前回に続き、2021年12月ごろのオハナシです。
東亜大学院の論文試験に臨むことになりましたが、論文試験対策って何をすればいいのかさっぱりわかりませんでした。
図書館に行って、「論文の書き方」みたいな本を読みますが、いまいちピンときません。
むぅ。
何もしない訳にはいきませんので、大学入試対策本を読めばいっか。
とりあえず近所の本屋で買ったのがこの2冊。
大学入試といえば赤本でしょ。
背伸びして難関大をあえて選んでみました。
あと、読みやすそうなHowto本も一冊。
早速、読み込みます。
ほうほう。
序論、本論、結論って懐かしいー。
問題提起が重要なのね。
「わたしは」って書かない方が頭良く見える・・・か。なるほど。
年末年始はひたすら大学入試の論文問題に挑戦していました。
同時に、東亜大学に請求していた大学院関連の資料が届きました。
ご丁寧に過去3年分の入試問題が同梱されていました。
これは助かる!
さっそく解いてみます。
・・・・・・。
まったく解けねぇ!
東亜大学院の過去問を読んでみると、問題文には実際にあった過去の裁判例2つが記載。
この2つの裁判例のテーマは同じであり、異なる判決となった理由を述べよ。みたいな傾向でした。
例えば、「離婚ができるか」が争われた2つの裁判例を問題とし、片方は離婚が認められたが、片方は認められなかったのはなぜか?みたいな感じです。
購入したHowto本の解き方通りに書こうとしても、まったく歯が立ちません。
そもそも序論って何書けば良いの?
問題提起って?
途方に暮れました。
東亜大学から送られてきたのは過去問だけで模範解答はなし。
正解がわかりません。
この時点で2月の入試まで一ヶ月足らず。
ネット上で東亜大学院の入試対策を探しますが、どれも有料コンテンツばかり。
今から入会手続きをしても間に合いません。
気持ちは焦るばかり。
藁にもすがりたいと、youtubeで「東亜大学院 入試」と検索したところ、「弥生カレッジCMC」が公開している無料講座を見つけました。
本格的な講座は有料版みたいで、無料講座はこの導入部分だけ。
しかし、この無料講座だけでもとっても役に立ちました。
というのも「法的三段論法」という法学関連の論文を書く上で、非常に重要なルールを教えてくれたからです。
法的三段論法を使いこなすことが、東亜大学院の入試のコツとか。
調べてみると、法的三段論法による論文の書き方はネット上でもたくさんの記事を見つけることができました。
希望の光が見えてきました。
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このころは、気持ちの焦りと比例するように、私の勉強机は過去問を解くために書き殴ったメモで溢れかえりました。
この中の一つに、離婚をテーマとした問題があり、「離婚が認められる理由」と「認められない理由」を分析したものがありました。
「夫が離婚を希望しているのに、夫側に過失があった場合は厳しい」
などなど。
後日、このメモを妻が発見し、ちょっとした修羅場になりそうでした。