自律神経と頭蓋骨・仙骨のゆがみ
こんにちは。広島市佐伯区の中央施術院です。
この時期、「なんとなく気分が落ちる」「寝ても疲れが抜けない」といったお悩みをよく耳にします。
いわゆる「五月病」と呼ばれるこの状態、実は〈自律神経〉と深い関係があります。
自律神経と体のつながり
自律神経は、私たちの生命活動を無意識に調整してくれる大切な神経です。
その中心となるのが〈脳幹〉。 脳幹は頭蓋骨の深部に位置し、背骨を通じて仙骨(骨盤の奥の骨)へとつながります。
このルートを包んでいるのが「硬膜(こうまく)」と呼ばれる膜で、脳と脊髄を保護しながら、神経の情報伝達や髄液の流れをコントロールしています。
歪みが引き起こす自律神経の乱れ
姿勢の崩れや日常のストレスにより、頭蓋骨や仙骨に歪みが生じると、硬膜が引っ張られたりねじれたりします。
すると脳脊髄液の流れが滞り、神経の伝達も鈍くなり、自律神経のバランスが乱れる原因となります。
特に〈頭蓋骨のわずかなズレ〉や〈仙骨の傾き〉は、自覚症状がなくても大きな影響を及ぼします。
これが「なぜか疲れる」「呼吸が浅い」「気分が沈む」といった不定愁訴として現れるのです。
整体で整える“神経の通り道”
当院では、頭蓋骨から仙骨までをソフトに調整することで、硬膜の緊張をゆるめ、神経や脳脊髄液の流れを整える施術を行っています。
これは〈クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)〉と呼ばれる理論にも通じるアプローチです。
身体の深部から緊張がほぐれていくと、自律神経が自然とバランスを取り戻し、呼吸が深くなったり、睡眠の質が改善される方も少なくありません。
春から初夏への変わり目、身体の「軸」を整えて、心身ともに軽やかに過ごしましょう。