今回も引き続き、中古で入手したアストロ光学R-51のお話です。
アクロマートのR-51を付属のHM20mmアイピースを使って月を眺めたら色収差が少なくとても良く見えて驚いた、というのは前回のブログで書きました。
が、どうやらこの事は一般的に良く知られていることみたいで、ブログでコメントをくれた「まーしー」さん情報や、自分でネットから情報収集をすると、アクロマートの色収差をハイゲンスのアイピースが打ち消すのだそうです。
アストロ光学 ミッテンゼーハイゲンス20mmアイピース
理屈が分かっていないのでピンとは来ませんが、これまでハイゲンスのアイピースはオルソやケルナーに比べて一般的にグレードが低いという理解でした。カートン60Dに付属していたハイゲンスアイピースも、視野角が狭く周辺像が流れてすっきりとは見えなかったので、そんなものだと思って使ってました。
でもR-51のお陰でハイゲンスも良く見えるアイピースである事を知ったので、所有するハイゲンスのアイピースを並べてみました。
上列がアストロR-51に付属してたもの、下列がカートン60Dに付属していたものです。(HM25mmは買い足したものです)
これらのアイピースも改めてこれから見直して使ってみましょう。
さて、それでは早速、HM20mmを使って月日記を付けましょう。
前回はLX7ではうまく撮影できなかったのでOr18mmに挿し替えて撮影しましたが、今回はスマホのカメラを使ってHM20mmのままで撮影してみることにしました。
23日の月
アストロR-51+付属HM20mm+iPhoneSE2
スマホのカメラは小さいのでアイピースにぴったり近づけての光軸合わせに苦労しましたが、何とか撮影することができました。月の周辺が明るくて色が付いているかどうか微妙ですが、Or18mmと同程度にきれいに写っています。
今回はアクロマート対物レンズとハイゲンスアイピースで色収差を打ち消すという実例をご覧頂けたと思います。その他のハイゲンスアイピースもおいおい使ってみたいと思います。
それでは今回もご覧頂いて誠にありがとうございました。(^^)