子どもの話を聞けるといいよね。
ところが、子どもの話を聞くことを話すと「聞きだす」とか「話を理解する」とか「間違っていたら、直してあげる」と思う方が多い。
実は…
私も最初ピンとかなかった。
聞く???
子どものこころのコーチング講座初級では、「聞く」を定義してる。
「聞く」ということは、子どもを丸ごと受け止めるということ。
・子どもの話は最後まで聞く
・子どもの話を否定しない
・子どもの気持ちに共感する
・子どもがしたかったことを代弁する
・子どもが話し終わってから、自分の話をする
・子どもの行動を引き出す、質問をする
すなわち、安心感を与えること。
・子どもの話は最後まで聞く
・子どもの話を否定しない
・子どもの気持ちに共感する
・子どもがしたかったことを代弁する
・子どもが話し終わってから、自分の話をする
・子どもの行動を引き出す、質問をする
すなわち、安心感を与えること。
聞くを体感した
ほんとに、聞くって頭で理解しているだけで、腑に落ちてなかった。
そういう時は、実際に「聞く」をしてなかったんだよね。
まずは、素直にやってみようと思った。
で、聞くを体感することになる。
当時小3だった長女が、兄と妹と遊んでたんだけど、はじき出されてしまって、それはもう大変で。
物にあたる、暴言は吐く、しまいには「私なんていなくなればいい」まで。
小3娘の兄妹の愚痴を、ジャッジをせずに「オウム返し」や「そうだねー」と、初めて機械的に最後までしてみた。
その時は、1時間近く話してたと思う。
時々、長ーい沈黙もあった。
それでも、ジャッジせずに聞いた。
待った。
すると、驚くほど出てくる。
相当にたまってたんだな。
で、娘の話を聞いていた時、私が考えていたこと。
・「それは違うよ」って、言いたい!
・オウム返し・オウム返し・オウム返し…
・よくもまー、これだけ悪態がつけること
・あんたも、悪いんじゃないの?
・オウム返し・オウム返し・オウム返し…
・よくもまー、これだけ悪態がつけること
・あんたも、悪いんじゃないの?
そう思いながら、聞いていた。
さらに奥の気持ちも知ることになる
すると、今まで言ってたことよりも、さらに心の奥にある気持ちを言い始めた。
私の心の中に、衝撃が走った。
学校での我慢していたことを、話し始めたから。
その日、学校で新聞を作る授業があったようでね。
モノ作りが好きな長女は、やる気十分だったみたい。班に分かれての作成で、長女はタイトルすぐ下の挿絵を担当した。
全体のバランスを考えて、あえて白の花を描いた。だけどね。目を離したすきに、班長が青で塗ってしまっていた。
それが悔しかったみたいでね。
そして、叫んだ。
ほんとは、泣きたかったわ
それからは、娘の気持ちを受け止めようとがんばった。
涙を流しながら話してくれる娘の気持ちが、ほんとに辛くて…
それでも、ジャッジをせずに、じっと聞いた。
私も涙をこらえながら。
しゃべり終えた娘は、すっきりした顔になってた。
初めて、「聞く」を体感する。
「聞く」すげー
それからかなー。思っていることを毎日吐き出すようになったのは。
このことから1年たっても続いている。
(当時)小4娘は、私に対して遠慮なく色々話してくれる。
今日も、2階にあがってきて、私の部屋の前で立ち止まってる。
さと 「どうした?」
小4娘「お兄ちゃんなんて、消えてしまえばいい!」
さと 「そうかー」
きっかけは些細なこと。
でも、色々あいまって、無性に腹が立つんだよね。
さと 「そうだねー。いけんだったね。」
小4娘は、部屋に入ってブツブツ言ってる。