あなたのココロ、治します。 -51ページ目

エッセイ44「十倍速く読める本」

本当は今日はひきこもりの会のイベントがあったのだが、きのう一睡もできず、今日の午前中になって頭がぼーっとしてきて寝てしまったのでいくことは諦めた。意識がもうろうとしていて一日のことがよく思い出せない。本屋へ行って「ケイコとマナブ」と速読術の本を買った。
ケイコは結局ほとんど役に立たず、三○分くらい読んで捨てた。一○倍の速さで読めるという速読術の本、ああいうのに弱いんですよ。立ち読みを何回もして「これは買ってもまず役に立たない」と思うこと数回、それでもやはり気になってしかたがなかったので買った。
数時間しか読んでいない僕が結論づけるのも何ですし、速読のための本を何時間もかけて読むのもなんなんですが、いっていることが観念的すぎる。具体性に欠け、実行不可能なように思えた。基本的に速読とかは胡散臭いと思っているので懐疑的になって読んでいるから余計に理解や効果が上がらないのかもしれない。
これでも中学生の時は速読法の本を読んで、丹田呼吸をして、予備校の模擬試験を受けた記憶があります。そのせいか国語の成績はよかった。今はそういう切実さもないし、純真さもない。「この著者もうかってんだろうな」とかどうしようもないことを考えてしまう。結局その本は全体の半分くらいを読んで本棚行きとした。一○倍っていう数字の根拠がないし、でも一○倍早く読めたらいいなあと思う。特に僕は読むのが遅いので。だいたいこの本はビジネス本向きに書かれていて、小説なんかには向かない。小説をたくさん、早く読みたいのだ。しかも好き嫌いなく。

今日の日記「やっぱり日々是勉強!」

こんばんも。
元気は元気です。明るい話題がほしいところですね。

今日のニュース。
原稿がありません。おかしいな。西武の松坂が結婚ですってね。NHKの19時のニュースでちらっと見ました。相手が誰なのかとか情報がまったく入っていません。「結婚するなら彼女しかいないと3年前から思っていた」というコメントを聞きました。

松坂と結婚できるなんてお嫁さんのほうがラッキーですよね。何歳なんだろ。高卒で西武入りでしょ。まだ22,3ですよね。みんな早くに身を固めちゃうのね。やっぱ結婚ってしあわせなのかなあ。うちの両親を見て育ったから結婚に明るいヴィジョンを抱けません。でも普通の人はしあわせなのに違いない。

今日の自分。
昨日、勉強のノルマを果たさずにさっさと寝てしまいました。そうしたら今朝6時半に目覚めました。素晴らしいことです。寒かったからかな? 夜中寒かったらしく、無意識のうちにとなりの部屋に置いてあったふとんを持ってきて寝ていました。

とにかくすぐ勉強をはじめる。今日のノルマもあと数問で終わります。途中で風呂に入りました。そうしたら眠くなってしまって午後は寝てしまいました。風呂って眠くなるのね。食後も眠くなるし。そんなんじゃ勉強するヒマがないじゃん! 

といっている今も実は寝ていました。何やってんだか。夢見ました。僕がすごいたちの悪いケンカヤロウなんです。あまりに悪いので道場で破門になり、転々とする。かっこよかった。ていうか早く日記をアップしろっていう感じですよね。

今日したことは勉強だけです。外には右京散歩以外出ていません。今勉強は幕末の争乱というところをやっています。桜田門外の変とか。やっぱり食後は眠くなる。眠気に弱いんですよねえ。今日は徹夜でがんばっちゃおうかな。

そんなところです。今後の予定は勉強。明日の予定も同じ。
フライデーナイツですね。エンジョイナイスホリデー。

今日のお言葉
やっぱり日々是勉強。

シナリオ10「一年間」

○ 大学
   あたりは喜び叫ぶ学生と沈痛な面もち
   でその場に立ちすくむ学生がいる。
   高橋亨(が合格掲示板に恐る恐る近づ
   く。
   亨が合格掲示板に目を凝らす。そこに
   は亨の受験番号がない。亨、力なく携
   帯を手に取る。
亨「もしもし、母さん? 俺だけど。駄目だ
ったよ」
亨の母「そう……あんまり気落ちしないでか
 えっておいで」

○予備校
   T二週間後
   そわそわしながら亨が予
   備校の教室にいる。
   予備校の事務員が書類を持って教室に
   入ってくる。
事務員「それではこれから選抜テストを行い
ます。成績優秀者は上級クラスへの入学は
もちろんのこと、授業料免除などの優遇も
ありますのでがんばって下さい。それでは
始めます」
   時計の針が試験終了の時刻を指す。
事務員「採点結果は明日、掲示板に貼ってお
 きますので確認しに来て下さい」
   F・O

○予備校
   F・I予備校の掲示板の前に亨がいる。         
   亨の受験番号は私立理系の東京理科大
   クラスにある。
亨の心の声「やっぱり早慶クラスは無理だっ 
 たかあ」
   亨、予備校の受付へ行き、入学申し込
   みをする。
亨の心の声「まあいいさ。半年で早慶クラス
 に上がってやる」

○予備校
   T授業開始
   亨が理科大クラスで授業
   を受けている。
   O・L
講師「それでは今日はここまで」   
   亨は自習室へ向かう。ひとりで黙々と 
   テキストの予習と復習をしている。
   同じクラスの安藤直子(が亨に近づい
   てくる。
直子「高橋くん、すごいね。この前の英語の
 テスト、一番だったでしょ」
亨「うん。でもその分数学と物理が力不足だ
から」
直子「高橋くん、いつもひとりでいるけど、
 友達つくらないの?」
   亨が持っていたシャープペンシルをお
   く。
亨「まあね。人付き合いがあんまり得意じゃ
ないんだ。それに予備校は勉強の場所だっ
て割り切ってるし」
直子「高橋くん、クラスで人気あるんだよ。
 勉強もできてクールだって」
   亨、表情を少し和らげて、
亨「そうなんだ。ちっとも知らなかった。や
 っぱり友達を作るべきなのかなあ」
直子「みんなで勉強しようよ。その方が楽し
いし、お互いわからないところを教えあえ
るもん」
亨「そうだね。僕は奥手だからみんなの方か
ら積極的に声をかけてくれると嬉しいよ」
○下宿(
   時計の針は十一時を指している。
   亨が熱心に勉強している。
   時計の針が十二時を指す。
   亨の顔にも疲労の様子がうかがえる。
亨の心の声「そろそろ寝ないと明日の予備校
 があるからな」

○予備校
   T一学期の終わり
   掲示板に人だかりができている。亨も
   人だかりをぬって掲示板に辿り着く。 
   一学期の成績優秀者と上位クラス編入
   許可者が掲示されている。そこに亨の
   名前が貼られている。
   直子が近づいてくる。
直子「高橋くん、やっぱりすごいねー」
   亨、少し照れて、
亨「やっぱり英語が成績全体を引っ張ってく
 れたみたいだね」
直子「やっぱり早慶クラスにいっちゃう
 の?」
亨「それなんだけどさ、東大理系クラスにも
行けることがわかって、そっちに行こうか
なって思ってるんだ」
直子「いずれにしても理科大クラスからはいなくなっちゃうんだ。みんな寂しがるよ」
亨「うん、でもやっぱり夢を追いかけたいか
らね。東大理系クラスなんて入れるとは思
っていなかったから」
直子「夏休み、一緒に勉強しようね。」
   亨、微笑んで肯く。
亨「夏期講習なんかはとるの?」
直子「三つくらいとるよ。高橋くんは?」
亨「僕は一学期の復習をしたり、問題集で自
習するつもり。あんまり手を広げすぎても
いけないから」
直子「そうなんだ。お互いがんばろうね」
   笑顔で立ち去る直子に亨は手を振る。

○ 自習室
   Tある日
   亨があくびをしている。それに気付い
   た直子が声をかける。
直子「高橋くーん、調子どう?」
   亨、気怠そうに、
亨「最近全然駄目。勉強しなきゃとは思うん
 だけど、したくないんだ」
直子「それってスランプ?」
亨「そんな感じかなあ。最近は夜もよく眠れ
 ないし」
直子「最近自習室にもあんまり顔を出してな
 いじゃない」
亨「もしかしたら俺、うつ病かも。下宿から
わざわざ予備校に来ることすらも苦痛だも
ん」
直子「なんていってさぼってるだけじゃない
 の?」
亨「そんなにお気楽じゃないんだって」

○ 予備校
   T二学期
   東大理系クラスに恐る恐る入る亨。教
   室の後ろの方に陣取る。
   講師が入ってくる。
講師「さあ、二学期が始まりました。夏休み
は十分一学期の復習はできたかな。ところ
で今日からふたり、新しくこのクラスに上
がってきた人たちがいます。ちょっと手を
挙げてみて。そう、君らね。新しい風が入
ってくることは教室にとってもいい刺激に
なります。じゃあ今日の授業を始めましょ
う」
亨の心の声「駄目だ、やる気が全く出ない。
予習も全くしてないし、何だこのテキスト
は。一学期と違ってものすごく難しくなっ
てる。こんな授業についていけるか?」
   休み時間の間に亨は荷物をまとめて下
   宿に帰る。

○下宿(
亨の心の声「予備校に行かなくちゃいけない。
勉強しなくちゃいけない。でもできない。
できないよおおー!」
   亨、布団をかぶってふて寝してしまう。

○ 下宿
   Tある日(
   亨が明け方までテレビゲームをしてい
   る。
   T次の日
   夕方近くまで寝ている。
   電話が鳴る。
亨「もしもし」
直子「高橋くん、最近東大理系クラスにいっ
てないらしいじゃない。なんかあった
の?」
亨「もうめちゃくちゃだよ。受験勉強どころ
じゃない。昼夜逆転して予備校には行けな
いし、完全にうつ病だよ」
直子「そう、そんなにひどかったの。大変だ
 ったのね。受験はどうするの?」
亨「一応受けるよ。二浪するつもりはない。
今の状態のままの実力で受かるところに行
くんだ」
直子「それで後悔しない?」
亨「二浪しても今の状態を続けるだけだと思
 うんだ」
直子「がんばってね、高橋くん」
亨「ああ、君こそ僕の分までがんばって」
直子「それじゃ」
亨「またね」

○試験会場
   T一月
亨の心の声「夏休み以降は勉強できなかった
けど、一学期の貯金がある。貯金で乗り切
るしかないんだ」
試験監督「それでは、始めて下さい」
○大学
   T結果発表
亨の心の声「八校も受けているんだ。絶対に
 受かる。早稲田に受かるんだ!」
   合格掲示板に自分の受験番号を探す。
   ない。
亨の心の声「第五志望の青山学院かあ。仕方
ないか。一学期にがんばりすぎで神経が麻
痺しちゃった結果なんだ。これが俺の実力
だとは認めないけど、これが運命だ」

エッセイ43「イキルノゾミ」

昨日の夜二時に寝て朝五時に起きる。やっぱり眠剤の効きが悪い。脳は覚醒しているのに眼球がREM運動して焦点が合わない。だから眠くもないのに読書もできず、PCのディスプレイの文字すらよく見えない。原因の薬はわかっているので今日からはそれを飲まないことにした。そんなわけで朝から少しやけぎみになっていて、朝から眠剤を飲んでみたり、また、それが効いてこないのがわかると今度はコーヒーを飲んで覚醒しようとしたりした。やっぱり精神障害者二級をもらうだけのことはありますよ。結局午前中は寝て、午後は目の焦点が治っていたので読書をしました。
今ひとつ落ち着かない。二○○ページある性愛小説は簡単に眺めただけで読んだことにしてしまったし、三六○ページあるベストセラー小説の書き方の本はざっと読んで重要そうなところだけをアンダーラインを引いただけで読んだことにしてしまった。
だいたいにおいて僕は忍耐力がない。本も内容云々よりも厚すぎないか、ちょうどいい読みやすさの本かで印象が決まる。だから僕は「バトルロワイアル」なんて絶対に読めない。宮部みゆきの厚い本も読めない。小説自体を読むことに抵抗を感じる。読む本はハウツーものがほとんどだ。ある本によると僕みたいな人は創作家であるよりも批評家に向いているという。小説などを書いている内に飽きてきてしまって最後まで書ききれなくなったり、「なんて無意味な物を書いているのだろう」と自己嫌悪におそわれてしまったりする。そもそも小説家は書きたいから書くのであって、僕のように「小説って何なんだ」と悩んだりしないのだろう。
評論家で飯が食えるのか? そもそも評論家は小説家以上に作品を読まなければいけないはずだ。仕事として小説を読むのであれば読めるのかもしれない。そうか、僕は書く側よりも文句をつける側なのか。しかしもう遅い。今日、小説の通信講座の資料が届いたのでさっそく申し込んでしまった。やっぱりいくら純文学が売れなかろうと、憧れるものは憧れる。飯は食えなくていいから、小説家になりたい。幻想を抱いているだけなのだろうか。締め切りとネタ探しのプレッシャーに耐える辛い毎日を想像できないでいるのか。でも今僕にはそれしかないのです。人生の目標とか、生きる望みとかいったものが。

今日の日記「ぼちぼち」

こんばんも。
心中複雑。

今日のニュース。
新潟県中越地震による長岡市妙見町の土砂崩れ事故で、同県災害対策本部は28日午前、土砂に巻き込まれた小出町中原の皆川真優ちゃん(3)の救助作業を徹夜で続行したが、午後0時20分、車内で死亡が確認された。一方、27日に救助され、同市内の病院で手当てを受けている弟の優太ちゃん(2)は、徐々に元気を取り戻している。(毎日新聞)

真優ちゃんとお母さん、残念でしたね。お父さんが健在だそうで少しは救われますね。以前すうちゃんと花さんとでけいじばんで話をしていたんです。事故や災害で亡くなる人って、それまで生きてきた39年間、3年間はいったい何だったんだろうねって。

命の重みを他の人に示す役目を果たしたのではないか、と確か花さんがおっしゃいました。僕は、その人の人生は単なる他人のダミーに過ぎなかったのか、というと、「次に生まれてくる時には人生の主人公として生きられるのではないか」と、確かこんな話をして僕は納得がいきました。真優ちゃんもお母さんも次は主人公に生まれてきますように。

今日の自分。
あーあ、書いていて涙ボロボロ、鼻水ぐちゃぐちゃ。涙もろくて。
今日の自分いきましょう。
徹夜はよくないということで昨日は2時半ころ寝てみました。眠剤を飲みましたが、どうせ寝付けないんだろうなあって思いながら夜の空をながめていました。そうしたら20分くらい経ってかな、寝付けました。

今日は午前10時起きに成功。とりあえず二度寝しないように買い物に出かけました。ホームセンターで情報カード。意外に文房具が揃っているものです。それから入浴剤。母はいつもプールのシャワー室で体を洗ってきてしまうので、風呂に入るのは僕ひとりです。そこで少しでも入浴タイムを楽しいものにするために入浴剤を使っています。

バブは高いです。同じような商品でノーブランドのものが20個入り400円で売られていたので買ってみました。

今日の日記「日々是勉強!」

こんばんも!
今日も元気だコンチクショー!

今日のニュース。
長男を救出、母は死亡・長女の生体反応なし
 新潟県中越地震で行方不明になっていた同県小出町中原の主婦皆川貴子(たかこ)さん(39)、長女の真優(まゆ)ちゃん(3)、長男の優太(ゆうた)ちゃん(2)の母子3人の救出活動を続けていた東京消防庁は、27日午後2時半過ぎ、長岡市妙見(みょうけん)町の県道下の土砂に埋まっていたワゴン車の中から4日ぶりに優太ちゃんを救出した。(読売新聞)

お母さん、ダメだったのですか。つらいですね。真優ちゃんの捜索、午後7時からまた再開したそうですね。なんか涙でてきます。お父さんがいればいいけど、片親とかだったらどうするんでしょうね。優太ちゃんは施設へ行くのかな。

今日の自分。
半徹です。漢検の疲れもとれてやっと活動的になってきました。まずはパステル画講座。11月の課題はF2(B5くらい)サイズの紙に果物か野菜を2枚描け、というものです。紙は16枚あります。12月もF2を2枚提出するので、月8枚紙を使うことができます。

2枚は既に描いてありました。普通に描いたリンゴと、点描という技法を使ったリンゴです。夜中に何となく起きていて、残りの6枚を描いてしまいました。僕の絵はいい加減なものです。1枚30分くらいで満足のいくものができてしまう。満足のレベルが低いのです。パステルギャラリー3に描いたものを載せてあります。

午前中は寝ました。このクセ、よくないですね。漢検の時もこれがよくなかった。夜は1時くらいに寝たいけど、やりたいことがいろいろあるんですねえ。午後は郵便局へ行って用事を済ませる。大きな本屋へ行く。歴史能力検定(以下歴検)を12月に受けるべきか、来年の7月まで待つか悩む。

実は4級は既に申し込んでしまっています。試験会場はJR千葉駅の近くです。電車で40分かかるところです。試験時間はたったの50分。これだけのために早起きしていくかなあというわけです。年内にはパステル講座や翻訳講座など、やることはいろいろあります。4級は2千円だからさぼっちゃってもいいかなという気持ちもあります。

でもやっぱり日本史の勉強がしたい。どうせだったら3級の勉強もして一緒に受ければいい。時間はあと1カ月半。そんなことを延々と悩んでいたわけです。悩みが気楽でいいですね。1軒目の本屋で問題集を片手に迷い、結論が出ない。

2軒目へいく。こちらにも問題集はある。そこでまた悩む。結論が出ないのでサーティーワンでアイスクリームを食べながら考える。また書店に戻る。チョコレートアイスの影響でしょうか、なんだかやる気が高まっている。「やりたいことやろう!」という結論に達する。来年の7月まで生きているかわからないしね!(軽いジョークだ)

書店で4級の問題集と3級の過去問を買う。うちに4級の本が2冊あるのでいっぺんに4冊もの問題集を抱えてしまった。でも1冊あたりの情報量が少ない。歴史初心者の僕にはこれでちょうどいいくらいだと思います。

日本史とは高校以来接点がありませんでした。理系だったので日本史はいらなかった。でも高校の方針で、3年の3学期まで理系でも日本史を勉強させられるし、文系の人も数学をやらされていました。コンチクショーと思いましたが、今思えばまるっきりかじらないでいるよりはよかったような気がします。

日本史の定期テストで9点しか取れなかったこともあったなあ。僕は中学生の時から既に社会が苦手でした。文系の人に言わせると「覚えるだけだから楽じゃん」ということになるのですが、その情報量が膨大でしょう。むしろ数学なんかの「理解暗記」のほうが楽だった。でも数学アレルギーを持っている人ってけっこういるんですね。

でも今では体質が変わりました。数学検定をやろうとしたら、2次関数とか、計算とか、まるでダメ。気持ち的にはもっと簡単に解けるだろうという中学生の問題で頭が働かない。逆に漢検なんかの大量暗記のほうが楽しくなっている。

法律アレルギーがあるので司法試験はダメ。でも行政書士くらいなら時間ができたときにやってみたいと思っています。大学の時、就職が不安だったのでベネッセの行政書士講座で勉強しました。一般教養があと1問で合格というところでした。法令は合格点に達していたので今でもできるんじゃないかと思っています。

自分がどんな職業に就きたいかわからないときに行政書士や情報処理、公務員試験勉強などをやっていました。今思うとエネルギッシュでしたねえ。せっぱ詰まっていたということもあるでしょうね。普通の人より3年遅れていましたから。

話が逸れました。歴検です。3級と4級です。4級は中学生レベル、3級は高校生レベルだそうです。3級はダメかもしれません。とりあえず頭の中に日本史情報がほとんど入っていないので、4級の過去問を使ってインプットします。その知識を元にしてアウトプット&インプットの繰り返しを3冊分やるんですね。

ここで文系の人に伺いたいんですよ。どうやって暗記しました? チェックシートですか? 鉛筆で答えを書いて間違えたところは消してからまたあとでトライしました? その辺の勉強のしかたがわからなくて。僕は過去問に答えを書き込んで読みものにしてしまっています。

覚える必要があるところは単語カードに書き出しています。単語カードでオリジナル1問1答問題集を作ろうとしているわけです。これってすごく不効率なような気がしています。文系の人は読むだけで覚えられちゃうのでしょうか。山川の教科書を読むのが基本だとかいいますよね。何回まわすとか。

Q&A形式じゃないと覚えられないんです。市販の1問1答集も買ってみたのですが、情報が細かすぎてそんなに要らないっていう感じなんですね。

漢検の時も他の受験者を観察していたのですが、単語カードを作っていた人はひとりだけ。あとは普通の問題集をながめている。それで覚えられるんかあ。なら司法試験も受かるわけだ。しかたないです、自分の方法でいきます。

そんなこんなで右京散歩に行って夕飯はチャーハンでした。皿洗いして今に至りあん。今後の予定は4級過去問によるベース情報作り。この勉強、時間が計算できません。1カ月半で足りるのか? やるだけやる。そんなところです。明日の予定も1日中勉強できるとしあわせ。

週半ば、つらいところですね。自分にご褒美をあげましょう。
それでは、明日がよい日になりますように。

今日のお言葉
人生一生勉強。
(まったり)

シナリオ9「非常口」

   非常口


○風俗店の中夜
   客がたくさん来ている。
   風俗嬢と客がじゃれて遊んでいる。
   風俗嬢の松本貴子)が松村武史)を相    
   手に話し込んでいる。
武史「貴子ちゃん、そろそろ付き合おうよ」
貴子「武史ちゃん、あんたもう5でしょ。こ 
んなお店でフラフラ遊んでないで結婚考え
なさいよ」
   武史がボーイに手を挙げる。
武史「ビールもう一本追加ね」
   武史がコースターをいじりながら、
武史「結婚ねえ。結婚って結局夫が嫁さんの
 飯食わせるだけじゃないの?」
   貴子が唖然として武史を見つめる。
貴子「あんた、家庭愛とか夢とか全然ない
 の?」
   武史、ため息をつきながら、
武史「あんまりないかな。現実主義なんだ。
自分一人で生きていくことで精一杯。それ
で時々淋しくなるから貴子ちゃんに会いに
来てるんだよ。つまんない男だろ?」
   武史がグラスのビールを一気に飲み干  
   す。
貴子「そんなことないよ。武史ちゃんが私に
会いに来てくれるの、とっても嬉しいし、
何てったって貿易会社の社長さんでしょ? 
引く手あまただと思うんだけどなあ」
   貴子、冗談っぽく、
貴子「それとも私と結婚する?」
   武史、まじめな顔になって、
武史「貴子ちゃんとは恋人として付き合いた
いんだ。貴子ちゃんを食べさせなきゃなら
なくなったらロマンスも終わりだよ」
   貴子、少しがっかりして、
貴子「なーんだ、そんな風に見ていたんだ。
夢の社長夫人はなくなったかあ」
   武史、急に真剣な顔つきになって、
武史「貴子、なんか焦げ臭くないか?」
   貴子、様子を見渡して、
貴子「ほんと、なんか匂うわ」
   武史、急に立ち上がって、
武史「おーい、マスター、なんか匂わない
 か?」
   男性客が大声で叫ぶ。
男性客A「火事だ! 火事だぞ!」
   店にいる人間が立ち上がる。
武史「外に出なきゃ。貴子、急げ!」
   出口に人々が殺到するが、火の元が出
   口付近で外に出られない。
   男性客Bが怒鳴る。
男性客B「非常口だ! 非常口はどこにある
 んだ!」
   武史が貴子の腕を引っ張って、
武史「あっちだ! 貴子、急ぐんだ!」
   貴子、気怠そうに、
貴子「苦しいよ。あたし動けない」
   武史が怒鳴る。
武史「煙だ。煙を吸うな!」
   貴子、意識が朦朧としてきて、
貴子「あたしもうだめ。動けない」
   武史、貴子の頬をひっぱたく。
武史「こんなところでくたばってどうするん
だ! よし、担いでやる。背中に乗れ」
   武史は貴子を無理矢理担いで店の中を
   さまよう。
   武史の目に非常口の緑色の灯りがうつ 
   る。
武史「非常口だ!」
   武史は貴子を担いで非常口に向かう。
   武史、貴子に話しかける。
武史「死ぬな、死ぬなよ」
   非常口の緑色の灯りがだんだん近づい
   てくる。
   
○非常口(
   非常口からの階段をめがけて大勢の
   人々がなだれ込む。
   武史もその中に混じってビルの階段を
   下りる。
   貴子はぐったりしている。
   
○ビルの外(
   何とかして階段を下りきり、ビルの外
   に出る。武史が叫ぶ。
武史「おーい! 火事だー! 誰か消防車と
 救急車を呼んでくれ!」
   あたりが騒然となる。
   武史たちがいた三階から黒煙が吹き出 
   している。
武史「貴子! 大丈夫か、しっかりしろ!」
   しかし貴子はぐったりと意識を失って
   いる。
男性客C「おい、消防車が来たぞ。道をあけ
 ろ!」

○消火活動(
   サイレンをけたたましく鳴らして消防
   車が大通りから入って来る。
   消防車がはしごをいっぱいにのばして
   三階めがけて放水する。
   武史、群衆に向かって叫ぶ。
武史「おい! 救急車はまだか!」

○救急活動(
   救急車がけたたましくサイレンを鳴ら 
   して近づいてくる。
武史、両手を振って、
武史「おーい! ここだ! 早くしろ!」
   救急隊員が貴子に人工呼吸を施す。
   貴子の意識は回復しない。
救急隊員「駄目だ。救急病院へ搬送する」
   救急隊員、武史に向かって、
救急隊員「あんた、この人の知り合いか?」
   武史、大きくうなずいて、
武史「そうだ。一緒に病院まで連れていって
 くれ」
   救急隊員、大きくうなずいて、
救急隊員「さあ、早く救急車に乗れ!」

○救急病院(
   貴子を乗せた担架を救急隊員が走って
   運ぶ。
救急隊員「CPUだ。急げ!」
   担架が集中治療室へ運ばれる。
   武史も一緒になって走る。
   搬送を手伝っていた看護婦、武史に向
   かって、
看護婦「ここからは立入禁止です。どうぞお
かけになってお待ち下さい。きっと大丈夫
ですから」
   武史は集中治療室から閉め出される。
   いても立ってもいられなくて、椅子に
   座ったり立ったり落ち着きがない。

○集中治療室(
   医者と看護婦がせわしなく治療に当た
   る。
医者「一酸化炭素中毒だ。酸素マスクをつけ
 ろ!」

○集中治療室前(
   手術中の赤いランプが消える。
   武史、立ち上がる。医者が集中治療室
   から出てくる。武史、医者にかみつく。
武史「貴子の容態は!」
医者「ご安心下さい。命に別状はありません。
まだ意識は回復していませんが大丈夫で
す。ところでご家族の方ですか?」
武史「いえ、あの、家族みたいなもんです!」

エッセイ42「ハッピーバースデー自分」

今日は僕の誕生日です(昔書いたものです)。二八歳になってしまいました。少しへこみました。二六から二七になったときよりはましだけど。あのときは二十代中盤から後半へ移ったことによるへこみでした。それに比べると今回のへこみ具合は穏やかなものです。三○になったらかなりへこむんだろうなあ。立ち直れるでしょうか。三十代、四十代を早く通り抜けて五十代になりたいです。そのころには年齢なんてどうでもよくなっているでしょ。
今日もデイケアに行ってきました。きちんと目覚ましをかけて。午前中はゲームの時間ということで、大富豪大貧民をひたすらみんなでやりました。
午後はアメリカから宣教師が英会話を教えに来ているということで、みんなで行ってみました。緊張しましたが、日本語をよくわかるアメリカ人だったのでコミュニケーションはとれました。自己紹介をできるだけ英語で、ということだったのでつたないながらも意外にしゃべれて嬉しかったです。
兄が今日仕事で遅くなるということで、誕生日のお祝いは月曜日に済ませてしまいました。マキシム・ド・パリのケーキをおなかいっぱい食べました。
二七歳の一年間は長かったなあ。これからの二八歳の一年間も長いんだろうなあ。まあ、焦らずゆっくりと人生を歩む思考回路が最近出来てきたので安心です。

充実感を求めて
今日は睡眠が断片的で、眠れたり眠れなかったり。眠れないときは映画を見ました。目の焦点が合わなくて本は読めませんでした。
一三時半頃目が覚めました。それから午後のデイケアに行ってヨーガをやってきました。
夕方の右京散歩は僕の当番ということになったので、一六時くらいに済ませてしまいます。こんな生活があと十何年も続くと考えると恐くなります。今出来ること、今楽しいことをしたいと思います。
物書きへの情熱は最近冷めつつあります。ネタがないし、技術がないし、才能もない。それでも学習でカバーできればいいと思うのですが、学習システムがなかなか見つからない。そろそろ原稿を送付した出版社から連絡が来るはずなのになかなか来ない。来週になっても連絡が来なかったら電話してみよう。
今日、眠っているときに「夕飯だよー」と母に起こされました。二八の男が食事のために母に起こされるなんて、さすがに自己嫌悪に陥りました。何とか内面の充実を図らねば。世間体とかいうのはどうでもいいと思うんですね。ただ本人が楽しく毎日を過ごせているかどうか。最近充実感がなくなってきているのです。何かいい方法はないでしょうか。

今日の日記「栄光への架け橋」

こんばんも!
元気出てきたぞこんちくしょー!

今日のニュース。
「さんまのからくりTV」のボビー、Dynamite!!参戦決定
 TBS系の人気番組『さんまのスーパーからくりTV』の企画で格闘家デビューを目指 す“ボビー”が、大みそかの「K-1 Dynamite!!」に出場することが26日、決定した。対戦相手は現在のところ未定。同日、会見に臨んだボビー・オロゴンは、前歯を突き出す仕草で「今日はこいつのせいでこんなふうになりました。ので、よろしく」と開口一番、明石家さんまを引き合いに出して会見場を沸かせ、エンターテイナーぶりを発揮した。(スポーツナビ)

このボビーという人は知りません。ただですね、もう話が大晦日のことになっているんですよ! あの曙がボロ負けするところみた、あの大晦日からもう1年経ってしまうんですね。あなたは今年何をしましたか? 僕は今年いったい何をして過ごしたのだろう。11月で31歳です。30歳の1年間、何をして過ごしたのだろう。人生浪費しているだけじゃないのか? 夏以降の2カ月は漢検をやった。その他は? 日記さかのぼって読んでみるかなあ。1年早すぎ。

今日の自分。
嫌な夢を見たこともあって、精神的にはボロボロでした。だからずっと寝ていました。夕飯も要らないといってついさっきまで寝ていました。その4時間くらいの睡眠がよかった。起きてみたら元気になってる! 昼間に作ったネガティブなページや記事を削除。精神病は恐い。日記には「もうやだ。死にたい」って書くつもりでした。

それが4時間の睡眠で脳内モルヒネが出たみたいです。人生しょせん脳内モルヒネ。遅い夕飯を食べて今に至ります。

冷たい雨が降る中、右京散歩をするのはとても惨めな気分です。一方でしあわせに暮らしている人がいる。自分はなんて不幸なんだとつらい気持ちになりました。でもそれも全部チャラ! 漢検で根を詰めて勉強してきた疲れもあったのでしょう。

今は新しいことをやれる気分です。歴検の勉強もできるし、パステルも描ける。人生が楽しくなって参りました。この気分変動! やっぱ病気なんだなあ。けっこうマトモじゃんとか思っていたのですが、やっぱりおかしいです。精神障害者に認定されるだけのことはあります。

今やること、やりたいことを列挙します。
1.パステル画をあと6枚描く
2.歴検の勉強をする
3.翻訳の勉強をする
4.本を読む
5.小説かハウツーものを書く

なんだかふらわーになってきました。ああ、人生ってたまに素晴らしい(笑)。たまにね。いつもふらわーでいたい。障害者だからできること、家庭を持っている人にはできないこと、なにかあるはず。

はー、生まれてきてどうもありがとう。あと40年よろしくね。そんなところだ。今後の予定はパステルを描きたいのですがモチーフがない。リンゴばっかりかいている(笑)。バナナとか形が難しいものは描けない。久々に翻訳もやらなきゃ。そうこうしているうちに12月12日の歴検が来てしまう。ぷうのくせにまあまあ忙しい。生意気なヤローだ。

明日の予定もこんな感じです。ほんと、精神浮上してこれてよかった。それでは、明日は晴れるといいですね。お仕事、勉強がんばって。いや、がんばっちゃダメ(笑)。テキトーにね。

今日のお言葉
僕が描く人生の軌道は栄光への架け橋だ!
(まったり)

シナリオ8「窓」

○中田家・リビング
   中田祐作(と中田恵美(が団らんして
いる。
祐作「そろそろ子供を作るかどうか考えなき
ゃなあ」
恵美「そうね。初産が三十五歳以上だとダウン症の発生率が急激にあがるのよ」
祐作「子供かあ。俺が十分子供なんだけどな
あ」
恵美「あたしも子供だし」
祐作「とりあえず作っておくか」
恵美「まあなんて無責任な」
祐作「俺は隣の鈴木健一(がかわいいからそ
れで十分だけどな」
   祐作が窓の向こうを見る。
   隣の鈴木家のリビングが見える。
恵美「幸せそうね」
祐作「そうだな」
恵美「あたしたちと何が違うのかしら」
祐作「嫁さんはこっちの方がきれいだな」
恵美「旦那もこっちの方が男前よ」
祐作「年収どれくらいもらっているんだろう」
恵美「聞くわけにもいかないしねえ」
祐作「まあ、暮らしぶりから見てうちの方が
優雅だぞ」
恵美「子供ってお金がかかるもんね」
祐作「かかるなあ」
恵美「じゃあやめておけば?」
祐作「そうだな」

○祐作のオフィス
   祐作がパソコンに向かって仕事をして
いる。
   同僚の田中(が近づいてくる。
田中「よう、元気でやってるか?」
祐作「ああ、いつでも上々だ」
田中「そういえばお前のところ、結婚して何
年になる?」
祐作「六年くらいかな」
田中「子供は作らないのか?」
祐作、考えながら
祐作「子供って作ってなんかいいことあるの
か」
田中「子供はいいぞ。自分の種を保存したい
と思わないのか?」
祐作「思わないねえ。さほど優秀な種でもな
いしね」
田中「お前みたいな男前で頭が切れる奴がも
ったいないなあ」
祐作「お世辞はいいから仕事しろ」
田中「奥さんもべっぴんだしなあ」
祐作「お前のところは子供作ってよかったの
か?」
田中「どういう意味だ?」
祐作「保存するに値する種なのかってことさ」
田中「何だと?」
田村由美(が二人の間に割って入る。
由美「はいはい、ここまでよ。仕事に戻りな
さい」

由美「でも本当に中田さん、もったいないわ」
祐作「またまたそういうことを言う」
由美「あたしが奥さんだったら絶対に子供を
作るわ」
祐作「おーこわ。さあ仕事仕事」

○中田家・寝室
   寝室の窓から鈴木家の寝室が見える。
祐作「それにしてもどうしてこっちとあっち
が向き合って窓になっているんだ?」
恵美「なんだか見せびらかせているみたいね」
祐作「今日も鈴木さん、子作りに励んでいる
なあ」
恵美「カーテンくらいすればいいのに」
祐作「まるでこっちが覗きしているみたいだ」
恵美「でもなんかそそられてきたわ」
祐作「こっちもやりますか」
恵美「こっちはカーテン閉めましょうね」
   二人がベッドに入る。

○同・リビング
   恵美が起きてくる。
その後に祐作が起きてくる。
恵美「おはよう」
祐作「おはよう。眠ーい」
恵美「あら、祐作元気じゃないの?」
祐作「昨日あれほど燃え上がっちゃったから
疲れがとれなくて」
恵美「あらやだ、あたしは全然平気よ」
祐作「俺ももう年かなあ」
恵美「何言っているの。まだまだお盛んなは
ずよ」
祐作「いやあ、もう二十代のような体力はな
いね」
恵美「あら、そんなことは望んじゃダメよ」
祐作「そういうもんかなあ」
恵美「そういうもんよ」

○祐作のオフィス
   祐作がパソコンに向かって仕事をして
いる。
田中が近づいてくる。
田中「よう、祐作、元気でやってるか」
祐作「もちろん元気だが?」
田中「俺の話を聞いてくれよ」
祐作「どうした?」
田中「実はな、俺の嫁さんが産気づいたん
だ!」
祐作「おお、おめでとう」
由美「おめでとうございます」
田中「祐作、子供を作るのっていいもんだぞ」
祐作「そんなもんかなあ」
由美「あたし中田さんの子供を産みたい」
祐作「何を言っているんだ。それより早く結
婚しろ」
由美「結婚ってそんなにいいもんですか?」
田中「それはいい質問だ」
祐作「ここに既婚者が二人いる」
由美「幸せですか?」
田中「ぼちぼちやな」
祐作「俺は恋愛の延長でくっついたって感じ。
それと子作りはほとんど関係なし」
   三人が沈黙する。
祐作「田中は幸せなのか?」
田中「もちろんだ」
祐作「俺、今日あたり嫁さんとよく相談しよ
うかな」
田中「それがいい」
由美「高齢出産は危険ですもんね」
祐作「由美がそういってたって嫁さんに伝え
ておくよ」
由美「もう、意地悪」
祐作「ほら仕事仕事!」

○中田家・玄関
祐作「ただいま」
恵美「おかえりなさい。最近早いのね」
祐作「ああ、こうも不景気じゃあ残業するほ
ど仕事もないんだ」
恵美「まあ、過労死する人だっているのに」
祐作「適材適所がなっていないんだよ」

○同・リビング
恵美「お風呂にする?」
祐作「いや、飯が食いたいな」
   祐作、テーブルに座りつつ鈴木家をの
ぞき込む。
祐作「なんだか鈴木さんのところが楽しそう
にしてるじゃないか」
恵美「今日は健一君の誕生日らしいわよ。余
ったケーキいただいちゃった」
祐作「へえー、健一がねえ。今年から幼稚園
に通い始めたからもう四歳か」
恵美「子供のいる家庭ってにぎやかで幸せそ
うね」
祐作「お、恵美も産みたくなってきたか?」
恵美「そんな動物みたいに言わないでよ」
祐作「それにしてもどうして隣はカーテンを閉めないんだ?」
恵美「そんなことわからないわよ」
祐作「なんだか幸せを見せつけられているみ
たいだな」
恵美「羨ましい?」
祐作「全然。うちにはこいつがいるからな」
   ソファの上に横になっている三毛猫を
抱き上げる。
祐作「ペットを飼うのだってこんなに手間が
かかるんだ。人間の子供を育てるなんて並
の努力じゃできないよ」
   恵美、土鍋を持ってくる。
恵美「今日はキムチ鍋でーす」
祐作「おお、いいねえ」
恵美「鈴木さんのところみたいに大勢で食べ
ればもっとおいしいのにね」
   祐作、窓の向こうを見やりつつ、
祐作「あんまり人んちの中をのぞき込むなっ
て」
恵美「だってえ、幸せそうなんだもん」
祐作「そんなに言うんだったら一匹だけ作る
か?」
恵美「そんな動物みたいに言わないで」
祐作「女として生まれたからには子供のひと
りでも作りたいか?」
恵美「そうなのよ」
祐作「よし、一匹だけ作ろう」

○同・寝室
   祐作がカーテンを開け放つ。
   鈴木家の寝室から丸見えになる。
恵美「そんな恥ずかしいわ」
祐作「今まで見せつけられていた仕返しだ」
   二人が愛し合う。

○祐作のオフィス
田中「よう、調子はどうだ?」
祐作「まずまずだ。実はうちの嫁さんが産気
づいてな」
田中「やったじゃないか」
由美「おめでとうございます!」
祐作「ありがとう。ミルク代稼ぐぞ!」