あなたのココロ、治します。 -52ページ目

エッセイ41「充実ライフ」

今日は睡眠時間四時間。でも全然眠くないです。図書館へ行って本を借りて、コピーしてまた返して。ビデオを返して(今回は字幕スーパーで見づらかった)、今更タイタニックを借りてきました。オンタイムで見てなかったので。一週間前はたくさんあったのに今日行ってみると四本しかなかった。蔦谷ってすごく頻繁に商品の入れ替えをしている。二○○分あるので一本だけにしました。
アートセラピーへ行きました。二回目です。今回は水彩画でした。僕が最も苦手なものですが、ここでは絵の上手い下手は関係なので愉しんでかけました。テーマは特に決められていなかったので「地上に咲いたルドンの花」と題して花と大地と海と夕日を描きました。ここでは作品を制作することがメインではなく、その後の話し合いが大事なのです。誹謗中傷は無しでお互いの作品について感想を話し合ったりします。水彩画なんて十数年もやっていなかったので新鮮で楽しかったです。
そして今日のメインイベントはひきこもりのチャットです。人生で初めてチャットしたので緊張しました。予想していたほどテンポが速くなかったので安心しました。まったりしていました。むしろ僕が食い込みすぎなくらいでした。こうしてみるととても充実した一日ですね。

シナリオ7「写真」

○みつおの部屋
   相田みつお(が机の上の整理をしてい
る。相田みえ子(が心配そうにみつお
に近づく。
みえ子「あなた、大丈夫?」
   みつおがゆっくり顔を上げる。
みつお「大丈夫って何がさ?」
みえ子「まさかひとりでひっそりと自殺しよ
うとなんてしていないかと思って」
   みつおは視線をはずして
みつお「会社をリストラされたくらいで妻
と娘二人を置いていけるか?」
   みつ子、笑みをこぼして
みつ子「よかったわ。意外に気丈で。あな
た、神経が繊細だから」
みつおの心の声「やっぱり死にたそうな顔を
してたのかな。気持ちがすぐ顔にでるから
な。あぶないあぶない。悪いがみつ子たち
には遺族年金で生活していってもらおう」
   ひとりに戻って自殺をする覚悟を決め
た表情に戻るみつお。黙々と身辺整理
をする。
アルバムが膨大にある。父譲りのカメ
ラ好きでみつおの幼少の頃を父が撮
った写真もあるし、みつおが大きくなって自分で家族を撮った写真もある。
みつおは懐かしげにアルバムを探る。
みつおの心の声「ああ、俺が赤ん坊の頃の写
真まである。幸せだったんだろうなあ」
   みつおがその写真に愛おしそうに触
れると次の瞬間みつおは赤ん坊にな
って湯船に浮かべられている。
みつおの心の声「どうなっているんだこれ
は! 写真の中に入ってきてしまっている
じゃないか。こんなことがあり得るのか?」
   みつおには理解不能である。ただただ
母に湯をかけられ、体を洗われている。
みつおの心の声「気持ちいいなあ。一生この
ままで居たいなあ」
   するとすぐにさっきまで居た部屋に戻
っている。
みつおの心の声「なんて楽しかったんだろ
う。それにしても何で写真の中の自分に戻
れたんだろう」
   みつおは理解できない様子でアルバム
の山の中に埋もれている。
みつおの心の声「これはもしかしたら神様か
らのプレゼントなのかもしれない。俺はも
うすぐ死ぬから良い思い出を見せてくれて
いるんだ」
みえ子「パパー、ご飯よー」
みつお「はーい」
   みつおは少し元気を取り戻してリビン
グに降りていく。

○リビング(
   リビングではすでに短大生の相田えり
子(と高校生の相田まい子(がテーブ
ルについている。
まい子「パパ、大丈夫?」
えり子「なんか暗い感じするよ」
   みつおはわざと元気そうに装って
みつお「元気だとも。会社をリストラされた
くらいでへこたれてたまるか」
まい子「パパ、頼もしー」
みつお「でもな、次の仕事が見つかるまでは
お小遣いは自分でアルバイトしてくれな」
えり子「パパ、わかってるよ。あたしは人材
派遣会社でバイトしてるし、まい子もファ
ーストフード店でバイトしてるから」
みつお「おお、わが娘ながら頼もしい」
   家族でどっと笑いがわき起こる。
みえ子「あたしもちゃんとパートに出ている
ことをお忘れなく」
みつお「ママ、もちろん忘れてないよ。働い
ていないのはパパだけだな。一丁がんばる
か!」
全員「がんばろー、おー!」
みつおの心の声「なんて調子合わせちゃった
けどほんとはパパはお前たちを捨てて死ん
でいってしまうんだよ。ごめんよ、みえ子、
えり子、まい子」
   家族で夕食を食べる。

○リビング
みつお「なあ、話は変わるんだが、お前たち、
写真の中の世界に入ったことがあるか
い?」
まい子「パパ、どうしちゃったの? そんな
ことあるわけないじゃない」
みつお「そう思うだろう? パパだってそう思ったさ。でもついさっき赤ん坊になってお風呂に入れてもらってきたんだぞ」
   えり子が小声で
えり子「パパ、ストレスでおかしくなっちゃ
ったんじゃない?」
まい子「あたし、パパのためにも勉強とバイ
トがんばる」
みつお「何を小声で話しているんだ。本当だぞ。お前たちを赤ちゃんの時に戻してやろう」
   そういってみつおは二階へ駆け上がる。
   しばらくしてからアルバムを抱えてリ
ビングに降りてくる。
みつお「ほーら、これがえり子とまい子のア
ルバムだ。かわいいだろう。えり子、この
写真に触ってごらん」
   渋々写真に手を伸ばすえり子。
   しかし何も起きない。
えり子「パパ、触ったけど何ともないよ」
みつお「この写真みたいにハイハイしていな
かったか?」
えり子「パパ、ちょっとおかしいよ。どうし
ちゃったの?」
   みつおは残念そうな表情を浮かべてアルバムを畳む。
みつおの心の声「やっぱりあれは俺にしかで
きないことなんだ」

○みつおの部屋
   みつおが自分のアルバムを開いている。
幼少期の自分に戻っている。
みつおの心の声「こんなにも両親は俺を大切
に育ててくれていたのか。両親のためにも
自殺なんてしちゃあいけないなあ」

○リビング
   みつおが自室から降りてくる。
みつお「おい、本当のことを言おう。パパは自殺しようと思っていたよ」
みえ子「あなた、やっぱり・・・」
みつお「でももうそう考えるのはやめるよ。
両親にもらったこの命、大切にするよ」
まい子「パパ、そんなこと考えてたの? し
っかりしてよ」
みつお「すまんすまん。サラリーマン生活二十五年だったからな。会社に捨てられたのは辛かったんだ」

○みつおの部屋
   みつおがアルバムを見ている。学生時
代にみえ子と出会ってからの写真が
たくさんある。みつおはそれらの写真
に触れて若かった頃に戻っていく。み
え子は若くてきれいである。
幸せいっぱいの二人の間にえり子が
誕生する。その三年後にはまい子が誕
生する。
みつおの心の声「なんて幸せなんだろう。美
しいみえ子に、かわいくて仕方がないえり
子とまい子。こんな三人を置いていけるわ
けがないだろう」

○リビング
   みつおが二階からリビングにどたどた
と降りてくる。
えり子「パパ、どうしたの今日は。どたどた
走り回っちゃって落ち着きがないよ」
みつお「すまんすまん。いや、ここに俺は宣
言するぞ。みえ子、えり子、まい子、お前
らを見捨てるようなことはしない」
まい子「やだ、じゃあはじめは見捨てるつも
りだったの?」
みつお「ああ、遺族年金で三人で生きていっ
てもらうつもりだったよ」
えり子「さっき死なないっていってたじゃな
い」
みつお「自分自身が死ぬことと家族を見捨て
ることは別だよ」
みえ子「まあ、呆れた」
   家族一同笑い出す。
   みつお、興奮さめやらぬ様子で
みつお「まだ何か新しい発見があるような気
がする」
   そういって階段を駆け上がっていく。

○みつおの部屋
   みつおが自分の少年時代のアルバムを
食い入るように見つめている。その中
の一枚の写真に触れる。みつおが少年
に戻っていく。その写真の中でみつお
は飛行機のプラモデルで遊んでいる。
みつおの心の声「そうだ、俺は飛行機の整備
士になりたかったんだ。何で銀行なんかに
就職しちゃったんだろう。そうだ、あのこ
ろは景気が悪くて銀行だけが安泰だったん
だ」

○リビング(
   T翌日
   みつおが早起きして出かける準備をし
ている。
みえ子「あら、あなた、どこへいくの?」
   みつおは興奮した様子で
みつお「ハローワークへ行って来るよ。子供
の頃からの夢を思い出したんだ。飛行機の
整備士だ。なれるかどうかわからんが探し
てみるよ」
みえ子「あなた、いってらっしゃい」
えり子「パパ、がんばって!」
まい子「パパ、かっこいい!」

エッセイ40「物書きになりたい!」

無性に言いたくなったので言わせて下さい。「物書きになりたい!」ええ、知ってますとも。何千何万という人がそう思っていることを。しかしなりたい。やはりプロになることが夢ですが、もしかしたらプロを目指しているときが一番楽しいのかもしれませんね。締め切りに追われたりとか、売り上げを気にしたりとか。アマチュアはそんなことを気にしなくていい。
だから「公募ガイド」ライフは楽しい。また、通信教育を受けるのも楽しい。自分はやりたいことが何一つないとか、ライフワークを見つけたいとか散々言ってきましたが、「物書き」がそれに該当するような気がしてきました。一生アマチュアでもいいと割り切ればそれはそれで楽しいかもしれない。気分変動が激しいのでこの考えも長く続かないんですけどね。でも秋になるとなぜか創作したくなる。群像の締め切りが一○月三一日なので準備はいつも一カ月とか二カ月とかになる。そんなんでろくなものが書けるわけないのですが、やはり村上龍、春樹を出している賞なので特別な思いがあります。純文学という点でも。
今どうしたら小説やエッセイを書けるようになるのかが知りたいです。それらしいことを書いてありそうな本を買うのですが大体外れる。第一そんな本を読んでいたってデビューできるわけではない。結局新人賞に応募するしかないのです。その時に問題になるのが
「小説ってどうやって書くんだろう」「小説ってなんなんだろう」っていうこと。つまり才能がないってことかな。才能がない人でも訓練次第でデビューできるはずだと思って、今探しているところなんですけどね。作家志望予備校みたいなところに通う気はないです。通信教育があったらいいと思っています。

今日の日記「めちゃくちゃ、やけくそ、なげやり」 

こんばんも。

今日のニュース。
西武が中日に圧勝、プロ野球日本一に
 西武7―2中日(プロ野球日本シリーズ第7戦=25日・ナゴヤドーム)――中日は第3戦で5回4失点のドミンゴ、西武は第1戦で7回無失点だった石井貴が先発。(読売新聞)

逆転優勝ですか。やはり西武は強い。 ←かなりなげやり

今日の自分。
ずっと寝ていました。朝5時頃起きだして眠剤飲んでまた寝ました。もうめちゃくちゃ、やけくそ、なげやり。午後散歩にちょっと出かける。あとはひたすら寝る。右京散歩に起こされる。夕飯は豚のショウガ焼き。寝ているうちに母が皿洗いを済ませてしまった。自室で寝る。

うりさんが本の執筆をすすめてくださった。僕もそれがいいと思う。でも今は調子が悪すぎ。なんにもできません。

終わり。明日も元気で。

今日のお言葉
生きるのがつらい
(まったり)

死んだ。

こんばんも。
死にました。

<日本シリーズ>西武が4―2で逆転勝利
 中日・山本昌、西武・松坂と予想通りの先発。西武は一回、先頭の佐藤が中前打。送りバントとフェルナンデスの中飛で佐藤が三進した後、カブレラの中前適時打で幸先良く先制した。(毎日新聞)

僕の予想はずれました。中日、意外と強いんですね。好試合でけっこうです。 ←かなりやけくそ

今日の自分。
死にました。結局昼夜逆転は直らないままでした。深夜、勉強もろくに手につかず、朝になってしまった。試験会場は情報ビジネス専門学校。情報ビジネスって何だ? 専門学校って何か悲しすぎる。3流でもいいから大学入ったほうがいいと思います。

漢検は学生のころ1度だけ受けたことがありました。無謀にも準1級を彼女と一緒に。ふたりともボロボロで落ちました。でもそれはずいぶん昔の話。ほぼ初めて受けるような気分でした。試験のいい加減さになんだかがっかり。

へんてこマークシートなんです。中途半端にマークシート方式と書き取り方式が一緒になっている。出来はよかった。わからない問題はほぼゼロ。普通にいけばたぶん受かります。問題は漢字の「はね」とか「とめ」とかをどう採点するのか。採点者によってばらつきがあるじゃないですか! 

あんなファジーな試験だとは思わなかった。というか想像力なさ過ぎ。完全マークシート式の試験がいいと思いました。

10時から11時まで2級の試験。40分ほどで解答を済ませ、突っ伏して寝る。11時50分から準2級の試験。30分ほどで済ませて寝る。2級に比べて明らかに受験者の年齢層が若くなっている。

3級は小中学生が増えてきました。さすがにガキと一緒に試験を受けるのはプライドが許さないので受験せずに帰ってきました。

帰りに大きな本屋へよる。僕が司法試験なんておこがましすぎる。択一の過去問を買って諦めようと思いました。買わなかったけど。やっぱりどう考えてもそう状態でした。理三に勝つためには司法試験ですって! あの人たちと自分を比べるなんて無茶です。

深夜に資格試験予備校の資料を見ました。1.5年コースで60万円ですって! そんなお金うちにあるわけありません。本気で目指すならともかく、人生経験、生涯学習の一環に過ぎませんから。歴史検定とか、小型試験をコツコツ勉強していればいいのです。

なんだか今日は文章が変ですね。情緒不安定なせいだと思います。結論、漢検はもう受けない。これからは12月12日の歴検の勉強をシコシコやる。何か悲しい人生ですね。資格試験が生き甲斐なんて。人生の方向性を間違えている。

久しぶりに社会というものに接して、改めて自分は普通じゃないんだ、イカレているんだと実感しました。専門学校にあった姿見で自分をみて、こいつは誰なんだ? と思いました。中途半端に歳を取って、髪が不自然に長くて、中途半端に太っている。

帰りの電車の中で寝ました。どうやら2往復ほどしたみたいです。迎えに呼んだ母を待たせてしまいました。

夕飯はサイゼリヤ。リブステーキとシナモンフォッカチオで自分にご褒美。夕食後すぐ寝る。深夜3時に目覚める。今に至りあん。

なんだか文章にまとまりがない。いらつく。眠剤飲んで寝よ。
そんなところです。月曜日ですね。お仕事、学校、いってらっしゃい。なんだか生きるのがつらい。

今日のお言葉
やっぱキチガイですわ。
(まったり)

今日の日記「9回裏2アウト満塁サヨナラ逆転ホームラン!」

こんばんも。
気分は複雑。

今日のニュース。
F1=国際自動車連盟、来季の規定変更を発表
 [サンパウロ 22日 ロイター] 国際自動車連盟(FIA)は22日、当地でF1世界選手権の来季の規定変更を発表した。
 マシンの速度を抑え、安全性を高めることを目的とした新たな規定では、今季のように1グランプリ1エンジンの使用ではなく、来季からは2グランプリを通して1エンジンに制限。規定に違反した場合、10グリッド降格処分となる。(ロイター)

またいたちごっこやっていますねえ。2グランプリ1エンジンではかなりきついのではないでしょうか。

今日の自分。
サイテーです。昨日徹夜で勉強するはずが、風呂にも入らず今日の14時まで寝続けました。その後少し勉強する。ほんの少し。じき右京散歩になる。夕飯はそば屋で味噌ラーメン。根性曲がっています。夕飯後、冗談で横になってみたら本当に寝てしまいました。起きたのは23時です。

勉強もしていない、睡眠リズムは狂ったまま、という最悪の事態になりました。落ち込んではいません。割と冷静です。これから勉強をしようと思います。単語カードをチェックしていくだけです。

そんなところでしょうか。ヤケに短いな。書くことがほんとにないんです。残り10時間。なんだか「24」みたい(笑)。精神的には割と余裕があります。いかに漢検が僕にとってどうでもいいかがわかりますね。勉強は楽しかったです。

一応目覚ましを5時にセットしました。今から勉強するにしろ、ふて寝するにしろ、ちょうどいいのではないかと思って。

今後の予定は勉強。明日の予定は10時にいきなり2級。60分。その後準2級と3級も受けます。眠くなりそう。落ちたら1月にリベンジすればいいさ。

それよりも今日資格予備校から司法試験の資料が届きました。今から1.5年で択一を受けるのにちょうどいいのではないか、とメールが届きました。1.5年もモチベ続きません。それに受講料いったいいくらかかるのよって感じです。まだ資料を見ていません。うちはお金ないから娯楽に何十万もかけられません。

そんなところでしょうか。サンデイブラッディサンデイー(U2)。血の日曜になる予感。皆さんはごゆっくり休日をお過ごしください。

今日のお言葉
9回裏2アウト満塁サヨナラ逆転ホームラン!
(まったり)

シナリオ6「時計」

○通り
   中山恵美(が歩いている。
恵美の心の声「今月はひろくんの誕生月だ
わ。何をプレゼントしてあげたらいいかし
ら」
   恵美がふと足を止める。
恵美の心の声「こんなところに骨董品店が
あったかしら。プレゼントになるものがあ
るかも」
   恵美が店の中に入っていく。
○骨董品店内
   客はいない。店員もいない。
   恵美は気にせず中山健(に贈るプレ
ゼントを探している。
   恵美が歩みを止め、古い腕時計を手
に取る。
恵美の心の声「健さん、腕時計をコレクシ
ョンしているけど、さすがにこんな骨董品
は持ってないわ」
   恵美が値札をみる。
恵美「高い! こんな古い時計が三万円も
するの? 古いから高いのかしら。でも誕
生日にはぴったりだから買っていくわ」
   恵美は古時計をもってカウンターを
のぞき込む。
恵美「すみませーん! 誰かいませんかー。いなかったら勝手に持っていっちゃいますよー!」
   奥からがさごそと音を立てながら老人( が現れる。
老人「それは持っていかれたら困るのじゃ」
恵美「お金はちゃんと払いますから電池
を取り替えて、動くようにしてください」
老人「それは電池では動かんのじゃ」
恵美「まあ、今時ねじ巻き式?」
老人「ねじでも動かん。持った人の心で動く
のじゃ」
   恵美、眉間にしわを寄せて
恵美「ずいぶん小難しい時計なのね。でも
買うわ」
   恵美が財布からお金を取り出して老人に渡す。
老人「きちんとした人に渡しなさい」
恵美「私はきちんとしてないから時計が動
かないのね」
老人「そんなことは一言もいっとらん」
恵美「まあいいわ。ありがとう。おじさん」
   恵美が店を出る。

○中山家
   恵美が健の帰りを待っている。
   そこへ健が帰ってくる。
健「ただいまー」
恵美「おかえりなさい。ダーリン」
健「おお、どうしたんだ? ずいぶんラブラ
ブじゃないか」
恵美「うん。今月あなた誕生月でしょ。実
はもうプレゼント用意してあるんだ。隠し
ておこうと思ってたんだけど見せたくてし
ょうがなくなっちゃった」
健「で、どこにあるの?」
   恵美、後ろに隠してあったプレゼン
トを健の目の前に出す。
健「へえ、きれいにラッピングしてあるね。
これは恵美がしたの?」
   恵美、目を輝かせながら
恵美「わかる? ねえ傑作でしょ」
健「うん、すごくきれいにできてる。開ける
のがもったいないな」
恵美「まあそういわずに開けてくださいな」
   健、ラッピングを丁寧にほどきながら
健「これはもしかして時計かい?」
恵美「そうよ。どう?」
健「すごいアンティークだね。僕の時計のコ
レクションにはない一品だね。うれしいよ。
ありがとう」
健「これはゼンマイ式かい?」
恵美「それがね、これを買ったお店の人が
おかくてね、持つ人の心で動くっていうの
よ」
健「ずいぶん小難しい時計なんだな。僕の心
で果たして動くだろうか」
恵美「ね、ね、やってみて。あたしが腕に
はめても動かなかったの」
   健、恐る恐る腕にはめてみる。
健「おっ」
恵美「動いた! いったいどうなってる
の?」
健「本当に恵美がはめても動かないの?」
   健、腕から時計をはずして恵美に手
渡す。時計は止まる。
健「へえ、本当に人を選ぶんだ。ずいぶん古
そうなのに賢いじゃないか」
恵美「今時のハイテク時計よりもすごいわ
ね」
健「ファジー理論でもないし、乱数理論でも
ない。いったいどうなっているのだろう」
恵美「あなたの会社の研究室で調べてもら
ったらどうかしら」
健「うん、明日持っていってみるよ」
○健の会社・研究室
   健が研究員に向かって
健「開発部の中山ですが、この時計の動力を
調べていただきたいのですが」
研究員「なるほど。電池でもゼンマイでもな
い。人を見極めて動いたり動かなかったり
するわけですな。実際私がつけても動かな
い。ほかの研究員全員試したが全く動かな
かった。となるとあなたは何かしらの基準
で選ばれたわけですな」
健「僕が? なんでだろう」
研究員「我々がわかることはそれだけです」
健「どうもありがとうございました」
   健が研究室をあとにする。

○同・健のデスク
   健が古い腕時計をして仕事をしている。
   高橋が近づいてくる。
高橋「よう、ずいぶんアンティークな時計
してるじゃないか」
健「ああ、誕生日のプレゼントに妻がくれた
んだ」
高橋「ところでお前いくつになったんだ?」
健「三十二だよ」
高橋「おかしいな、俺たち同期入社だろ。
俺もお前も三十四歳のはずだ」
健「そうだよな。三十四歳のはずだ。どうな
っているんだ?」
高橋「おい、その時計、貸してみろ」
   健、時計をはずして渡す。
高橋「俺がつけても動かないぞ、お高くと
まってらあ」
健「その時計、どうやら人を選ぶらしいんだ」
高橋「現代のテクノロジーでそれは無理だ
ろう」
健「俺もそう思う。それにこの時計を身につ
けているとなんだか若返るような気がする
んだ」
高橋「おい、お前さっき何歳になったっていったか?」
健「三十だよ。あれ、おかしいな。この時計
をしていると時空間が乱れるぞ」
高橋「今何時を指しているんだ?」
健「二十五歳と四ヶ月十七日午後三時半だ」
高橋「その時計の針を回してみろ」
   健が長針をねじる。電話で時報通りに
時計を合わせる。
高橋「今何歳だ?」
健「三十四歳だ」
高橋「やっと直ったぞ」
健「この時計は持つ人を選ぶだけじゃなく、
時空間をいじられるんだ。こいつはすごい
ものを手に入れたぞ」
   健が時計のねじを十七時に合わせる。
   仕事が終わり、社員がどんどん帰り始
める。
健「こいつは面白い。さっさと家に帰ってし
まおう」
   健が時計を十九時に合わせる。

○中山家(
   恵美が料理をつくって健の帰りを待つ。そこへ健が帰ってくる。
健「ただいまー」
恵美「おかえりなさい。雨に当たらなかった?」
健「雨? 降ってたの?」
恵美「そうよ。傘持っていかなかったでしょ?」
健「ああ、時空を飛ばしてきたから気づかなかった」
恵美「なんですと?」
健「恵美、お前はものすごい時計を買ってきてくれたんだ」
恵美「その時計で時空を飛んできたの?」
健「そう、この時計の針を回せば遙か未来へもいけるし、ずっと昔に帰ることもできるんだ。」
恵美「それって便利だけどとても恐いわ。だって自分がいつ死ぬかとか、わかっちゃうんでしょ」
健「そういうことになるね。三十年後に僕らが離婚していないかどうかもわかるね」
恵美「恐いけどいってみたい・・・」
健「いこう! 僕の六十四歳の時へ!」
   健が時計の針を三十年分回す。

○同・縁側
   健と恵美が寄り添い合ってお茶を飲んでいる。
健「お前のおかげで素晴らしい人生になったよ」
恵美「あなたについてきてよかった」
   

エッセイ39「ストーリーテリングの素質」

朝から雨がひどいですね。病院へ行って薬をもらってきました。あと最近朝まで寝付けないので眠剤の追加も。デジカメで取って薬の量をお見せしたいくらいです。朝、昼、晩、眠前にごっそりと。入院して薬の量が増えました。でもそのおかげか調子はずっといいです。この調子を保つのにあれだけの薬を飲み続けなければならないのだとするとほんとジャンキーみたいな感じです。
帰ってきてからは本を読んだり、創作しようとうんうんうなったり。やっぱり僕は小説向きじゃないです。役に立つ本を読むのは好きですけど娯楽のために小説を読むことってほとんどないですもん。ということは小説やシナリオを書くタイプではないと。実用書を書いて出版者に売り込めと? 普通新人賞の応募って小説ですよね。実用書の公募って少ない。ストーリーテラーになりたい気もするし、今の自分の特性を生かしたい気もする。
小説を書こうって考えたときに、状況描写がめんどくさくってまどろっこしいって思うんですよね。よく世の中の人はかけるなあと。僕は書こうとすると頭の中かがかゆくなります(笑)。右脳が発達していないってことかなあ。

今日の日記「やけくそ人生一発サヨナラ満塁ホームラン!」

こんばんも。
今日は機嫌が悪いです。

今日のニュース。
携帯で授業を評価しよう~大手前学園
 大手前学園と野村総合研究所は10月22日、携帯電話を活用したリアルタイム授業評価システムを、大手前短期大学で本格稼動すると発表した。
 携帯で、学生に授業評価のアンケートを実施。回答は瞬時に集計され、教員が自席のPCで、評価点や授業への感想、要望、意見などを一覧できる。2004年4月から実験稼働を行ってきており、今回から本格稼動するもの。(ITmedia)

なんかすっごい時代ですね。うちらのころも授業を評価するっていうヤツはありましたけど、マークシートと普通の紙でしたね。教授も何年も同じ板書をするだけじゃ生き残れない時代になりましたね。

今日の自分。
昼夜逆転を治そうと思いました。だから昨日早めに風呂に入って眠剤飲んでビールも飲んで(ほんとはいけない)、0時には寝たんです。しかし2時に目覚める。もう一度眠剤とビールを飲もうと思ってリビングに降りてみたら右京が異様に興奮してなにかを訴えかけている。

夕方の散歩でうんちをしなかったのでしたくなったのでしょう。しかたなくTシャツ、パンツ、サンダルの格好で近所を歩いて用を済ませました。

そのあと飲むものを飲んだのですが眠れないんです。しかたないので『司法試験機械的合格法』を読んでみました。勉強方法が難しすぎ! とてもマネできません。和田秀樹の暗記数学なんかは簡単でよかった。

もう1冊勉強本を読んだのですが、こちらは何とも的外れ。役に立ちそうにありません。そんなこんなで朝になって強烈な睡魔に襲われました。もうどうしようもありません。昼食もとらず17時まで寝続けました。

すっっごい自己嫌悪です。くらい気分で右京散歩。夕飯は中華料理屋で350円のラーメン。帰ってきて速攻ふて寝。21時半に目覚めて今に至りあん。

もうボロボロです。人生終わっています。昼夜逆転すら治せないなんて。もう人生諦めました。今ごろ? もうやけくそです。後6回分ある実力テストを徹夜でやります。間違えたところをみっちり復習。

ただ1日勉強できなかっただけじゃん、って思いますよね。それがダメなんです。うつの認知のゆがみとして「全か無か思考」というのがあります。100%パーフェクトにできなければ0%と同じだと思って匙を投げてしまうという考え方です。

自分がそれにハマっているのはわかるんです。でもどうしようもない。やるべき勉強を完璧にこなし、最高のコンディションで試験を受け、高得点で2級に受からなければダメだと思うんです。

17時に目覚めたときはかなりブルー入りました。夕飯後のふて寝で気分も少し落ち着きました。昼夜逆転でもなんでもいいから勉強だけは完璧に済ませようと思いました。寝ません。コーヒー飲みながら、吐き気に耐えながら勉強してやります。

気分が前向きになってきました。さすがに希死念慮とかまではいきませんでしたけど、かなりブルーでした。ブルーとうつの違いって? ブルーは表面的、うつは根幹的な感じです。

ちっくしょー、やってやる! 誰に対して怒っているんだ? 自分に対してでもあり、神に対してでもあります。

今後の予定はモー勉強。今日まだ金曜日でよかった。時間はたっぷりあります。明日の予定もモー勉強。24日は寝ないで試験受けてくればいいだけのことです。なんだか開き直れました。がんばっちゃいます。やるべきことをやったら落ちても悔いはないはず。

そんなところですか。ナイスホリデーをお過ごしください。

今日のお言葉
自分に対して怒ってる!
(まったり)

シナリオ5「湖」

○湖の畔
   中井美保(が車椅子で湖を眺めている。
   水面にはあひるや鴨が浮かんでいる。
   山田太一(が車椅子を押している。
美保「なんて素敵な湖なんでしょう」
太一「お嬢様に喜んでいただけると幸いです」
美保「山田や、あそこに浮かんでいる鳥はな
に?」
太一「あひると鴨でございます」
美保「山田は何でも知っているのね」
太一「美保様の別荘の管理を担当しておりま
すので」
   美保は遠い目をする。
美保「この足さえ動かせられればどんなに楽
しいことやら」
太一「お嬢様、それは考えてはいけないこと
でございます」
美保「私はいつから足が不自由になったの?」
太一「三歳の時に交通事故に合われた時から
です」
美保「そうだったの。山田は何でも知ってい
るのね」
太一「お嬢様の付き人でございますから」
美保「なぜ私なんかの付き人を?」
太一「山田家は代々中井家の付き人をさせて
いただいておりますので」
美保「あたしなんかの付き人をしても楽しく
ないでしょう」
太一「いいえ、大変光栄に思っております」
美保「まあ、模範解答ね」
   太一が黙る。
   美保が双眼鏡をのぞき込む。
美保「鳥たちはこんな寒空に水に浸かってい
て冷たくないのかしら」
太一「さあ、わかりません」
   美保がさぶいぼを立てる。
美保「そろそろ寒くなってきたわ」
太一「ああ、それは失礼しました。帰りまし
ょう」
   太一が車椅子を押して別荘に戻る。
○ログハウス
   中村俊介(が窓の向こうに見える湖を
スケッチしている。
俊介「ああ、今ひとつ筆が乗らないなあ」
   そばにいる中村有三(がのぞき込む。
有三「集中力が足りないんじゃないか?」
俊介「父さん、それは無理もないよ」
有三「なんでだ?」
俊介「このログハウス一件をまるまる僕に貸
してくれるはずじゃなかったのかい? 
父さんと二人じゃ息も詰まるよ」
有三「一件まるまる貸すなんてことは言って
ない。東京の自宅よりは環境がいいぞとす
すめただけだ」
俊介「父さんも一緒だなんて」
有三「わしは仕事でここにいるんだ。絵描き
の卵のお前とは違う。描いた絵を売らなけ
れば生活していけないんだぞ」
俊介「そりゃそうだけど・・・」
有三「お前は勉強のためにここに来ているん
だ。文句があるなら湖の畔にでも描きに行
って来い」
俊介「ちぇっ、仕方ないなあ。この寒空のも
とで絵描きなんて。でもここにいるよりは
ましだ。いってこよう」
   俊介が画材を持ってログハウスを出る。

○湖の畔
   誰もいない。
俊介が組立式の椅子を広げて画材を
セットする。
俊介が湖に浮かぶ鳥たちのスケッチ
を始める。
俊介「いやあ、やはりひとりだと集中できて
いい。スケッチがすらすらできる」
   俊介が集中する。
   数枚の絵が完成する。

○美保の別荘
   給仕たちが美保の世話をする。
   父の中井健太郎(が美保に近づく。
健太郎「どうだ、湖がきれいだったろう」
美保「お父様、素晴らしかったわ。何度でも
行きたいわ。今度はちゃんと暖かくして」
健太郎「そうだろう。この時期の湖は薄氷が
張るくらい寒くなるからな。きちんと着て
いった方がいい」
美保「お母様も生前ここによく来ていたの?」
健太郎「そうだよ。恵子もここが大好きだっ
た。母親似のお前のことだからきっと気に
入ると思っていたよ」
   健太郎が太一に声をかける。
健太郎「山田や、ご苦労であった」
太一「いえいえ、このくらいのことはさせて
いただかないと先祖の罰に当たります」
健太郎が美保に向かって
健太郎「お前も自力で車椅子を動かす訓練を
しないといけないよ」
美保「ええ、わかっていますとも。いつまで
も山田の力を借りていては本当の力がつ
きませんもの」
健太郎「その通りだ。さすが我が娘。頼もし
いぞ」

○同・翌日
   美保が自分で車椅子を動かしている。
美保「結構楽しいのね。知らなかったわ」
太一「あまり無理をなさらぬよう」
美保「わかっているわ。今日も湖に行って来
るわ。山田はいいの。ひとりで行きたいの」
太一「それでしたらしっかりと暖かい服を着
てお出かけください」
美保「わかっているわ」

○湖の畔
   美保が自分で車椅子を動かして湖の畔
にたどり着く。

○ログハウス
   俊介が昨日描いたスケッチに水彩を加
えている。
俊介「ああ、やっぱり実物を見なきゃダメだ」
有三が横槍を入れる
有三「そんなことは絵描きの基本中の基本だ
ぞ。そんなことで一人前の絵描きになれる
か」
   俊介、悔しい表情をしながら
俊介「行って来ます!」
   バタンとドアを閉めて出かけてゆく。

○湖の畔
   美保が水面を眺めているところへ俊介
が出くわす。
俊介「あの女の子を描いてみよう」
   俊介は遠くから美保のきれいな顔を描
く。
   美保が俊介の視線に気づく。
   俊介が恐る恐る美保に近づく。
俊介「こんにちは」
美保「こんにちは」
美保「私を描いていたの?」
俊介「ごめんね、勝手に。あんまりきれいだ
ったから」
美保「お上手ね」
俊介「本音ですよ」
美保「絵描きさんなの?」
俊介「今修行中なんだ」
美保「絵を見せて」
   俊介がスケッチを見せる。そして笑う。
美保「あたしはこんなにきれいじゃないわ」
俊介「そんなことないよ。とってもきれいだ」
美保「嫌だわ、口説かれているみたい」
   俊介が苦笑いする。
俊介「そんなつもりじゃなかったんだ。ただ
あんまりきれいだったから」
   美保、顔を赤らめて
美保「湖を描いてくださらない?」
俊介「ああ、もちろんさ。そのために来たん
だ」
   そういって昨日のスケッチを見せる。
美保「素敵な絵ね」
俊介「ありがとう」
   そこへ太一がやってくる。
太一「お嬢様、そろそろお帰りの時間です」
美保「まだこの人と話していたいわ」
太一「どこの馬の骨かわからないような男に
つきあうことはできませぬ。お嬢様は良家
のプリンスがお似合いです」
俊介「あんたは誰だ?」
太一「中井家の用心棒でございます。そうい
うあなたは名を何という?」
俊介「中村俊介です。絵描きの卵です」
太一「絵描き! その汚い服装と貧しい身な
り。中井家のお嬢様とは今後一切関わらな
でいただきたい」
美保「山田、あたしはこの人に大変惹かれま
した。付き合いたいわ」
太一「お嬢様、何をおっしゃっているのです
か」
美保「私は本気よ。絵描きが悪いなんて誰が
決めたの?」
俊介「確かに僕は身なりも貧しい絵描きの卵
です。でもこの娘を好きになってしまいま
した。」
太一「そんなことは認められませぬ」
美保「ああ、俊介さん、あなたはどうして俊
介さんなの?」
俊介「美保さん、僕は近い将来有望な絵描き
になって見せます。そのときまで待ってい
てください」
美保「もちろんですとも。私の足が悪いのは
堪忍してちょうだい」
   車椅子を押して別荘に戻る太一。
   それを見守る俊介。
俊介「絶対に迎えに行くからね」
美保「待っているわ」
   二人は一時の別れを迎える。