某オクで、ボロですが夏目さん1枚で出ていたので買いました。

微動送りのネジは曲がりネジは潰れ汚れが酷かったのですが、部品の欠品は無かったので黙々と分解して清掃します。

極細の六角ネジを外して、目盛り板を外したら、中はドロドロ。

左側は清掃後。右側は清掃前です。
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ひととおり修正と清掃を終えて組み上げました。
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このゲージは、1/50mmが計れます。
バーニアが50mmあたりまで伸びています。
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マイクロメータータイプのデプスゲージもありますが、全ての深さで微動送り操作なので少し面倒ですし、25mmまでしか計れないものがほとんどです。
なので、ロングストロークでさっと計れるバーニアタイプにしました。

では。

フライス盤にキャスターが付いていたので、旋盤を運び込む時に位置変更でとても楽だったので、旋盤にもキャスターを付けることに。
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しかし、こないだのフライス盤と異なり、今回の旋盤は511kgにもなります。その辺のキャスターでは耐荷重でまったく歯が立ちません。重量機材用の重荷重で低床タイプのキャスターが必要です。

普通にホムセンに行くとこんな価格帯。
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4個買ったら1万円超えです。

なのでいつものオクへ。ちょっと商品が間違って送られたりしてトラブりましたが、幸い出品者がきちんと対応して頂いたので、ちゃんと選んだ商品が届きました。

油と埃でドロドロでしたが、車輪の表面は綺麗でしたので、全体をクリーニング。
こんなに綺麗になりました。
一応接地面を保護する意味で、ポリエステルフィルムテープを貼ってあります。
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綺麗ですよね。
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台座が100×100と大きいので、旋盤の方の台座をこれに合わせるか、うまくボルトで挟む方法を検討します。

耐荷重は、1個 510kgにも及びます。4輪で2t! ほぼ普通の工作機械は受け止められます。


では。

気を取り直して…

近くのホムセンに行き、インチのW1/4とW5/16の全ネジとW3/16 UNF No.10のボルトを買ってきた。

メタルの留めと、リングナット留め用にそれぞれ加工します。

出来上がり。
メタル固定用 W5/16 すり割り付き
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リングナット留め用 W3/16 六角ボルトを削り、すり割りを付けました。
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それぞれが付いたところです。
主軸滑り軸受けメタルと、駆動用シャフトのメタルを留めています。
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 クローズアップ
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手間の平頭ビスがW3/16のリングナット留め用
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少しずつ進めて行きます。

えー…

先日の主軸ならびに駆動シャフトを軸箱から抜く知恵の輪作業で気分的にかなり凹みまして、数日経ちました。

少し早く帰れたので、ちょっと続きをします。

六角穴付きセットビスをなんとか在庫から探し出して、現物に入れようとしたら…
ピッチが違う…

どうやらインチの様です。またまたヤラレました。

気を取り直し、主軸にかかるベルトのラインを確認したら、主軸側のプーリーと変速機のプーリーがえらくズレています。
よくよく本体を確認しましたら、どうやら既存の変速部品を全て取り外し、別の変速機を改造して無理やり付けています。
だから意味不明の穴が本体足部分に空いていたのです。

その変速機は、山崎内燃研究所、今の山崎技研の物の様です。すでに生産はされていません。

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※山崎技研に電話したら、幸い図面は有るとの事。PDFでメールにて送って頂きました。有難うございます。
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その変速機を本体足部分から抜き取ろうとしたらこれまた、オイルフィラーネジの頭が当たり、さらにその座面を結構無理して越えないと抜けないのです。

ベルトから剥がれたゴムカスや繊維カスとドロドロ油にまみれながら、なんとか、それこそなんとか抜き出しました。

さらにそこには規格が合わないプーリーが付いていたのです。

主軸側に付いていたプーリーはAの2、変速機に付いていたのは、Bの3です。2や3は良いにして、AB異なるプーリーで駆動していたとは。

そしてベルトラインがズレているのでそれに合わせて変速機を30mm近く、本体内部に押し込まねはならず、そうすると今度は、変速機のシフトレバーに繫がるシャフトの膨らんだ台座が、旋盤本体足部分に当たるのです。


はっきり言って…

これ、ハズレかも…
やはり、昭和35年製は古すぎました。

でも、それだけ長生きしたと、逆に良い方に考え、正常に元気にしてあげるのも良いのかもしれません。

それにしても、レストアというかリビルドに近いですが、改造に近いです。

時間と部品代が膨らんでいるので、何だか複雑な気分です。


では。
主軸が抜け、駆動用のシャフト(Vベルトのプーリーが貫通)も抜けましたので、写真を元にレポートします。

一気に作業したので、作業途中の写真が有りません。

抜いたあとの軸箱。
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チャックと反対側の主軸用滑り軸受です。
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駆動用シャフト(Vベルトのプーリーが貫通しているシャフト)の片方の滑り軸受。
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駆動用シャフトの両方の滑り軸受。
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駆動用シャフトのもう一方の滑り軸受。
かなり傷ついています。
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駆動用シャフトの全景。
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減速用のギア。ドッククラッチが付いています。
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駆動用シャフトには長いセットビスで引き込まれています。
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これがVベルトのプーリー。
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主軸のチャックと反対側の滑り軸受けに傷を付けてしまったようです。
主軸を抜くとき、ロックナットのネジが擦ったのでしょう。
滑り軸受けの回転方向の向きがこの写真では90度回ってしまっているので、この傷は、滑り軸受けを正しくセットすると真下に位置します。
油膜が途切れてしまいます。ショック!
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軸受けやスペーサーが沢山あったので、簡単にパワポで構成図を書き出しました。
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いろいろ、残念な所がいっぱいです…


では。

今回は、主軸の滑り軸受け(プレーンメタルベアリング)について詳細の状態を写真を主にレポートします。

主軸のロックナット側のメタルベアリングのアジャストナットです。
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アジャストナットを外したところ。
メタルにスリワリが入っていて、クリアランスの調整が出来ます。
テーパーはチャック側に広がる方向で、主軸を抜くとき、この向きを間違えてクリアランスが締まる方向にズラしてしまい、主軸が固着してしまいました。
そのため、微細なキズ(長さ10mm)が数本、主軸に付いてしまいました。
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チャック側のメタルベアリングを抜いたところ。
真上には、軸箱からの給油穴からの給油を受ける穴が開いています。
手前の楕円の部品はクサビで、軸箱からのネジの押し込みで、スリワリが開きます。
ここの調整がかなり難しそうです。
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そのクサビを押すネジです。
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チャック側のメタルベアリングの内側。
小さなキズが無数に付いています。
手前(チャック側)はクリアランスが大きかったのか、潤滑油が固形化して固着しています。
中央部に大きなキズが有りますが、おそらく給油穴から切削カスが流れ込み、それを噛みこんだのかもしれません。
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しかし、主軸には大きなキズは見当たらず、カスはメタルに埋まったものと推察されます。埋まったところを特定し、顔を出さない様にするため、実体顕微鏡を見ながら、処理したいと思います。
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チャック側メタルベアリングを抜いた直後。
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軸箱の穴をチャック側から撮影。
手前の穴がメタルベアリングが入っていたテーパー部分です。
汚れが見受けられます。
心配したメタルの方向については、穴の下方にある溝へ、メタルベアリングに打たれたピンがガイドされ位置決めされます。
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アジャストナットを外側と内側を締めたところ。
上のアジャストナット(軸箱内側)を締めると、メタルベアリングは写真上方向にずれ、軸箱のテーパー穴にてすぼむ方向になるので、主軸とのクリアランスが詰まります。
逆に写真下方向のナットを締めれば、ベアリングは下方向にずれテーパーが緩み、クリアランスが開きます。
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この調整、油膜をどれ位にするか、主軸の回転速度や、切削負荷により変わりますので、めっちゃ難しそうです。



つづく…

手に入れる前から気になっていた主軸のベアリング。
ボールもしくはテーパー、もしくはアンギュラーベアリングかな、と思っていましたが、歴史が見事に裏切ってくれました。
昭和35年製です。

昨晩の作業で、主軸のロックナットを緩めたら、スルリと主軸が横にずれたのを受け、もしや、プレーンベアリングでは…と。
※転がり軸受けも滑り軸受けもベアリングと呼ぶ。

ボールベアリングやテーパーならリテーナ抜きや打ち込みで大変は大変ですが、突っ切りなどのある程度の負荷の切削をしてもそこそこ大丈夫ですが、プレーンベアリングだと油膜切れが怖いです。しかし、油膜を維持すれば、負荷や精度的に滑り軸受けの方が優秀です。


主軸の軸受けがベアリングのタイプと異なっていて、クロアチアの1945年製の旋盤
Prvomajska
(なんと呼ぶのか分からず)
の主軸部分が似ていたのです。
この旋盤です。
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ここの軸受け。引っ掛け溝が付いているのが特徴です。
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で、調べたらメタルベアリング…
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大径のフックレンチを頼んでいましたがもういてもたってもいられず、思い切って、鉄板とハンマーで各所のリングナットを緩めてみたら…

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ドーン!
主軸抜けました!

そしてメタルでした…
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結構傷んでます。


チャック側からの写真。
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チャック側のベアリング。
クサビはどの様に効くのでしょうか。
上下のリングナットで、メタルのテーパーの締まり具合で、クリアランスを調整するわけです。
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この手の旋盤のメタルの調整方法の情報は日本にはもうほとんど有りません。
海外のレトロ旋盤のレストア記事から漁るしかありません。


はい…ベアリング交換PRJ、終了…。

ベルト交換に徹します。


しかし、こんな微妙なクリアランス、私に調整出来るでしょうか。


さてベルト交換の為の主軸抜き。

主軸の速度切替え(高低速:高速といってもプーリーからの駆動をドッグクラッチで直結、低速時はアイドラーギアでの減速です)の切替えの為、軸箱外からのレバー操作でドッグクラッチとギアを写真右のギアを左右に動かして切替えます。
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そのギアのキーというかスプライン代わりのキーが主軸にねじ止めされていますが、そいつが、チャック側のベアリング止めに当たって抜けません。
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まあ、見ればそのものなんですが…
ね、キーが当たります。
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まるで知恵の輪です。
キーを取り付けるネジを取っても、キーは取れません。
さーて、やはりベアリングごと抜かないとダメそうです。

ちなみにチャックを外してみました。
ボルト3本緩めたら、ごとんとズレました。
あー、バックプレートがJIS規格では無さそうです。
A1でもA2でもありません。
チャック側はJIS規格のサイズなので後付けしたのでしょう。
精度出しの手間が増えました…
本来なら、バックプレートに直径130+0.025の土手があるのですが、このプレートにはφ126の土手。
取り付ける3本のボルトのPCDはJIS規格のようです。
主軸のテーパーはMT4なのかしら?
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何度も京葉精機さんの事務所に電話しますが、まったく出る気配は有りません。
どなたかこの主軸の構造や抜き方が分かる方、いらっしゃいますか?



※チャック側のベアリングホルダーを緩めるフックレンチをオーダー。機械保全の工具ばかり増えて行きます(泣
これはなかなか難航しそうです。

この時代だけでなくかなりな旋盤は主軸にVベルトを複数本掛けて駆動しています。
この京葉精機の旋盤も同じ方法です。

主軸箱を上から撮影。
左から2室目にプーリーがいます。
2本掛けです。(大きい旋盤だと4本とか有ります)
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これは主軸側の箱の下。
狭いところにベルトを通すため、ガイドローラー(右)とテンションローラー(左)がせめぎ合っています。
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もうご想像つきますね。
はいそうです。
ベルトを交換するには、主軸をごっそり抜かなくてはなりません。
精度もですが、ベアリングズのプリロード(与圧)がどれくらい掛けて良いのか、情報が無いのがちょっと困ります。

主軸のロックナットを緩めます。
ロックナット側
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合うサイズのフックレンチが無かったので、大型マイナスドライバーで回しました。
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今後の作業の為にフックレンチを手配。

さて、と主軸をゆすったら、あっさりと横に動きます。え?大丈夫?ゆるくない?という位簡単に動きます。

では主軸は抜けたか?
そんな簡単ではありません。



つづく…
もう1セット購入して気付きました。
モータが6POLEだという事に。
回転数は落ちますが、その分、低速トルクがしっかり出ます。

三菱電機や安川電機からも似たような製品は出ています。

インバータの電源側に給電した時に内部にチャージするため、一瞬電流食いますが、その後はモータの起動突入電流のようなピークは来ない様です。

RS485通信基盤と遠隔コントロールパネルも販売されています。ボリュームがパネルに付いていればいいのですが。まぁ、ボリュームツマミが小さいので、別付けでしょう。

後々、各所の電流などを計測してレポートします。

では。