第8位 『娼年』 三浦大輔 監督
どこか人生に冷めていた大学生が、ある出来事をきっかけに娼夫の道に…
松坂桃李演じる青年・リョウくんが延々と腰振り尻振りのエロいだけのエロ映画かと思いきや、これが意外と面白いエンターテインメントエロ作品で面白かったです。
様々な女達の欲望に向き合ううちに男として、人間として成長していくという売春育成シミュレーションゲームというか。
この年の青年を演じるにはアラサーの桃李くんはいささか年嵩な気もするんですが、この役を演じられるイケメン、という事になるとこういうバランスになっちゃうんでしょうか?
その分と言おうか、序盤のチャラペラい感じから、最終的にしゃんとした男に仕上がっていくまでをバッチリ演じ切ってくれています。
内容が内容だけに賛否あるでしょうが、彼のファンならこの作品は必見級、お尻の上のほくろもかわいいですしね(笑
個人的に一番感動したのは中盤の放尿シーンで、主人公、女性双方の気持ちを両方わかる気がして、不覚にもちょっと涙してしまった…
年のせいか最近なんでも泣いちゃいがちではあるんですが、それにしても、まさか放尿シーンで泣く日が来るとは…人生とはわからないものです…(笑
あと同僚でライバル、アズマとの同性愛的な絡みシーン、前半はとっても良かったのですが、後半戦は個人的に頂けませんでした(苦笑…
幾ら本気で相手から求められたとしても、この愛のカタチを応える自信は私にはございません(笑
それにしても、起承転、までは面白いんですが、肝心のラスボス攻略前にエンディングを迎えちゃうので、正直、龍頭蛇尾感は無きにしも非ず…
原作ではちゃんとこの続きがあって、映画に先立つ舞台では続編「征年」のラスボス攻略分まで含まれてるっぽいんですが、確かにどうせならそこまでやって欲しかったかも。
そこまできっちり描かれてれば自分的にもっと上位に喰い込んでた可能性があったと思います…できれば続編も別で映画化したい、って大人の事情なのかもですけどね…。
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