以前、「サザン恋ブギ」についてちょいと真面目に書きましたが、
悲しみはブギの彼方に | JIROのブログ (ameblo.jp)
「恋のブギウギナイト」の「ブギ」でしょっぱなに思い浮かんだ楽曲は、
『10ナンバーズ・からっと』の「Let It Boogie」でも、
T-REXの「Born To Boogie」でもなく、
斎藤誠さんの「I NEED YOU~永遠のブギ~」でありました。
曲調にしても、歌唱法にしても、
「♪君のHeartが溶け出したら」
「♪胸のSpeedは理屈じゃなく」などの作詞も、
三拍子揃って好きなのです。
まあ、誠さんの歌手活動については
『BIG LOVE』 『PARADISE SOUL』
あとご本人がセルフカバーされたベスト盤を聴いたくらいで、
本当にアタクシごときが語るのはおこがましいとも思いつつも、
でも、今どうしても書きたくてたまらなくなってしまったので、
戯言と受け止めてくださったうえでお付き合いください。
桑田佳祐さんをして、
「アタシも彼の才能を「認めている」どころか、
「コイツにゃあ絶対敵わない」と思っていた」
(『ポップス歌手の耐えられない軽さ』文藝春秋、2021、
「最強・最愛のサポート・メンバーさん!!」361頁より)
とまで云わせる誠さん。
緑黄色社会について簡素に触れた記事で、
桑田さんにとっての「ライバル観」を引用いたしましたが、
あゝ Day of Doom | JIROのブログ (ameblo.jp)
もしかすると桑田さんにとって
誠さんはそんな存在なのかもな、ともちょい連想いたしました。
まあ、アタシら何も知らないファンに見せているところでは
「♪顔を合わせりゃ 冗談とギャグばかり」(「愛のプレリュード」)
ですけど。
「BIG LOVE(純愛模様)」なんか聴いていると、
「現代人諸君(イマジン オール ザ ピープル)!!」がなんとなく
アタシの中でフッと思い浮かんできてしまったりして。
グランディ21の『宮城ライブ』冒頭で、
「♪やるせない世の中で」、「♪人生ロマンティック」と
励まされたあの記憶が今朝ダブってきてしまって。
「思い出の宝物」なんてスタジオジブリ作品の主題歌に
すぐ使えそうな感じが致しますね。
小さい頃のご家庭が「いわゆる転勤族」だったという
誠さんの憧景みたいなものも垣間見えるような気がして、
であるからこそ、普遍的な「MY LITTLE HOMETOWN」になりそうな。
この云い方に固執していますが、あくまでも、アタクシの主観です。
ほいで、ですね。
「日本パーカッション界の釈迦牟尼」(©桑田さん『波乗文庫』)
成田昭彦さんが古稀を迎えられたときに差し上げたという
「ICE CREAM BLUES」も、
(『やさしい夜遊び』で桑田さんが『BIG LOVE』で一番好きと仰っていたかな?)
『夜遊び』で誠さんゲストの際に、桑田さんや原さんがよくおかけになる
「今 僕を泣かせて」も、
とても素晴らしいのですが、アタシは「音楽友達」が一番好きなのです。
「誠ちゃんの持って生まれた、穏やかで芯の強い性向(ひとがら)」
(『ポップス歌手の耐えられない軽さ』361頁)が如実に感じられ、
誠さんの歌詞を借りると「♪余計な言葉も要らない」作品であります。
「♪それはMusic 昨日までの他人も
Music 今は We Are Already Best Friends」