方法1は、「遊ぶ」でした。
では、方法2の「聞く」を説明しましょう。
子どものこころのコーチング講座でもお伝えしている「聞く」。
放課後児童支援員にも、とても有効です。
聞くの目的は?
ズバリ!
安心感。
子どもとの信頼関係は、「支援員がいかに安心感を与えられるか」にかかっています。
そして、安心感を与える方法が「聞く」。
毎日できる「聞く」で、信頼関係を築くことができます。
放課後児童支援員にとって、強力な武器にある「聞く」。
それは、児童クラブの子どもは、話を聞いてもらいたい欲求を持っているからです。
その理由
学童保育の子どもたちの特性
就労支援の学童保育。
子どもたちには特性があります。
● 共働き家庭がほとんど
● 夕飯の時間が遅い
● 寝る時間も遅い
● 朝、寝不足気味
共働きが多く、お迎えの後、一緒に買い物に行く家庭も多い。
そこから、夕飯の準備、食べてお風呂に入って寝る。
子どもたちが、22時~23時のテレビの話題をしていることもよくありました。
両親ともに忙しく、夜も家事がたくさん。
子どもの話を聞いてあげたいけど、ゆっくり時間を取ることができない。
そんな家庭が、本当に多い。
だから、話を聞いてほしいと思っている子どもは多い。
親を責めているわけではなく、客観的な事実。
だからこそ、放課後児童支援員は子どもの話を聞くことを、積極的にするべきです。
子どもの心の中に、安心感が育ちます。
そして、信頼関係につながっていくんです。
子どもの話を聞いていると、なめられるんじゃないですか?
こんな質問も、よくされます。
はたして、そうなんでしょうか?
聞くとは
聞くというのは、わがままを受け入れることではないんです。
「聞く」ということは、子どもを丸ごと受け止めるということ。
・子どもの話は最後まで聞く
・子どもの話を否定しない
・子どもの気持ちに共感する
・子どもがしたかったことを代弁する
・子どもが話し終わってから、自分の話をする
・子どもの行動を引き出す、質問をする
すなわち、安心感を与えること。
・子どもの話は最後まで聞く
・子どもの話を否定しない
・子どもの気持ちに共感する
・子どもがしたかったことを代弁する
・子どもが話し終わってから、自分の話をする
・子どもの行動を引き出す、質問をする
すなわち、安心感を与えること。
気持ちはYESを出しても、行動にはNOを出してもいいんです。
どんな感情をもっても、そのままのあなたを受け止めます。
でも、色々な事情がある場合は、行動に対してNOを出します。
子どもとの信頼関係が築けずに、子どもがあれてしまっている場合は、こうなっているかもしれません。
気持ちにも、行動にもNOだけを出している。
先にも書きました。
学童保育に在籍している子どもたちは、話を聞いてほしいと思っている子どもが多い。
だからこそ、学童保育支援員は、子どもがどんなことを思っても、それを丸ごと受け入れることで、驚くほど早く信頼関係が築けます。
わがままを受け入れると勘違いするのではなく、子どもの話をしっかり聞くといいんです。
「聞く」ことは一緒に学ぶことができますよ。子どものこころのコーチング講座(初級)で。
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