ハイボール♪ | ささのブログ

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10年来のハイボールファンだ。家飲みでビールや酎ハイを買ったことがほとんどない。外で飲んでも、最初の1杯からハイボールだ。
5年くらい前までは、居酒屋で「ハイボール」と頼んでも「はぁ?」と言われることが多かった。そんなときは、ウィスキーの炭酸割り、とかウィスキーソーダとか、言い換えて注文していた。それが3年くらい前のサントリーのCMのヒットにより、完全に市民権を得た言葉になり、居酒屋のメニューでもハイボールコーナーがあるし、新幹線のワゴン販売でも缶入りのハイボールが買える。
 人による、といえばそれまでだが、私にはハイボールがとても身体に具合がいい。
 酔いの回るのが遅い体質なので、ワインや日本酒では、酔っ払ったと思えるまでに二日酔いする量を飲んでしまう。トイレが近いので、ビールだと落ち着いて飲めない。
 以下、私が考える、ハイボールならではの効果。
 ①炭酸がアルコールを血中にすばやく溶け込ませるので酔いが早い 
 ②すぐに酔えるので、飲みすぎないで済む
 そして、ハイボール特有の便利な点
 ①毎日買う必要がない。
 ②ごみがあまり出ない
 ③どんな料理にも合う
 毎日買う必要がない、というのは、1本(700mlとして)買えば、私の場合、3~4日保つ。
 ごみがあまりでない、というのは、ビールだと1日2~3本飲んだとして、週に15~20本くらいの空き缶がたまるが、ウィスキーならせいぜい瓶2本。後述するが、うちでは炭酸水は自分で作るので、ソーダの空き瓶もでない。
  酎ハイとちがって、甘さがないので、和食・洋食・中華、なんでも合う。(これも個人の好みの問題ではあるが)

 さて、我が家では炭酸水を買わなくなって3年近くになる。飲む直前に自分で作るからだ。それまでは、500mlの炭酸水を毎日買っていたが、面倒くさくなった。そこで、自分で作れないものかと、ネットで調べたところ、炭酸水素ナトリウム(重曹)とクエン酸を水に溶かせば炭酸水になることを知った。薬局で買ってやってみたところ、見事に炭酸水となった。若干酸味があるが、それがさらにハイボールの味を良くしてくれる。
 以前、オペラ座のバレエ公演のためにパリに1ヶ月近く住んでいたとき、最初のころはペリエばかり飲んでいた。途中でバドワ(確か綴りはBadoit)という炭酸水を見つけた。ペリエのような上品さはなく、炭酸がきつく、結構しょっぱい。ウィスキーを割るのに最高で、パリ滞在の後半はバドワばっかり飲んでいた。今、思うと重曹とクエン酸で作る炭酸水に味が似ていた気がする。もしかして、そうやって作った水だったのか?

 重曹は500gで400~500円なのでいいのだが、クエン酸は薬局で買うと100gで600円とかする。結構高い。そこで、ネットでクエン酸を調べたところ、1kgで800円弱で買える。これなら、1Lの炭酸水を作るのにかかるコストは10円くらい。500mlの炭酸水を買った場合の1/20程度。しかも出来たて。最初のうちは、入れる量が決まらず、失敗したこともあったが、ほどなくコツをつかみ、今では緑色が美しいペリエの瓶で炭酸水を作っている。なんか、「偽ルイビトン」みたいだが、自宅で自分のためにやっているだけだからまぁいいか。

 ちなみに(これも個人的基準の話ではあるが)、高級なウィスキーはハイボールに合わない気がする。リーズナブルなものと高級なものの一番の違いは、香りである。高級なウィスキーに漂う芳醇な香りが、炭酸で誇張されると、鼻につくものになってしまう。トリスとか、ブラックニッカといった、安いウィスキーのほうが安心して飲める。

 実際の作り方はささのブログ 、水500mlの場合、重曹はティースプーン大盛り2杯、クエン酸はティースプーン盛りきり2杯(要は重曹よりも若干少なめ)。順番はまず重曹を水に溶かす。解けにくいので、よく攪拌すべし。重曹が水に完全に溶け込んだら、クエン酸を入れる。こちらはすぐに水に溶け、勢いよく泡が発生する。瓶やペットボトルで作った場合、よく振ったコーラのように、中身があふれるので注意しましょう。また、クエン酸は、安価な掃除用と、ちょっと高い食用(飲用?)があるので、購入時には気をつけてください。