死んだお父ちゃんと同年代になったワシ。本当に聞きたかったことは言えなかった。 | 低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

学童保育18年ベテラン指導員さとさんが学童保育生活向上のためのスキル・テクニックを実践する中で確信している小学低学年の子どもとの信頼関係の作り方をお伝えします。

こんにちは、さとさんです。

一昨日、昨日は神戸商工貿易センターで自分のこころのコーチング講座(上級)のサポートに行ってきた。



まー、眺めのいい部屋でね。



二日目は誰よりも早く来て、本読んでた。気持ちよかった。

上級講座にインストラクターがサポートに入ると、ワークの見本をする。

通称…

公開処刑

その様子を、報告だ。


死んだお父ちゃんに会いに行く

1日目、割と早いところで、「愛してくれた人に会う」というワークがある。

何度かしたワークだけど、初めてお父ちゃんを座らせてみた。

神戸に来る車の中で、決めてた。

ワークは、和久田ミカさんが誘導してくれる。

同期のモカちゃんは、2日目に公開処刑を食らう。



目の前に座ったお父ちゃんは、同じくらいの背格好だった。

ただ、おっさんだったな(笑)

でも、死ぬ直前の様子ではなく、ちょっとふっくらしてて穏やかな顔に見えて。

もう、その時点で…

「やばっ」



ミカさん「おとうさんは、何を与えてくれましたか?」

こりゃ、ダメだな。でも、ここは、泣いてもいい場所だ。でも、我慢が入ってしまう。みんな見てるし、素直になってもいい。でも、号泣はヤダな。

すでに、手は震えて、声も震えながらだけど、色んなことを考えてた(笑)

うるさい心の声を聴きながら、ミカさんに委ねることにする。

何を言ったか、忘れちゃったな…

ただ、お父ちゃんに聞いてみたかったことがある。

「苦しくなかった?」



入退院を繰り返してたおとう。何回目だったんだろうな…リハビリかねてだと思うんだけど、よく散歩に行ってた。

3年とか2年の頃だろうか?よく覚えてねー。おとうが死んだ年を境に、記憶が曖昧だから。

お決まりのコースがあって、帰りに必ず大丸のレストランで、ジャンボプリンを食べて帰った。それが美味しくてね。

そこそこの距離があったように思う。途中、近くの城山のふもとにある昔の武士の墓も通るんだけど、アップダウンがあって、そのあたりはいつも苦しそうに見えた。

だから、一緒に散歩行って、苦しくなかった?辛くなかった?って聞いてみたかった。

でも、もう一つ、言えなかったことがある。

「なんで、いなくなったの?」

これは、とても言えなかった。言ったら、号泣する。めちゃめちゃ、我慢している自分がいた。でも、涙は押さえられなかった。

目の前に座っているおとうは、なにもかも見透かしてる様で、優しく笑ってる。

不思議なもんで、何も語らないおとうがそこにいた。きっと、小さいワシの話を聞いてくれてるんだな。

(やばい、書きながら、弾飛んできた)

おとう「ジャンボプリン、おいしかったな」


おとうになったつもりで、座る

さらにワークは続く。おとうの椅子に、今度は自分が座ります。おとうになったつもりで。

目の前に座っているのは、小さい私かと思ったら、今の私だった。

ミカさん「さとしくんが、苦しくなかった?って聞いてます。どんなふうに感じますか?」

さと 「楽しかったよ」

すぐに浮かんだのは、これだった。

おとうは心配だったんだ。3人兄弟の末っ子で、喘息で身体が弱くて、飛び切り小さかった「さとし」。

もっと、色んなことをしてやりたかった。

(あー、やばい、弾が飛びまくる)

おとう「さとし…、がんばったな。えらいよ。」

それだけを言って、ニコニコしてやがる。何でいなくなったか?は、答えない気だな(笑)

私はもう、涙を止められなかった。

超ド級の散弾銃



第3者の立場で眺める

今度は席を立って、二人を眺める位置に立つ。

40代の二人のおっさん。一人はまるでおっさん、ひとりは赤いズボンの派手な人(笑)。

ただ、ちょっと2人の間に距離を感じたんだ。

何だろう?

最後、自分の席に戻って、お礼を言う。

本当に心配だったんだなと思った。

今の自分が、3人の子どもを残して死んでいくのと同じなんだもんな。自分の死より、大切なもの。申し訳ない気持ちと、強く生きろ!って、思うよな。

強く生きれたかどうか…甚だ疑問だけど(笑)、十分に楽しく生きてこれてる。

さと 「ありがとう」


これで終わりではない!

神戸の講座には、車で行った。3時間半くらいかな、松江から。

ホテルも神戸で取れなくて、明石市のホテルに泊まった。車で40分位。夕方だったから、車が多くて1時間くらいかかったな。

ちょうどいい時間で、時々見える海、明石大橋に感動したり、水族館に入りたくなったりね。

講座のことを全く思い出さない1時間だった。



次の日、朝8時にホテルを出て、2日目からサポートに来るモカちゃんを会場で待つことに。

モカちゃん、きっと公開処刑のことを聞いてくるな…って、思い出してた。

そしたら、ちょっと離れた椅子に座っていた二人が立ち上がる。

おとうとハグをした。

流れる空が青い。

涙があふれる。

でも、とても清々しさも。

その後、モカちゃんに聞いてもらったよ。


あえて、避けてきたこと

おとうを思い出すこと。

避けてきてたんだな。今月2回目の上級講座で、気づいた。

実は、4月頭に東京でも上級講座のサポートをしててね。

サポートとはいえ、一月に2回の上級は、なかなかこたえる(笑)

でも、2回やったからこそ、気づいたこと。

流れ弾に始まり、公開処刑され、仲間に聞いてもらい、安心感に包まれる場に、心地いい疲労感と凄さを感じた。

あとねー。

関西人はしゃべる。













めちゃめちゃ疲れたけど、とても気分転換。

つーか、転換どころじゃなかったな(笑)

私もいい時間を過ごせる講座をしよう!って、思った。

講座、募集してますよ。

一緒に、素敵な時間過ごしましょ?

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お申込いただいていますよ。

2019*2期子どものこころのコーチング講座@松江
1日目 5月15日(水)
2日目 5月29日(水)
3日目 6月12日(水)
19時~22時

お申込はこちらから。

2019*3期子どものこころのコーチング講座@松江
1日目 6月2日(日)
2日目 6月9日(日)
3日目 6月16日(日)
10時~13時

お申込はこちらから。

【予告】2019*1期家族のこころのコーチング講座@松江
1日目 7月6日(土)
2日目 7月13日(土)
10時~16時

詳細はこちらから。







子どものこころのコーチング協会