2ヶ月前に発症した「ストレス性ジンマシン」が再発したので、地元の皮膚科を受診した。ストレスが溜まるような生活は最近していないので、膝痛対策で毎晩貼っていた湿布のかぶれが引き金になった気がする。塗布薬ももらったが、それよりもアレルギー対策の飲み薬が効くそうだ。朝晩の服用だが、とりあえずかゆみを止めたく、早昼を食べて薬を飲んだ。今日は、夜のレッスンだけで、取り急ぎ片付ける用事もないので、確信犯的に昼寝をした。
昼寝など、日ごろはまずしない。ならば、本格的に寝てやろうと、最近購入したエアウィーヴをセッティングして布団にもぐりこんだ。外は雨、遠くに聞こえる車の、水をはじく音が心地よい。途中、なんどか目が覚めたが、心地よい寝心地で二度寝、三度寝を繰り返し、結局４時間近くも寝てしまった。起きてもボォーとして、覚醒するのに２杯のコーヒーを要した。今日は１人時差ぼけの夜を向かえそうだ(^.^;)
ネットの新製品ニュースに、スパークリングのブラックコーヒーが発表されていた。シュワーとするコーヒー、暑い日には美味そうだ。そういえば、３０年近く前の高校の修学旅行、京都に行った際に、新京極通りか川原町通りの喫茶店で「コーヒーソーダ」なるものがあるとクラスメートが調べて、体験しに行ったことがある。出てきたのは確かにシュワーとするコーヒー。だが、炭酸とコーヒーがいかにもバラバラで調和しておらず、ま、こんなもんかな、といった程度の味だった。
ヨーロッパを旅すると、瓶に入った、普通に飲む水の半分くらいはガス入りである。日本人はガス入りに慣れていない人が多く、柔らかい（硬度の低い）、シュワーとしない水を探すのに苦労する。私もかつてはそうだった。だが、慣れると、ちょっと塩分の入ったシュワーとする水が実に爽やかだ。３年前のパリのオペラ座で長期の舞台をやったときも、前半はペリエ、後半はバドワばかり飲んでいた。
１０年くらい前、毎年３度はヨーロッパで舞台をしていた頃、缶入りの炭酸入り紅茶にはまった。確か、リプトネスだったと思う。炭酸入りコーヒーは、独特の香りが強調されておいしくなかったが、紅茶と炭酸の組み合わせは絶妙だ。特に暑い夏には最高。ちなみに、ヨーロッパでは、缶ビールと缶ジュースの値段はほとんど変わらない。缶コーヒーは基本的にない。たまに見つけると、びっくりするほど高い。
８年くらい前に、南フランスのアヴィニョンという町で演奏をした。「アヴィニョン橋で 踊ろよ 踊ろよ アヴィニョン橋で 輪になって踊ろう♪」で有名な町である。ちなみに、アヴィニョン橋は、正式にはサン・ベネゼ橋といい、古い戦争で壊され、陸地から３０～４０メートルほどで途切れている。
行ったのが真夏。とにかく暑い。ヨーロッパの夏は、湿度は低いので、暑くても日陰に入ればだいぶ楽。だが、その年の暑さは異常で、連日３５度を超えていた。ホテルが辺鄙なところにあり、バスに３０分も乗らないと、市街地に行けない。バスは冷房などついていないので、降りる頃には全身から汗が噴き出している。
市街地はさらに暑く、ウィンドウショッピングなどでブラブラ歩いていると、クラクラしてくる。頭だけでも冷やさないと危険なほどだ。そこで、缶ビールの倍の値段のするペリエを買って頭にかけてみた。微炭酸がチリチリと音を立てて頭を冷やしてくれる。これは未知の快感♪。以来、滞在中、何本もの缶入りペリエが頭髪に吸い込まれて行った。暑い夏に、プチ贅沢を味わいたければ、よく冷えた炭酸水を頭にかけてみてほしい。驚くほど気持ちがいい。
３年ほど前から、自分で炭酸を作るようになった(2012年２月のブログ「ハイボール♪」http://ameblo.jp/sasamototopics/entry-11190341730.html 参照）。クエン酸と重曹を混ぜれば、炭酸水が作れる。ちょっと酸味があるが、クエン酸効果で身体には良さそうだ。毎晩、ウィスキーとともに１Lほどは飲んでいる。子どもの頃、炭酸を取りすぎると骨が溶ける、と言われたがどうも都市伝説だったようだ。今は、健康にいいと、炭酸がブームだ。確かに、普通の水を飲むよりも、炭酸水を飲んだほうが、胃や腸をきれいにしてくれる気がする。特に、朝に飲むと、腸が刺激され、便秘の防止にいいらしい。
さて、新発売のスパークリングコーヒー。かなり期待している。高校生のときに飲んだ、喫茶店の思いつき的なものとは違い、大メーカーが研究と工夫を重ねたものだ。「コーヒーには抗癌作用があります」とテレビや雑誌で頻繁に紹介されている。癌系家系なので、「抗癌作用」という言葉には敏感だ。もともとコーヒー好きなこともあり、昨年の夏は、缶のブラックコーヒーばかり飲んでいた。そこに今年は大好きな炭酸が加わる。ここ数年、嫌と言うほど暑い夏が続いているが、今年はスパークリングコーヒーで、暑さを楽しみたいと思っている。