雪が止んだ昨日の午後から一段と冷え込んだ。これは雨上がりと同じである。今朝軒下に氷柱(つらら)を見た。随分久しぶりだ。なお氷柱は英語で icicle という。
昨日で終業式を終えたようで子どもたちも冬休みに入ったらしい。家内が今日から女三人の小旅行に出かけたので、随分久しぶりの静かなクリスマスとなった。
今年の英単語①②を以前書いた。今回③を書いて三部作としておきたい。
オンライン英語辞典のメリアム・ウェブスター(Merriam-Webster)は今年の単語に authentic を選んだ。同辞典によると authentic は数年前から検索回数が増えていたが、2023年は、AI(人工知能)、セレブ文化、アイデンティティー、SNSに関する記事や話題の影響で、検索回数が大幅に増えたらしい。
検索回数がこれほど多いのは、虚偽や模倣ではない、自分自身の個性、精神、性格に対して忠実、など複数の意味があるためだと同辞典は解説する。
Real(本物)や actual(現実)と同義語の authentic には「明らかに望ましい品質」の意味があり、料理などのアイデンティティー表現と結びつけられることもあるそうだ。
(英文例)
Amidst the rise of AI and celebrity culture, the public craves authentic interactions, leading to a surge in discussions about what it means to be truly genuine in today’s digital world.
AIやセレブリティー文化の台頭に伴い、一般の人々は本物の交流を求めており、現代のデジタル世界における真の本質的な存在とは何かについての議論が急増しています。
以下、大好きな漢詩を一つ紹介する。「代悲白頭翁」の劉季夷(りゅうきい)と同じく夭逝の詩人、王勃(おうぼつ)の「滕王閣」(とうおうかく)である。
透明で空虚な寂しさを感じさせる詩である。