「昼食懇談会」を開催しましたところ、大勢の方にご参加をいただきありがとうございました。
本日は、いま起きている「ウクライナ、クリミア自治共和国へのロシアの介入」についてお話をしました。
ロシアの動きがこんなにも早かったのは、西側陣営にすり寄ろうとするウクライナを押さえ、ロシア東側陣営に留め、不凍港を確保しよいというのが本音だからでしょう。
東ヨーロッパの地図をよく見ていただくと、カスピ海、黒海、地中海は運河で繋がっていることが分かります。ロシアはボルガ川に造船所を持っていると聞いています。
ボルガ川からドン川へ渡り、ウクライナ・クリミア半島を越えて黒海に入り、地中海に抜けていく。こういうルートを理解すると、ロシアの狙いがよく分かります。
このようにロシアが不凍港を狙っているのは、ポツダム宣言受諾直前に日本に侵攻し、津軽海峡を取ろうとしていた時から変わっていません。
中国も太平洋に進出するために宮古海峡を取りたい。
大陸棚は全て中国のものだと言っている。
更に言えば、朝鮮戦戦争は停戦状態であり、終結していません。
いまでも韓国にはアメリカを中心とした国連軍が駐留しています。その後方支援基地が沖縄米軍基地でもあります。
このような緊張した国際情勢の中で、日本が石油を始め多くの物資を輸入している船のルート、「シーレーン」を守ることは非常に重要であります。
次回の「昼食懇談会」は、通常国会閉会後の7月中旬にを開催し、そのときのホットな話題をお話したいと思います。