子どもが学校のことを全然話してくれないんです。どうしたらいいですか? | 低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

学童保育18年ベテラン指導員さとさんが学童保育生活向上のためのスキル・テクニックを実践する中で確信している小学低学年の子どもとの信頼関係の作り方をお伝えします。

こんにちは、さとさんです。

こんな質問も、よく聞くね。

子どもが学校のことを全然話してくれないんです。

どうしたらいいですか?

わが子に聞いてみるとね。

「聞かなくていいじゃん」

高校中退長男も、不登校の長女も言う。

それじゃこのブログでは、ダメだから(笑)。


学童保育で1000人の子どもを見て

学童保育で15年間、子ども達と生活してきた。

小1って、まだ幼児な感じ。

小2になると、社会の中で色々と経験して、たくましくなる。

小3になると、特に女子は大人だね。

子どもが成長するにしたがって、親の意図を察知して、回避することもある。

学校でのことを聞き出したい!という意図は、見抜かれてしまうんだなー。

小さいときも見抜いてるんだけど、親の期待に背くことは、選択肢に入ってない気がするかな。

親の期待・不安

「聞き出す」には、親の期待や不安が伴う。

友達とうまくいってる?

仲良くしてる?

いじめられてない?

仲間外れになってたりしないよね?

誰かをいじめるなんて、絶対ダメ。

あんな子と遊んでるの?

心配は尽きないよね。

でも、そういう意図を持っていると、口を挟んでしまうかも。

子ども 「あの子、きらい!」

ママ  「そんなこと、言うもんじゃありません!」

子ども 「え…(言わなきゃよかった)」

とかー

子ども 「みんなが、遊んでくれなかった…」

パパ  「大丈夫?仲間外れになってない?誰?その友達!!先生に言ってあげる」

子ども 「え…(言わなきゃよかった)」


尋問ではなく聞くことで伝わる

もし、あなたが誰かの不満を持ってたとするよ。

それを、旦那さんに打ち明けた。

旦那さん 「そんなこと、言わないほうがいいよ。そういう時は、…した方がいい。」
むかっ
はぁーっ!!むかっ

って、なるんじゃない(笑)

クソバイスいらねー!

ただ、聞いてくれればいいのに!!



子どもも、ただただ、聞いてほしいんだよ。



子ども 「あの子、きらい」

ママ  「そうなんだねー。そう思ってるんだ」

子ども 「うーん、だってね…」

心の奥の声が、口から出てきたりする。

娘(小4の時)は、心の声が出てくると、涙も流れた。

それを見るのが、苦しくてね…私も泣きそうだった。

でも、ただただ聞いてた。

娘のそのままを、受け止めよう。

オウム返しや代弁、共感をする。

いつしか涙と一緒に、娘の声が止まる。

そして、生まれるもの。

安心感

娘の顔から安心感が、にじみ出る。

私の心も、穏やかな気持ちになる。

安心感が大きくなると、信頼関係は強くなっていく。

そんな、信頼関係を強くしていく聞き方を、一緒にしていこうよ。

できるときに、ちょっとずつね。