こんにちは。 札幌出身の皮膚科専門医/美容皮膚科女医のSatokoです。
よく、「剥きたての卵のようなお肌に」
というフレーズを見かけますが、
毎日毎日手触りが卵肌、というのは、
実はあんまりよくありません。
角質ケアをやりすぎている可能性があります。
桃のような肌、が理想的
私の師匠の、さらに師匠がおっしゃるに、
「健康的な肌は、
トマトのような肌ではなく、
桃のような肌である」
また、ピーリング治療で有名な先生は、
「ミカンのような肌を
桃のような肌にする」
とおっしゃっています。
ピーリング治療は
ニキビや毛穴でお悩みの方が
多く受けられるので、
ミカンに例えられたのだと思います。
そして私が勝手にアレンジして、
「ゆで卵よりも桃」と
言っているわけですが(笑)
いずれにしても、
ピーリング治療直後の肌は
手触りがつるっつるになります![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
というのは、
角質層が全部
なくなっているからなんですね。
↑この図の、一番上の層です。
角質層がなくなっている分、
当然、化粧品の浸透も良いです。
(化粧品の浸透については
クリニックでは、
ピーリング治療とセットで
イオン導入などをする場合も多いのですが・・・
3-4週間に1回の
スペシャルケアです。
この「ツルツル感」「モチモチ感」が
忘れられず、
これが理想の肌の状態だと
誤解される方がとても多いのです。
毎日毎日、表面のごわつきを取ろうとして
セルフケアを続けるのは、
やっぱり頑張り過ぎになっています![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
ホームケア用として、
ピーリング石けんを
クリニック等で扱っている場合もありますね。
フルーツ酸(AHA)配合などと
書かれています。
その方の肌の状態、
また、フルーツ酸の種類や
強さにもよるので、
一概には言えませんが、
特別な指示がない限り、
1-2週間に1回の使用に
留めておいた方が無難です。
鼻回りとか、あご回りなど
気になる部分だけ使うのも
良いと思います。
泡立てて、優しく洗ってくださいね。
大変なことに…
![ゲッソリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/041.png)
毛穴ケアや角質ケアは
頻度に気を付けないと、
かえって症状が悪化することがあります。
年齢が進んで
ターンオーバーの速度が遅くなるほど、
やり過ぎた後の回復に時間がかかります。
桃の写真を見て、
手触りを思い出してくださいね↓
子どもの肌って、
やっぱり桃みたいだよなーと思って
子ども達の肌にスリスリしたら、
あまりにもしつこかったらしく、
嫌がられてしまいました(笑)
いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます。