アストロ光学のR-51には太陽投影板が付いてました。
実は私はこの古スコを手に入れることにより、初めて太陽投影板を入手しました。昔の天文雑誌に載っていた望遠鏡の写真で知ってはいましたが、これまで使ったことは無かったのです。
太陽投影板は今となってはあまり活用の場は無いと思うのですが、張り合わせ面の無い分離型アクロマートの対物レンズとハイゲンスのアイピースのコンビで、フィルター無しの太陽投影ができる望遠鏡としてはぜひ一度投影してみなくてはいけないですよね。
さて、R-51を抱えて外に出ましょう。梅雨明けしてから連日の猛暑、今日も日向に出ると目が回りそうに暑いですよ(*_*)
アストロ光学R-51、太陽を投影す
ドロチューブのすり割りは固くて良いのですが、アイピースのすり割りは少し緩く投影板を下にするとHM20mmが落っこちて来ます。なので、横向きに投影してみました。
ファインダーにはキャップが付属ぜず、小さいくせに良く見える張り合わせ色消しレンズらしいので、コンデジのソフトケースを被せて太陽の光が入らない様にしています。
HM20mm 倍率38倍で投影す
ちょっと倍率が小さい様ですね。でもパラパラと分布した今日の小さな黒点群がとてもクリアーに見えています。
投影板には既にわたくしによって6mmの小穴が開けられておりますが、これは後日この投影板を赤緯軸に取り付けてカメラを乗せて懐かしい手動ガイド撮影をして遊ぼうと、下らないことを目論んでいる為です。(^^)
倍率を少し上げてみましょう、太陽像が投影板に開けた穴にかかるので白いスケッチ用紙を貼りました。
HM9mm 倍率83倍で太陽を投影す
アストロ光学R-51+付属HM9mm+ニコンA10/24mmF3.5
太陽投影像を撮影
これで黒点の姿が良く分かりますね。
昔は学校の理科の授業で太陽投影板を皆んなで囲って眺めて、天文の勉強をする様な風景を雑誌や映像でよく見たものですが、今から考えると皆んなで観測できる現代の電視観望に通ずる良いパーツなのかも知れませんねって、そんなたいそうなものでは無いか(笑)
それでは今回も拙ブログをご覧頂いて、誠にありがとうございました。(^^)