り込んだのですが、想定外の巡りあいに、胸が熱くなりました。

作家の宮森さんとの出会いがなくしては
今回の奉納はおさまりませんでした。
宮森さんの創作意欲と越前和紙を愛する心と行動力に、頭が下がります。
宮森さん、女神さまでした! 
心より、感謝いたします。

そして、5月12日には、ワークショップがあるそうです。お近くの方はぜひ♪

彼女のFacebookより
5月12日に村田菜穂さんとワークショップをします。20年前に私のつくばの展覧会に遠くから来てくれた菜穂さん。今回は本当に驚きの再会でした。多くの取材やテレビで越前市だけでなく全国的にも知られるようになった最年少で伝統工芸師となった女性です。実は私の作品に使われている極薄和紙は菜穂さんが梅田和紙で修行していた時に作られたものです。確かな技術でこれからの越前和紙を支える1人となると思います。

宮森敬子さんのサイトhttp://www.keikomiyamori.com/japanese/

神さまのお住まい

福井今立の旅の2日目の朝。
奉納の前にご挨拶をと・・
お峰(大徳山)へ。



大瀧・岡太神社の神さまたちは
いつもはこちらがお住まいです。

神さまは、ご神馬にまたがり、
この地を守っていたそうです。

普段は熊など獣が出てくるので
地元の方々もあまり登らないのだそう。




















里宮へ神さまご到着。

初日その弐。
岡太・大瀧神社へ。

奥の院より里宮へ神さまご到着。
地元の方々が和氣あいあいと
お神輿背負って
和やかで微笑ましいお迎えでした。










川上御前はこんな神さま。ミステリアスです✨
継体天皇が男大迹王(おおとのおう)として、まだ、この越前に潜龍されておられたころ(1500年前)、 岡太川の川上の宮が谷というところに忽然として美しいお姫様が現れました。
「この村里は谷間であって、田畑が少なく、生計をたてるのにはむずかしいであろうが、清らかな谷水に恵まれているので、紙を漉けばよいであろう」と、自ら上衣を脱いで竿にかけ、紙漉きの技をねんごろに教えられたといいます。習いおえた里人は非常に喜び、お名前をお尋ねすると、
「 岡太川の川上に住むもの」と答えただけで、消えてしまいました。それから後は、 里人はこの女神を川上御前(かわかみごぜん)とあがめ奉り、 岡太神社を建ててお祀りし、その教えに背くことなく紙漉きの業を伝えて今日に至っています。

奥の院の奥にもまだ神さまがいらして、1300年祭の今年になって、スサノヲノミコトが祀られていたことがわかったそう。
あと、オオナムチの神さまもみたい。

明日も新たな出会いがありそうな予感✨