山親父の日記 -531ページ目

ラグビー人生45一年生春

今はありませんが、当時のラグビーマガジンには、主要大学の新人を春に大きく扱ってました。

今のファンブックじゃなく、本文の記事で。

新入生の全体写真を載せて、名前とポジション、出身校が解る程度に。


これに載るのが憧れだったんですが、ついに登場できました。


私はこの頃、カスマッチではロックを、

高校生マッチでは三列で出場していました。


カスマッチの時の話ですが、私は高校時代耳にタコができるほど言われた、


「とにかくタックルは下に入れ!」を頑なに実行しようとして、スピードの無いタックルをしていたんです。


ある日の試合中、3年の石黒さんだったと思いますが(石巻高FL)こう言いました。


「お前のタックルなんだか変、何であんなに下に入ろうとするのか?」と、聞いてきました。


私は

「タックルは下に行けと、習って来ました。それに下に入らないと倒せません。」と答えました。


すると石黒さん、



「お前は勘違いしている、タックルの目的は倒す事なんだ、下に入る事じゃない。倒すことができるなら、上に入ろうが、襟首掴んで引きずり倒そうが何だって良いんだ。あんなにスピード落とすぐらいなら、思いっきり脇腹に入ってやれ。」





私の目からウロコがぼろぼろと音をたてて落ちて行きました。


下に入らなくても怒られないんだ。と思うと、とーっても気が楽になり、ラグビーって楽しいって思わず笑ってしまうほどの意識改革でした。


それからは反対に、下に入らなければ止められないような時には、躊躇しなくなりました。



ありがとうございます。


もうひとつ、大学に入って変わったのは、究極の負けず嫌いになりました。


元々そうでしたが、全身全霊で戦って、もし負けても潔くと思っていましたが、

どんな事をしてでも勝ちたいと思うようになりました。


きっかけは高校生マッチです。



これに負けると必ずしぼられます。絶対敗けられないんです。


大学に入って私かなりダーティなプレーヤーになりました。(笑)


試合中いつもケンカ腰でした。


目黒との試合中、あまりにもしつこく絡んでくる奴に頭に来て、そいつのヘッドキャップ両手で掴んでパッチキ三発かましたら、


レフェリーの、今、目黒の監督しておられるはたかまさんに退場を言い渡されました。


高校生マッチで退場した第一号らしいです。(笑)


格好つかなくて、ふらふらと司令塔のオヤジのところに、謝りに行きましたが、完全に無視されて、少しビビりました。


しかしその後何事も無かったように使い続けてもらってほっとしました。(笑)


一年生だけのチームで同じ対抗戦のどこだかの二本目に勝ったりして、新聞にメンバー表付で、


「今年の明治新人は豊作」と載りました。


この試合、敵ゴール前のラインアウト、私は二番に並んでいたんですが、


投げ入れるFL宇田川(久我山出身)、


サインは、

「俺がお前にやられたやつ」

そうです、花園の一回戦で戦った時に、伏見がラインアウトのリターンパスでトライしたとき、


ブラインドサイドに居たのは彼だったんです。


この時もバッチリサインプレーを決めて彼がトライしました。




しかし、私は春のオープン戦は、四本目での出場でした。


親父が送り出す時に言っていた、

「四軍でも五軍でも腐るな」を心掛け、また自分でも、

「俺の実力はこんなところだろう。」と、思ってました。


練習も、他の一年生に溶け込み、その他大勢をなしていました。



一年生の春は、合宿所の慣れない生活と、粛々と練習をこなして過ごしました。

駄目なプレー

私が嫌いな、駄目だなーと思うプレーについて、

あくまでも私の好みですが。


よくダメ元で、どうみても届かないのに、


抜かれるのが判っているのに、


飛び込んで、相手選手の足を片手で払って倒そうとする奴がいますが、


全くだめです。


頑張ったけど、無理だったというアピールも含まれているように感じますが。


よく甲子園の最終バッターが凡打を打ってファーストベースにヘッドスライディングするような。



何が言いたいかというと、

飛び込むことでチームに大きな損失を与えています。

無理だと思っても追いかけ続けるべきですね。


だってどんなアクシデントがあるか分かりません、


独走しようとする相手選手が、

石につまずくかも、芝に足をとられるかも知れません。


反対サイドの味方が目に入って、コースを変えるかも知れません。


コースを変えるだけで1メートルは差が縮まると思います。


また、最後まで追いかければ、センターにトライされないかも知れません。





反対に考えても、振り向く事のできない状況で、追いつかれないにせよ、追われ続けられるのは、


心理的に嫌なものです、それだけでコースを変えるかも。


あと、あんな風に払っても、倒れません、考え方が間違っています。


スタンハンセン並みのラリアットができるなら別ですが。


私なりの秘策。伝授します。

試してみて成功しなくても責任はとりませんが。(笑)


状況によりますが、もし飛び込んでも、他の味方が追い続けてくれそうな時には。


ボールを持った選手がけりあげた、後ろに伸びた足の、


ふくらはぎを、地面に押し付けるように両手で押さえます。


払ってつまずかせるのは不可能ですが、走りのリズムを狂わせれば、


上手く行けば2~3歩走って足をもつらせます。



もうひとつ、片手でボールを持って走っていれば、後ろからボールを突っついて、


レフェリーから見て、ノッコンしたように見せかけます。(笑)


これは相手にフォロワーがいて、タックルに入っても繋がれそうなとき、有効です。


いずれにしても、私は責任はとりません。



でも、最後まで諦めずに追いかけましょう。



最後に、チヨージ、高校生にこの話落とし込めよ。(笑)

ラグビー人生44合宿所のきまり

上級生は三年生と四年生。

全ての事を一年生に命令することができます。

ジュースやタバコの使いっ走りや長時間のマッサージ。

自分はテレビの前にねっころがったまま、他の部屋にいる一年生を呼んで、


「チャンネル替えてくれ」とか、


私は河瀬さんの部屋っ子だったんですが、冬の寒い夜に突然、

「俺は後10分したら、トイレに行く。便座は冷たくないだろうなぁ」と言い出します。


すぐに私はトイレに行き、
木下藤吉郎の草履の話みたいに、キンキンに冷えた便座を、自分の尻で人肌に温め続けました。




基本的に一年生は上級生に話しかけられません。

何か用事を伝える時は、目を合わせずに、おどおどした雰囲気で、確実に聞こえる最小限の小声で話します。


あと返事は「ハイ」のみです。


困った顔しても、「ハイぃぃー。」としか返事しません。


合宿所には入り口が二箇所ありましたが。玄関は上級生のみ、下級生はスパイクが散らかった、昇降口から出入りします。


食堂もそれぞれ、玄関側と昇降口側の二箇所ありましたが、通ることができるのは昇降口側のみです。


食堂には公衆電話が二台あり、玄関側の入り口のそばにあるんですが、わざわざ反対の入り口に回ってました。


一年生を3つに分けて、(食当)(部屋当)(風呂当)という役割が有りました。


それぞれ1日づつずれていくんですが、(食当)が特に大変でした。



この役割はまた改めて書きます。

正直何から伝えれば良いのか頭を抱えています。