迫害者サウロのジャズ日誌 -2ページ目

Wayne Shorter

ウェイン・ショーター
迫害者サウロのジャズ日誌Juju
Wayne Shorter(ts)
McCoy Tyner(p)
Reggie Workman(b)
Elvin Jones(ds)




 ウェイン・ショーターは私はリー・モーガンとの一番下のジャケットのアルバムが一番好きだったりします。独特の作曲センスで魅了してくれますが、あまり深い世界に行き過ぎないくらいのところがいいのです。わたしはハード・バップが好きなのでしょう。
 アダムズアップルはハービー・ハンコックのピアノの楽しいピアノから一気に引き込まれました。そこでの彼の抑制の効いた演奏が一種のニュアンスをたたえていて素晴らしいです。
 マイルス・ディヴィス・クインテットでの演奏はまだあんまり聴き込んでいませんが「マイルスズ・スマイル」は好きです。
迫害者サウロのジャズ日誌 それにしても、このブルーノートっていう会社はなんともいえない味わいを振りまいています。ジャケットデザイン、録音技術、音楽性、どれをとっても独特の空気を感じます。
迫害者サウロのジャズ日誌 ウェイン・ショーターはどこか洗練されたところがあり、当時としては新しい風を送ってくれました。アート・ブレーキーのジャズメッセンジャーズでも三管編成のサウンドなど楽しませてくれましたね。いろいろなアルバムで彼独自の世界を見せてくれましたがこの時代ならではの音ですね。その中でもいろいろな要素が混ざった微妙な音世界を作り出している演奏が好きです。
 マイルスのグループに在籍した後、ジョー・ザヴィヌルらと共にフュージョンの道へと進みます。

Jacky Terrasson

ジャッキー。テラソン
$迫害者サウロのジャズ日誌Lover man

Jacky Terrasson(p)
Trio
(b)
(ds)




 ジャッキー・テラソンは素晴らしいピアニストです。彼のデビュー作がこの日本の会社のヴィーナスにおけるものでした。モンクコンペティションで優勝したすぐ後の作品です。
彼の演奏はなじみやすいのになんだか違和感がある感じでしょうか。しばらく聴き続けてしまいます。
ポップな要素もふんだんにありながら、一筋縄ではいかないものがあります。

Bob James の前衛

ボブ・ジェームス
迫害者サウロのジャズ日誌 Explosions


Bob James(p,sym,prog)

(b)

(ds)

Trio









 ピアノトリオではあるが、シンセサイザーやプログラミングなどを60年代前半のこの作品にて展開しています。このての作品は他にポール・ブレイなども手がけれいます。

 それにしてもエヴァンス派から出発したボブ・ジェームスはここで前衛音楽を展開した後、フュージョンでもって広く知られることになります。私はそちらのほうの音楽はあまり聴いたことがないのですが、知り合いにもらったテープがあるので是非聴いてみようと思います。

 この作品ですが、ヨーロッパのフリージャズの名門ESPです。通好みながら好きな人は気に入るのではないでしょうか。しかし手に入るのでしょうか。

Gary Burton/Anderew Hill

迫害者サウロのジャズ日誌Gary Burton and Berklee Allstars

Gary Burton(vib)

etc







ゲイリー・バートンの昔ながらの演奏が聴けます。ゲイリー・バートンは以前からフュージョンとクリアーな演奏を両立させてきました。わたしはここでは「ソウルフル・ビル」に偉く感化を受け購入しました。夕刻のラジオで流れてきたときのことは今でも昨日のことのように思い出されます。生暖かいやさしい空気の匂いのした日でした。
 HMVで見つけバリバリに割れたジャケットも気にせず喜んで購入しました。実際に取り出して聴くことはあまりないのですが、今でもその音楽は耳を離れることがないですね。
迫害者サウロのジャズ日誌 こちらはアンドリュー・ヒルのアルバムです。かつてはブルーノートで通好みとして知られたピアニストです。こちらは後年になって出したアルバムです。かつての共演者ボビー・ハッチャーソンが参加しています。このアルバムは大分後になってdisc Unionの中古で手に入れたものです。
 ラジオで聴いた「Samba Lasta」。この曲も夕刻にたゆたったもののひとつです。当時曲名がわからず、探したのですがどうにもみつからず、編成からめぼしをつけたブルーノート4000番台をジャズバーでリクエストするも、はずれたばかりではなくユニークな演奏についていけず聴いているのでさえ当時はきつくがっかりしたものです。今では4000番台のアンドリューの良さを凄く感じて、サイドマンまでチェックしたりするようになりましたが・・・。

Modern Jazz Qurtet

モダン・ジャズ・カルテット
迫害者サウロのジャズ日誌Milt Jackson

Milr Jackson(vib)
horace silber(p)
Percy Heath(b)
connie Key(ds)




 このアルバムは下記のアルバムと違い、ピアノにホレス・シルヴァーが呼ばれています。プレスティッジのオーナー・ボブ・ワインストックに独りだけのけものにされたジョン・ルイスは悲しかったでしょう。このアルバムの後彼らMJQはアトランティックレーベルに移り、下記のアルバム他多くのアルバムを永く録音することになります。
 MJQは室内楽的な音楽で親しみやすいところがあります。
 しかし親しみやすさ以上に音楽としての充実がものを言っています。親しみやすさだけなら結構ロック的なリズムに乗ったもののほうが今では親しみやすいですが、MJQは心に響く音楽を聴かせてくれるのです。
迫害者サウロのジャズ日誌 MJQは初めミルト。ジャクソンカルテットとして出発しました。初めはドラムスにケニー・クラークが参加していましたが脱退してヨーロッパに渡ってしまいます。その後にコンコルドでコニー・ケイが参加します。その後長い期間彼らは演奏を共にし、一度は解散しながらも再結成を果たし多くのファンをたのしませてくれました。晩年はコーラスグループ、テイクシックスやジョシュア・レッドマンなどとの共演版も創りました。そのころにジャズを聴き始めた私は思い出深いですね。ラストコンサートのいつもと違うのりの良い「朝日のようにさわやかに」がなんとも心に残ります。
迫害者サウロのジャズ日誌 一番上に紹介したアルバムは90年代に私が買ったとき、なんと初CD化ということでした。このアルバム今では定番ですが、ジャズの世界ではマニアで受けているものが売っていなくて中古で探し回らないとなかなか買えなかったり、日本版が出てなかったりということがあります。
 わたしがこれを買った理由はジャケットが良かったというだけですが・・・(笑)笑い事では無くジャケットから入った私にはとっても大事な部分です。このブログをはじめたのも実はジャケットのデザイン性を生かしたかったからという理由が一番大きいのです。

 このごろ自分のだめさ加減を知りました。そしてそれを見据えた上で一から積み上げていくしかないのですね。
 そのためにはしっかしとした方向性を見定めねばなりません。今まではあさってのほうにがんばっていたようにおもいます。
 詳しいことはまた報告しますが、どうかお祈りを持って見守っていただけると嬉しいです。






Bill Evans

ビル・エヴァンス
$迫害者サウロのジャズ日誌Live in Swtzerland 1975

Bill Evans(p)
Eddie Gometz(b)
Eliot Zigmund(ds)




 上記はエリオットジグモンドの加入したスイスでのライブです。もともと海賊版で出回っていたものが今は貴重な音源としてみんなに届けられています。エバンスはとっても自分の録音した作品に対して厳しい人で、海賊版どころか正規に録音されたものが後に許可無くリリースされたものでもとても気分を害したと伝えられています。それなので今の何十枚ものあふれんばかりの元海賊版を前にしたらエヴァンスはどんな反応を示すでしょうか。それにしてもファンの私には嬉しい限りです。しかし彼の生前に出たものの方が素晴らしくそちらから聴くべきなことはいうまでもありません。
 上のアルバムと違い、下記のアルバムは皆Marty Morellのドラムです。彼のドラムははまるととても気持ちよくて好きです。モレルは一部であまり評価は高くありませんし、エヴァンス自身もモレルを酷評した結構ひどいインタヴューを残していたりします。しかしなんかいいですね。二列目の左端は音質のせいもありますがヘッドホンで聴くとベースやドラムスがテクノの打ち込みのように迫力がありとても楽しめました。吉祥寺で買って井の頭公園で聴いたときはとても楽しいときをすごしました。とてもいい演奏です。一列目の真ん中のブエノスアイレスはどれもなかなか楽しめる演奏でした。ビューテシフル・ラブなども聴き所です。その右のアルバム「ケルンコンサート」も上のアルバム同様エリオット。ジグモンドのドラムです。長い演奏の「In your own sweet way」もマニアは聞き逃せません。
迫害者サウロのジャズ日誌 迫害者サウロのジャズ日誌 迫害者サウロのジャズ日誌 迫害者サウロのジャズ日誌 迫害者サウロのジャズ日誌 迫害者サウロのジャズ日誌 迫害者サウロのジャズ日誌Bill Evans(p) Eddie Gometz(b)
     Marty Morell(ds)



Art Pepper

アート・ペッパー
$迫害者サウロのジャズ日誌meets the rhythm section

Art Pepper(as)
Red Garland(p)
Paul Chambers(b)
PHilly jo Jones(ds)





 下書きをしていた画像と動画に記事を今日書いて載せます。なのでいつも拝見させていただいているRyoさんと偶然重なりました。なんだか嬉しいです。(ニコリ)
 この上のアルバムのyou'd be so nice to come home toが有名ですね。しかし私もモダンアードが好きで、ブルース・インがお気に入りです。
 ここではマーティー・ペイチ・カルテットでの演奏があまり取り上げられないので注目していただきたいでしょうか。(下の真ん中です)この時期のペッパーがお好きなら聞き逃せません。50年代に「サイド・ワインダー:という曲を演奏していますが、もちろんあの曲とは別です。(ニコ)
 明日は祭日ですね。そんな中健康状態が優れないのですが、一生懸命生きています(ニコニコ)。
 ペッパーも人生の中で苦しい中を通りました。彼は麻薬で施設に入るのですがここのアルバムは治療のために入院する以前の演奏で、復帰してからの力強い演奏とは対照的に優しく繊細なところが持ち味です。
モダンアートのロマンチックな演奏は好き好きですが、はまるとものすごい感染力です。一時期彼の演奏が一日中頭で鳴っていましたねぇ(笑)その後何故か一時期毛嫌いしていたときもありますが、音楽は心の状態が顕著に趣味に現れますね。この時期のペッパーがお好きな人はきっと優しい気持ちをお持ちなのでしょうね。復帰後の演奏の方ははもう手に汗握ってのりのりです(笑)。
 また私がいつの日かペッパーの演奏に真の底から酔えるような純粋な心になれますように・・・。
迫害者サウロのジャズ日誌 迫害者サウロのジャズ日誌 迫害者サウロのジャズ日誌


トヌー・ナイソ

トヌー・ナイソ
迫害者サウロのジャズ日誌 Witn a song in my heart


Tonu Naisso(p)

Jorma Ojanpera(b)

Petteri Hasa(ds)





トヌー・ナイソの軽やかなピアノに心躍る一枚です。

下記のアルバムもそれぞれに素晴らしいピアノですね。美しく親しみやすいヨス・ヴァン・ビーストの新録音。オーストラリアの名手ジョー・チンダモ。フランスのピアニストのおしゃれでリズミカルまボサノヴァ、サンバピアノトリオ。黄色と青のアーノルド・クロス。エヴァンス派の真骨頂、青に入っているナルディス、黄色に入っている新録音のおしゃれな曲たち。ロバート・ラカトシュのアルバムの冒頭の曲は誰に聞かせても「いいね」と・・・。

このほかにも澤野工房には素敵なアルバムがいっぱいです。スケッチレーベルが暖簾を締めてもアトリエ澤野のラインアップだけでもとても充実していることがわかります。

オンラインショップで十分試聴できるのでどんどん楽しんでください。


 今日は秩父のかわらへ行ってきました。観光地を避け独り静かにたたずんできました。行き帰りの電車で本を読んだのですが今の私にとても響く内容でした。このごろは私に変化がありました。物事を根本から捉えなおし見る位置を変えるとこんなにも世界というものは違いのですね。

 秩父では鹿の肉の刺身や岩魚の塩焼き、山菜をたっぷりいただいてきました。おばちゃんといろいろ話したのも楽しかったな。

 ところで恥ずかしながら親父に説教をしてしまいましたが、父親も父親で母親に陰口を言っていたとは全く持って情けないかぎりです。いつになっても親の前では子供ですが、いい加減に私も大人になって自立しなければいけませんね。

迫害者サウロのジャズ日誌 迫害者サウロのジャズ日誌 迫害者サウロのジャズ日誌 迫害者サウロのジャズ日誌 迫害者サウロのジャズ日誌

迫害者サウロのジャズ日誌







試聴はこちらから

Jean-pierre Fouquey

(ジャン ピエール フーケ)
迫害者サウロのジャズ日誌 Railroad

Jean-Pierre Fouquey(p)

Marc Johnson(b)

Peter Erskin(ds)






 このアルバムはなかなかいいです。音楽を素直に楽しめます。今i podでランニングのクールダウンに使っています。

 それにしても実際に何かをするというのはリスクがありますが、なくした分だけ得るものも強大ですね。

 あまり失敗はしないに越したことはありませんが、失敗もちゃんとやっておかないと先には進めませんよね。

ものすごく悩み苦しみ底まで落っこちたけど、底まで落ちると何かそう、必ず行くとこまでいくと答えがでるのですね。新しい生きる方向性姿勢を得ることができきました。

 また近いうちに澤野工房のお気に入りをレヴューします。
迫害者サウロのジャズ日誌 ルイス・ヴァン・ダイクです。彼の音楽も素直で大好きです。

Donald Byrd

ドナルド・バード
$迫害者サウロのジャズ日誌Fuego

donald byrd(tp)
Jacky Mclean(as)
Duke Pearson(p)
Doug Watkins(b)
Lex Humphries(ds)




かれは後にエレクトリック・ファンクに身を投じ大ヒットを生み出しますが、やはり他のファンの方同様この時期のバードがとてつもなく魅力的に写ります。
 全て素晴らしいのですが、ピアノのデューク・ピアソンに耳が行きます。「ファンキー・ママ」などの演奏に特に顕著でしょうか、スローブルースがかっこいいですね。
ということで下記にピアソンのアルバムを紹介します。独特のファンキーを作り出す彼ですが、ここでは彼の素直な音楽に触れることができます。
 またまたバードのほかのアルバムから演奏をお楽しみください。ジャケットが魅力的な「ア、ニューパースペクティブ」はコーラス入りということで聴かず嫌いをしていましたが、これまた素晴らしい。マーテインン・ルーサー・キングのお葬式にも使われたそうです。

 春に向けて楽しみが出てきました。
 動いてみることで新たな世界が開けそうですね。
 いろいろなところを覗いてみようと思っています。
 あー、楽しみ・・・。
$迫害者サウロのジャズ日誌Profile

Duke Pearson(p)
Gene Taylor(b)
Lex Humphries(ds)

$迫害者サウロのジャズ日誌Tender feelin's

Duke Pearson(p)
Gene Taylor(b)
Lex Humphries(ds)