放課後児童支援員から学童保育が変わる2つの方法vol.2「聞く」 | 低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

学童保育18年ベテラン指導員さとさんが学童保育生活向上のためのスキル・テクニックを実践する中で確信している小学低学年の子どもとの信頼関係の作り方をお伝えします。

こんばんは、さとさんです。



方法1は、「遊ぶ」でした。

では、方法2の「聞く」を説明しましょう。

子どものこころのコーチング講座でもお伝えしている「聞く」。

放課後児童支援員にも、とても有効です。


聞くの目的は?

ズバリ!

安心感。

子どもとの信頼関係は、「支援員がいかに安心感を与えられるか」にかかっています。

そして、安心感を与える方法が「聞く」。



毎日できる「聞く」で、信頼関係を築くことができます。

放課後児童支援員にとって、強力な武器にある「聞く」。

それは、児童クラブの子どもは、話を聞いてもらいたい欲求を持っているからです。

その理由

学童保育の子どもたちの特性

就労支援の学童保育。

子どもたちには特性があります。

 共働き家庭がほとんど
 夕飯の時間が遅い
 寝る時間も遅い
 朝、寝不足気味


共働きが多く、お迎えの後、一緒に買い物に行く家庭も多い。

そこから、夕飯の準備、食べてお風呂に入って寝る。

子どもたちが、22時~23時のテレビの話題をしていることもよくありました。

両親ともに忙しく、夜も家事がたくさん。

子どもの話を聞いてあげたいけど、ゆっくり時間を取ることができない。

そんな家庭が、本当に多い。

だから、話を聞いてほしいと思っている子どもは多い。

親を責めているわけではなく、客観的な事実。

だからこそ、放課後児童支援員は子どもの話を聞くことを、積極的にするべきです。

子どもの心の中に、安心感が育ちます。

そして、信頼関係につながっていくんです。


子どもの話を聞いていると、なめられるんじゃないですか?

こんな質問も、よくされます。

はたして、そうなんでしょうか?

聞くとは

聞くというのは、わがままを受け入れることではないんです。

「聞く」ということは、子どもを丸ごと受け止めるということ。

・子どもの話は最後まで聞く
・子どもの話を否定しない
・子どもの気持ちに共感する
・子どもがしたかったことを代弁する
・子どもが話し終わってから、自分の話をする
・子どもの行動を引き出す、質問をする


すなわち、安心感を与えること。

気持ちはYESを出しても、行動にはNOを出してもいいんです。

どんな感情をもっても、そのままのあなたを受け止めます。

でも、色々な事情がある場合は、行動に対してNOを出します。

子どもとの信頼関係が築けずに、子どもがあれてしまっている場合は、こうなっているかもしれません。

気持ちにも、行動にもNOだけを出している。

先にも書きました。

学童保育に在籍している子どもたちは、話を聞いてほしいと思っている子どもが多い。

だからこそ、学童保育支援員は、子どもがどんなことを思っても、それを丸ごと受け入れることで、驚くほど早く信頼関係が築けます。

わがままを受け入れると勘違いするのではなく、子どもの話をしっかり聞くといいんです。

「聞く」ことは一緒に学ぶことができますよ。子どものこころのコーチング講座(初級)で。

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