迫害者サウロのジャズ日誌 -4ページ目

Miles Davis

マイルス・デイヴィス
$迫害者サウロのジャズ日誌My funny Valentine

George Coleman(Sax)
Herbie Hancock(Piano)
Miles Davis(Trumpet)
Ron Carter(Bass)
Toni Williams(Drums)


 今、マイルスで一番気に入っているのがこのアルバムです。ハービー・ハンコックの優しいピアノに心惹かれます。
 「音楽は心です。」そんなことを感じさせてくれるアルバムでした。
 もうすぐ「ヴァレンタインデー」ですか。淡く悲しい夢の思い出が漂います(笑)。

 今日は昨夜の雪がすっかり止み、快晴のもと散歩をしました。

 川面が揺れる。その波紋が強い光の下川底に映し出される。
 梅も咲き、風に伴い、春の風が漂う。
 今、私に足りないものはなんだろう。
 足りないもの・・・、何にもないんだな、そんなもの・・・。

 「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」のメンバーでの動画をいろいろものみしていたら、このブラックホークのライヴを見つけてしまいました。こちらはウィントン・ケリーやハンク・モブレーとの演奏です。以前聞いていただきたいと思いながらも断念したものなのでこの機会に載せてしまいます。
$迫害者サウロのジャズ日誌In Person : Friday & Saturdaynight At The Blackhawk -Complete
Hank Mobley(Sax (Tenor)
Jimmy Cobb(Drums)
Miles Davis(Trumpet)
Paul Chambers(Bass)
Wynton Kelly(Piano)



Eric Cross

エリック・クロス
迫害者サウロのジャズ日誌 In the land of Giants


Eric Cross(as)

Booker Ervin(ts)

Jaki Byard(p)

Richard Davis(b)

Alan Dawson(ds)



エリック・クロスは生後まもなく過失により失明したそうです。そんな彼は小さいころから音楽に親しみ16歳でプロデビューしてプレスティッジに録音を大量に残します。

  ここのメンバーも凄いですね。次回作の「トゥーシーイズ、テゥーヒア」というアルバムはチック・コリアやパット・マルティーノ、デイヴ・ホランド、ジャック・ディジョネットというメンバーで素晴らしい演奏を繰り広げているそうです。未聴なので聴いてみたいですね。

 しかし、より「ジャズ」を聴くにはこちらも負けてはいないでしょう。

 この後彼は二枚のアルバムを残してジャズ界から去ります。まだご存命だと思うのですがいったいどんな人生を歩んでいらっしゃるのでしょうか。


 先鋭的ながらオーソドックスな彼のジャズは私の音楽を楽しむこころに触れてきてくれます。ブッカー・アーヴィン、ジャキ・バイアードの演奏もとってもいいですね。日本ではあまりその名を聞きませんが、ジャズを何年か聴いていらっしゃる方は手をだしてみてはいかがでしょうか。入手は少ししずらいかもしれませんが、個人出品者がべらぼうな値段をつけているわけではないのでネット関係で手に入れることができると思います。


 なんだかジャズって哀しみが滲んでいるようでいいですね。

Hank Mobley

ハンク・モブレー
$迫害者サウロのジャズ日誌Hank Mobley Quintet

Hank Mobley(ts)
Art Farmer -(tp)
Horace Silver - (p)
Doug Watkins - (b)
Art Blakey - (ds)


 上は1500番台のモブレーです。オリジンナル・ジャズ・メッセンジャーズのシルバーとブレイキーの参加が光っています。こういうスーっとしたテナーもいいものですね。下記の「ロール・コール」もエネルギーいっぱいのブレイキーのドラムスが快感です。
 リカード・ボサノバはとにかく手に汗を握る情熱的な哀愁です。リー・モーガンとの共演が素敵ですね。

 出会いとは時に人生をくるりと回転させてしまう強さがありますね。
 今までどんなに多くの人と出会いを重ねてきたでしょうか。
 一緒のテーブルについても出会わない人とは出会わないし、すれ違っただけでであってしまう人もいます。
 豊かな人生とはどんなものを言うのでしょうか。
 
 思いどおりにならないことを楽しめたら人生面白いでしょうね。
 常に人生本番。
$迫害者サウロのジャズ日誌Roll Call
Art Blakey(Drums)
Freddie Hubbard(Trumpet)
Hank Mobley(Sax (Tenor))
Paul Chambers(Bass)
Wynton Kelly(Piano)

$迫害者サウロのジャズ日誌Dippin'
Billy Higgins(Drums)
Hank Mobley(Sax (Tenor))
Harold Mabern(Piano)
Larry Ridley(Bass)
Lee Morgan(Trumpet)






Lee Morgan

リー・モーガン
$迫害者サウロのジャズ日誌Candy

Lee Morgan(tp)
Sonny Clark(p)




20年前くらい、レア・グルーヴの注目株であったリー・モーガンのブルーノート盤のベストセレクションを買いました。どうもそのときはノリのよい曲の良さがわからず、一生懸命毎日聴いた覚えがあります。その中でも素直に楽しめたのがこのキャンディーでした。そして今でも聴くと変わらずに心が躍ります。

今日はグループワークを楽しんできました。人の意見を否定したりせず、一人ひとり「自分のことを自分の言葉」で語っていくのです。共感する意見だけではなく、首をかしげたり感情に触れる意見などもときにはあるのですが、そのような意見を聴いた自分の心を見つめることがその会の趣旨なのではと思っています。
 今日は「孤独死」や「たられば」についてとお題がはっきり決まっていました。それぞれの生活に対するスタンス、意見を言うときのスタンスが面白かったですね。よりディープなものでは「12ステップ」とか「EAミーティング」「AA]などキリスト教系のものもあります。
 枠をつくることによってコミュニケーションの幅を広げ、自分の心を見つめるきっかけをつくったり、仲間の存在を感じる素晴らしい会です。
 



Keith Jarrett

キース・ジャレット
$迫害者サウロのジャズ日誌Paris Concert

Kieth Jarret(p)




ペトルチアーニを聴いていて思ったのですが、キースが生きているうちに一度は生で聴いてみたいと思いました。あとエグベルト・ジスモンティは次回は是非行きたい。

 「ああすればよかった。こうすればよかった。」そういう思いは起こるものですが、そのとき実際にとった行動が唯一で最善だったのでしょう。後での記憶は大分いいとこどりのような気がします。人の話をきいているとそれがよくわかります。
 そう思った今、新たに決意をしなおすときなのでしょう。今それが最善なのですね。上手くいくか行かないかは最善の行動かどうかとは関係がありませんよね。どうも結果論になってしまいがちな私がいます。
 しかし似たもの同士とはなかなか交流しないものらしく、かえっていろいろと新鮮なショックを受け続けております。(笑)自分ってよくわからないものですね。
 わたしの周りのかたがた・・・ごめんなさいね(笑)

Bill Evans

ビル・エヴァンス
$迫害者サウロのジャズ日誌

Bill Evans(p)
Eddie Gomez(b)
Marty Morrell(ds)




このアルバム、今回初公開の冒頭の三曲が凄いです。個人的に演奏してもらい、その方が大事にとっておいたのでしょう。エクスプロレイションズで完成されたスタイル、アドリブをふしゅうしてしています。たぶん「こういう風に演奏してくれ」とのリクエストをされたのでしょうね。演奏の覇気も上々でここ最近のお気に入りです。後半はトリオとモニカ・ゼッテルンドとの共演を収録しています。
アルバム収録の演奏と動画は別です。


$迫害者サウロのジャズ日誌Live In Stockholm 1965

Bill Evans(p)
Palle Danielsson(b)
Rune Carlsson(ds)

Live at Gyllende
Cirklen,Stockholm,Sweden,November 15&19,1965
 こちらは後にキースジャレットのヨーロピアン・カルテットに参加するベーシスト、パレ・ダニエルソンの参加がユニークです。ファンカレロなどの選曲も魅力が大きいですね。
 それにしてもいくら探してもこのアルバムだけが見つからないのです。ウーン。どうやら私は執着がつよく、完ぺき主義者のようですね。とっても気になりやきもきするのです。そんなに聴くわけでもないし、無いなら無いでよいのですがどうも・・・。
 これまでも人生の中でも先のことばかり気になり溜め込むような依存するようなところがありました。結局握りつぶしてしまうことによって、せっかく素晴らしいものであったのに、それらはいざというときに生かせずに過ごしてしまいました。これまでのものを生かすのも今の生きかたのやり方があるのでしょう。それぞれ保存の方法があるのですね。
 このごろ面白い変化がありました。痛い思いをしましたし、これからもまたそのことでするでしょう。しかし、今も良い経験だと思えるようにこれからもそこから得るものも大きいでしょう。

Bill Evans

ビル・エヴァンス
$迫害者サウロのジャズ日誌on green dolphin street

Bill Evans (piano)
Jim Hall(Guitar)
Paul Chambers(Bass)
Paul Motian(Drums)
Philly Joe Jones(Drums)
Ron Carter(Bass)
Zoot Sims(Sax),


 このアルバムはトリオ演奏と、ジム・ホール、ズート・シムズとの共演の「ルーズ・ブルース」の2テイクの収録されたアルバムです。録音から10年以上たった70年代に発売されたものです。ジャケットいいですねぇ。ズートとの演奏を好むファン多し。朝もやの素敵なフォトにうっとりです。
$迫害者サウロのジャズ日誌What's new

 メンバーの紹介のところですがあいてしまったので・・・。
 どうやら私の他者への求め方がいつも最善ばかりではないことがわかりました。具体的に悩んだゆえとても気付きの多い経験でした。安全な範囲で引っ込んでいると変に自信過剰になりますね。それにしても具体的に問題を突きつけられると逆に解決しやすいし問題点もはっきりします。それに多くの人に助言や共感をいただきまして感謝しています。これからもその友人と与え合う関係になれるようにしていきたいです。それにしても良かった~。 
 そしてここではユニークなジェレミー・スタイグとの汗とつばの飛び散る熱演。
 ここで紹介した全てのアルバムに対して言えるのですが、あくまでエバンスを客演としてみるほうが期待はずれをしないですむ気がします。
$迫害者サウロのジャズ日誌interplay


 エバンスらしく内面的でもあるが大人気名ハードバップ。ジム・ホールとの共演を一番楽しみに聴いています。ハバードのトランペットは素晴らしいのですが元気いっぱいで、そのせいでエバンスのアルバムの中でもダークではなく明るい様相をていしています。誤解を恐れずに言ってしまうと私がこのアルバムを取り出して聴くときはエバンスが目的ではないです。私の中で別物としてとても好感が持てます。
「苦しみを夢に隠して」など日本語訳の曲名も素敵です。
$迫害者サウロのジャズ日誌Quyintesende

Bill Evans (p)
Harold Land (ts)
Kenny Burrell (g)
Ray Brown (b)
Philly Joe Jones (ds)

Recorded May 27-30 1976, Barkely, CA.

時として評判は高くないですが、熱心なファンは避けては通れないでしょう。レイ・ブラウンとの相性はどうかわかりませんが、ケニー・バレルやハロルド・ランドとの共演はいい感じです。ケニーというと「あれ?」とか思いますが「匿名性」強いスマートな演奏でランドとともサポートしています。フィリー・ジョー・ジョ^ンズとは本当に仲がいいんですね。何年来の付き合いなんでしょう。エヴァンスらしからぬ不健康仲間のようですが・・・。トリオを組んでいたとき、ベーシストのマイケル・ムーアが音をあげて逃げたらしい・・・。
$迫害者サウロのジャズ日誌stan getz&bill Evans

Bill Evans (piano)
Elvin Jones(Drums)
Richard Davis(Bass)
Ron Carter(Bass)
Stan Getz(Sax (Tenor)),


 このアルバム発売されるまで大分永い間お蔵入りだったそうです。演奏は素晴らしいのですがなぜ?ボサノバのイメージを壊したくなかったのか?ジャケットはなんだかといった感じですが内容はとってもいいです。ここでは「グランドファーザーズ・ワルツ」や「ファンカレロ」のような素晴らしいオリジナルが聴けます。それにしてもエヴァンスのオリジナルアルバムの質の高さといったら・・・。亡くなった後にぞくぞくでる未発表もとても素晴らしいものばかりでいやはや凄いですね。
 下記の音源はこのアルバムではなくライブを収めたアルバムより・・・。

Machinist

マシニスト [DVD]/クリスチャン・ベール,ジェニファー・ジェイソン・リー,ジョン・シャリアン

この映画大好きです。サスペンスになっているのであまり内容は触れませんが、とても不思議な気持ちになり、そして最後に驚いてからほっこりする感じです。良くできた映画です。ドストエフスキーの罪と罰のような楽しさがありますね。
 それにしても相談する人って大切ですね。多くの友人・お世話になっている方々本当に感謝に絶えません。それこそ「間違った良心」にさいなまれることもひとしおです。押しつぶされないでなんとかやっています。

Grant Green

グラント・グリーン
$迫害者サウロのジャズ日誌Idle moments
Al Harewood(Drums)
Bob Cranshaw(Bass)
Duke Pearson(Piano)
Grant Green(Guitar)
Joe Henderson(Sax (Tenor)
Bobby Hutcherson(Vibraphone),

 このアルバムは昔よく聴きました。ソウルフルなグリーンにジョー・ヘンダーソンにボビ^・ハッチャーソンなどの新しい感覚のミュージシャンの共演が聞きものです。それにしても演奏がクールなのに熱いですね。
 このところ人間関係に悩んでいます。似たもの同士の仲良しができました。とても意気投合したのですが嫌なところがでてきました。しかし、思い返すと、私も「あー昔の俺、あの人にもこの人にもこういう悪いことをしたな」と反省仕切りです。もうすぐに関係をきりたい気持ちにもなってしまいましたが、気持ちを落ち着けてもう少し様子をみてまた楽しい部分で付き合えればと思っています。
 これも大きな収穫です。こんな出会いも大切にしたいです。
 そんなときにこんなレイジーなのを聴くのもいいかな。

The Mod Scene

ザ・モッズ・シーン/オムニバス
 これが良いのです。リーヴァイスのCMで流れていて購入しました。
 基本的にロックなのですが、よりソウルやブルースに近い演奏が多いです。私自身はジャズファンなので楽器編成に惹かれました。60年代のポップなジャズに使われたハモンドオルjガンなどの魅力も大きいです。しかしあくまでイギリスのロック。そこらへんの聞きやすさもポイントが高いです。
 このごろガチガチのジャズファンから少し抜け出したところですが、そんな折こんなのがとても聴きたくなりますね。今日は日向ぼっこをしました。そんな時間がいいですね。