MMAとボクシングのパンチの違い | アメサソリ27

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ボクシング&格闘技日記♪

格闘技の事で気になる事を書いてますがたまに日常的な事も書きます☆

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12/11にUFC231で行われたUFCフェザー級タイトルマッチ ホロウェイvsオルテガの感想とホロウェイの強さの事を「頭のネジが外れてるホロウェイの強さ」という記事に書きました


その記事を読んでくれた方からTwitterでこんな返信が来ました↓


ボクサーから見たMMAにおけるボクテク解説、これはなかなか大変なリクエストが来ましたがせっかく頂いたのであくまで個人的見解になりますがトライさせて頂きます!

確かにボクサーとMMAファイターのパンチは違う部分は結構あると思います、元ボクサーから見たMMAとボクシングの違いを書かせて頂きます!

個人的にMMAとボクシングのパンチの違いは重心、コンビネーション、構えとかかなと思います

UFC231 UFCフェザー級タイトル戦で柔術黒帯のオルテガをパンチでダメージを与えてTKOに追い込んだホロウェイを見て改めて感じました↓


重心はボクサーはパンチのみで相手と身体がぶつかってもクリンチしたりで仕切り直し出来るので重心を前にしてガンガンいけると思いますがMMAは前すぎるとタックルやテイクダウンに対応できないので重心はボクサーより前じゃなく中心に保ってる様に見えます

コンビネーションはMMAのパンチはボクシングほどハッキリしてない気がします
MMAの打撃はストレート系が割合的に多いのはフックやアッパーを強振してバランス崩れるとテイクダウンされやすいからかなと思います

※マクレガーみたくパンチが得意な選手はボクサー並みのコンビネーション使う選手もいるので例外もあり


MMA選手の打つパンチはフックやアッパー、ストレートとハッキリ分類されてない様な感じでボクサーから見ると雑に見えたりもしますがそこにも理由がある様に感じます!

それは自分的には構えと出所かと思ってます

ボクサーの構えは拳を目線や顎に持ってきて脇を締めてコンパクトに構えますがMMAファイターは拳の位置も胸くらいの選手もいるし構えも脇は締めてない様に見えたりします

それはやはり打撃だけでなくタックルや関節技に備えるので拳の位置も上げすぎずあえて緩く構えるのかなと、でそっちの方が色んな攻撃に対応しやすいのかなと思いました


で更にそういう拳の位置とか決めずに脱力した様な構えから打ち出されるパンチはボクサーのとは違う軌道を生んでる様に見えます

特にホロウェイはアップライトスタイルからズバッとストレート系を打つのが上手いですね、前王者アルドにもパンチで倒してましたし上に書いた重心、コンビネーション、構えと出所も全てあてはまる選手だと思います


↑はUFC231の試合前のホロウェイのシャドーですがボクサーと比べると重心を真ん中に保ってアップライトになってますね( ☆_☆)

格闘技の種類によってパンチの打ち方や構えが違ったりするのが格闘技の奥深さだし自分はボクシング以外だとキックは教えてもらった事はありますがMMAはやった事がないので今後 実際に体感してみたいなと思いますね☆