$J's_cafeへようこそ!-じっと手を見る
・・・じっと手を見る。

「啄木」ではない。
その時浮かんだのは、♪ボクらはみんな生きている生きているから
かなしいんだ♪ あの、やなせたかしの詞。

先月25日から全く動かなくなった左腕。
左手の親指・人差し指・小指の指先だけが意思に応え反応してくれる。
中指と薬指は内に握り込んだままで応えてくれない。写真でわかるか
どうか?左手の方が赤らんでボテッと腫れぼったい様子。神経が通わ
なくなって血行が悪くなったからだという。
こわばりを感じ、折にふれては指先を自分で伸ばしている。拘縮が
進んできた。

膂力、握力もあり力自慢だった手。ギターを弾き続けて40年。
名残りの弦ダコがまだ見える。いつの間にか左手の指先が伸び、右手
より少し長くなった。バレーコードは押え辛くなってきていたが、
去年の11月まではギターを持てた手。

あらためて・・・じっと手を見る。
今日は総務省と厚労省、縦割り行政の弊害を身をもって感じた日。

それにしても、土砂降りの雨の中をせっかく工事に来てくれた某
電気工事業者の担当者さんの可哀そうだったこと。

事の発端は、西部保健福祉センター在宅支援係からのアドバイス。
独居在宅療養だし、無料で工事取り付けをしてくれるので、いざ
何かという緊急時のためにこの際申し込んでおいたらという薦め
からだった。

事前のリサーチで、電話回線を使用するのだが「アナログ式電話
回線のみの対応です」とあったので、本当に大丈夫かと確認の問い
合わせをしたのに、大丈夫と云うから申し込んだものなのです。

来てくれた工事担当者さん曰く「役所の皆さんもまだ分かってくれて
いなくて、この手のトラブルが多いんですよ」。
今日も朝から立て続けの2件目だという。
電波関係の元締め・総務省と、福祉の本山・厚労省との連携の悪さ
の見本みたいなものですな。

このシステムが使えるとして、設置されたナースコールのような
ボタンを押すと、最寄りの消防署(救急車)に繋がり、まず救急車
が出動する前に、利用者が事前に登録し鍵を預けておいた「地域
協力者」という名のボランティアさん宅に一報が入り、様子を見て
来てくれるように云われるのだそうだ。

何のことはない、ボランティア頼みの話じゃないか?!

協力者になってくれる方3名を挙げてくださいと云う事なので、友人
のKさん他にプライバシー情報まで提供していただいてお願いした
ものだが、結局取り消す羽目になった。
 あるポータルサイトのメンバーになっていて、友人を其処では
「コゾトモ」と呼んでいるのだが、その「コゾトモ」スイカさんの
先日9日の日記「プラス1000歩! 」を読んで。

糖尿病は都会より地方の方が多いようだ。それは歩く量に原因がある
とのこと。
そこで、彼の暮らす県では毎日1000歩(10分間)多く歩くこうという
生活習慣病予防キャンペーンが始まったらしい。
5000歩が生活習慣病になるかならないかの目安だそうで、全国の平均
歩数は約7000歩だそうだ。

で、俺の場合の話。
2月半ばから全く歩けなくなって以来、車イスでの生活を余儀なくされ
ているが、6月頃から手足はやせ細っていくのに腹周りだけが急速に
太って来た。トランス(移乗)してくれるベテランのヘルパーさんに
よると、だいたい70kg位だという。昨年の暮れ、日大板橋HP退院時は
61kgだったのだ。

このままではヤバいとの自覚はある。ALSでより、生活習慣病で先に
逝きそうだ。
で、どうしたらいいと思う?歩けないんだよ俺。
「プラス1000歩!」に替わる、身障者用のメニューやデータが
有ったら教えて欲しい。