映画梯子2本目は先の「マダムウェブ」と真逆で、観測範囲においてあまりに評判が良くて気になった一本、「哀れなるものたち」。
ヨルゴス・ランティモス監督作品は「聖なる鹿殺し」がはいはいこんな感じね、「女王陛下のお気に入り」はなかなかオモロイ!つか、こっち落ちかよ!?って感じでしたが、本作はホンマ、ただただ素晴らしい…
無垢な主人公が数々の冒険を経て大人になってゆく有様がただただ美しく描かれていて、ただただぼんやり映画の世界に浸っていられた、美しくて楽しい、本当の意味でのエンターテインメント映画でした、少なくとも私にとっては…(笑
美術も音楽も美しくシナリオもちゃんとしてて良かったけど、結局は役者の演技が映画に魂を吹き込んでゆくのだなぁ、と、改めて…エマストさん、こんなんなってたのね…
それにしても、誰が「哀れ」なのか?は観る人の人生によって変わってくるんでしょうかねぇ…
個人的には、ラストでスケープ・ゴートならぬ犠牲になったヤギさんが気の毒~、と思いました…
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