ホワイトニングと美容皮膚科
札幌の皮膚科専門医/美容皮膚科 女医 日景聡子です。ホワイトニングの治療を受けてみて、いろいろ気付いたことがありましたので、美容皮膚科にたとえて書いてみますね。①人は、きっかけがあって一歩踏み出すことが多い美容の場合、マスク生活との相性は人それぞれです。マスク生活だから不要になった人、マスク生活だからこそ今のうちにと必要な人、様々です。その話は、少し前に書きましたよね。マスク生活と美容治療の選択審美歯科も同じなんだと思います。ホワイトニングみたいな治療は「誰も見ていないし」となって先延ばしにする人もいるでしょうし、逆に歯列矯正は今すごく増えているみたいです(矯正器具がマスクで隠れるので)。さっきご紹介した過去記事に照らし合わせていえば、ホワイトニング→ガミースマイル治療、歯列矯正→テープを貼るシミ治療・ほくろ治療、といったところでしょうか。で、「マスク生活の今のうちじゃないと!」という強い思いがない場合、私のホワイトニングのように「まだいいかな…」と思うこともありますね。そこに、お子さんの卒業・結婚式で家族写真を撮ることになった、などのイベントが入ってくると、いよいよやってみようかなとなるケースが多いです。私もさすがに、「テレビでマスクを外して話す機会があるのに、ここで先延ばしにしてどうするんだ!」と意を決した次第です。②治療にかかる時間など含め、早めに行動しておくと◎ホワイトニングをするにあたり、ネットの記事などを読みましたが、具体的にどんな薬剤で何回治療するかなどは、歯医者さんによっても少しずつ違うようです。また、クリニックで行うオフィスホワイトニングにするのか、ホームホワイトニングにするのかでも、白くなるまでの期間や注意点が変わってきます。シミ治療でいえば、テープを貼るレーザー治療にするのか、月1回を繰り返すフォトやトーニングと呼ばれるフルフェイス治療にするのか、塗り薬を自宅でコツコツ続けるのかによって、治療に必要な期間やご予算が変わってきますね。月1回の治療の場合、シミの濃さにもよりますが、少しずつ薄くしていく治療のため少なくとも3か月~半年くらい見ていただくことが多いです。また、「シミのレーザー治療は早い」というイメージもありますが、シミ治療の後に数ヶ月続く色素沈着なども考慮すると、早めに治療しておく方が安心だと思います。一方、ボトックスやヒアルロン酸などの注射系は、内出血や効果が出るまでの期間を考慮して、イベント2~4週間前に済ませておくことをお勧めしています。「来週○○があるんですけど、治療できますか?」では間に合わないこともあるんですね。直近の予約枠が取れないなど、医学的なこと以外の問題も出てきます。まずは診察でご説明を聞いていただき、治療の特徴とご自身の希望を早めにすり合わせておくことが大切ですね。私からも、「○月まででしたら、こちらの方がいいかもしれません」などお伝えしますし、ベストなシーズンなどあるものに関してはライフスタイルに応じてアドバイスしております。大事な予定に向けて、いつ治療を始めたらいいでしょう?Q: 夏にシミ治療をしてはダメなんでしょうか?もうちょっと待った方がいいかもです③ホームケアも大切治療したら効果が一生、とはならないですよね。歯は毎日食べ物に触れますし、シミのもとは日々作られていますし、表情を作る限りシワが寄ってきます。紫外線対策・こすらないなどの日常ケアに加え、効果を長持ちさせるためにはメンテナンス用の施術や化粧品(レチノールなど)を併用する必要も出てきます。「一度治療したら再発しないんですよね?」とご質問を受けますが、もともと大きなシミは5年以内にまだらに再発してくることも多いですし、その度合いは個人のライフスタイルやスキンケアによるところも大きいと感じています。ただですね…その人ごとに大切にしたいものがあり、そこを正論だけで言ってはダメだなあということは今回改めて感じました。私でいえば、紅茶を飲まない方がホワイトニング効果が長持ちするに決まっています。でも、夕ご飯を作る時や家で仕事・勉強をする時など、「えいっ!」と気合を入れる時にはいつも紅茶がおともでした。NO TEA, NO LIFEですから、紅茶なしの人生はストレスがコントロールできずに狂ってしまいそうです(笑)美容皮膚科でいえば、ゴルフやマラソンが大好きな人、お子さんが少年野球をやっていて週末ずっと外で応援する人などは、私みたいに室内にこもるインドア派よりもシミ・シワなどのトラブルは増えやすくなります。それは、ご本人方も重々承知のはずです。でも、それがその人にとって大事なものであるなら、それを楽しみながらキレイを維持する方法を見つけていくことも1つだと思うのです。私は職業柄、肌を良い状態で維持することも仕事のうちなので優先順位が高いですが、全員が同じ価値観とは限りません。日焼けした肌への施術は、当然ながら合併症などのリスクが高くなりますし、ご本人が思うほどの結果は出せないこともあります。しかし、マイルドに少しずつ「良い状態の小麦肌」を目指すという選択肢もきっとアリなんだよなあ、と改めて感じた最近です。駆け出しの皮膚科医だった頃は、「絶対に紫外線を浴びないでくださいねっ!」と言わんばかりの口調だったこともありますが(肌の老化の80%は光老化ですので、皮膚科的には当然そちらが正解なんですが)、いろんなことを経験していくうちに丸くなってきた?のかもしれませんね。==================バナーをクリックして下さいね!