税理士試験1年目編【4】 〜理論暗記に首ったけ〜 | 40代の税理士試験 挑戦の記録

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2019年に税理士事務所に転職し、税理士資格取得に挑戦。

地獄のような試験勉強の日々の記録を残します。

二宮金次郎スタイルによる理論暗記法を確立したものの、

まだまだ成果が十分とはいえませんでした。

私が行っていたのは文章の暗記であり、内容理解が伴っていなかったのです。

つまり、応用問題にはてんで歯が立ちません

 

内容理解を伴った暗記をする必要に迫られていました。

 

ネットで「税理士試験 理論暗記 方法」と検索しては

色々と試してみますが、いまいちピンときません。

 

そんな中、面白そうだなと思ったのが、

論点をツリー状に自分で整理してまとめるメモリーツリー作成による暗記法です。

YUMENOUEさんという方がブログで紹介していました。

作り方はYUMENOUEさんのブログを参考にしてください。

 

お試しに、論点の一つである「一般原則」でメモリーツリーを作成してみました。

メモリーツリーの細かいルールは分かりませんが、

ただ単に暗記する文章を羅列するのではなく、

分かりやすい図解を作ることを心がけました。

気分転換にイラストも描きました。

 

すると、メモリーツリーを作成し終わったころには、

内容の理解度が格段に向上した気がしました。

財務諸表論で暗記すべき小難しい文章を、自身の言葉で噛み砕いて図解にするという作業が、理解度をアップさせてくれたのだと思います。

 

さらに、図解にしたことにより、

理論を文章というよりイメージ図として脳内処理できるようになっていました。

例えば、継続性の原則と真実性の原則の関連についての図解では

妖怪「いったんもめん」のイラストを描きました。

暗記文章が「いったん選択した会計処理の原則などを・・・」で始まるからです。

そして「いったんもめん」の周辺に書き連ねた文章を辿っていくと解答を導くことができます。

くだらないけど、効果てきめんでした。

 

 

二宮金次郎スタイルとメモリーツリーの2本柱。これや!

 

簿記1級の受験時代に培った、

自分なりの方法で解答アプローチを模索する癖が

役立ってくれました。

 

予備校で言われただけの勉強をするだけでは、他の受験生と横一線です。

少しだけ他の受験生をリードした気がしました。

 

ただ、このメモリーツリーの作成はかなり時間がかかります。

制作し始めたのは、本試験4ヶ月前の4月ごろ。

単純に文章を並べて作っても効果がないことは分かりきっています。

暗記作業と並行して、じっくりと論点を噛み砕く時間を作ることにしました。

目標は1週間に1論点をメモリーツリーにまとめること。

本試験の1ヶ月前まで作成は続きました。

 

 

当時作ったメモリーツリーは今でも大事に保管しています。

A3用紙いっぱいに図解を展開したものが15枚ありました。