こちらの続きです。
担当医が説明してくれたヘルプ症候群について、
特徴は
•原因は分かっていない
•妊娠後期に発症することが多い
•患者は高齢であったり高血圧を伴うことが多い
•治療方法は妊娠の中断(分娩)しかない
•放置すると母子ともに命の危険がある
症状は
•溶血(赤血球が壊れる)
•血小板減少
•肝機能の異常
症状の頭文字をとってHELLP症候群と呼ばれているそうです。(助けて〜のヘルプとは関係ないんですね)
その他自覚症状として
•上腹部の痛み(私の胃痛はこれでした)
•右の背部痛
などあるそうです。
私の場合は当時20代だったこと、高血圧もなかったことが発見が遅れた原因かもねと言われました。
原因が分かって良かった。と安堵するのも束の間、
これから産むことへの不安に押しつぶされます。
その後30分以上かけてエコーを行い、脳と肺や心臓など臓器を中心に生まれた後も生きていけるか、障害が残らないかを確認してもらいました。
担当医「うん、赤ちゃん大丈夫だよ。小さめで産まれるけどね。ちゃんと機能してる。強い子だ。手術の説明なんかは病棟でするね。あこさんは手術前の検査に行ってもらって、お母様は入院案内で手続きをお願いします。待合室で説明するので待っていてください。
質問はありますか??」
実母「突然で。。赤ちゃんと娘をよろしくお願い致します。。」
「危険な状態ということがよく分かりました。よろしくお願い致します。」
担当医「しっかりね!お腹の子は、あこさんが育てるんだからね!」
そう言われ、ハッとしてメソメソしていられないと思いました。
死ぬかもしれない。こわい。どうしてこんなことに。そんな思考が吹き飛び、
そうだ、この子を育てるのは私だ。赤ちゃんはこんなに頑張っている。絶対に死ねない。
涙は止まりませんが、その瞬間、確かに気持ちが前を向きました。
上手く表現が出来ませんが、先ほどまでの無気力と打って変わり身体の底から力がみなぎるような感覚になりました。確かな母性でした。
私「はい!」
このツリー、6年前に購入しましたがシュッとした脚が気に入ってます
今はいろんなツリーがありますね