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飲んで、呑んで、食べて、観て、猫と戯れる日々…

猫と、ディズニーリゾートと、京都のお寺と、映画と、飲み歩きが大好きな、オヤジの独り言…海外旅行もっと行きたいな

“OPPRNHEIMER”





なかなか日本公開が決まらなかったこの作品。

クリストファー ノーラン作品はほぼ観てきているので、制作段階から凄く気になっていた。


原爆の父、オッペンハイマーと原爆開発…

ってな話。


監督らしく時間をイジるのを忘れてはいない。

モノクロ映像とカラー映像で時間を分けながら、2つの時間軸で物語は進んでいく。

約3時間の長尺で、ほぼほぼ役者の演技だけで進んでいくのに、眠気皆無でグイグイ引き込まれる。

まぁそれだけの役者を集めてるわ。


公開にあたって日本では、投下シーンや被害のシーンが無いことを問題視する声があったようだけど、この爆弾の怖さはちゃんと表現できているし、何よりも科学者のプライドと知識欲や探究心故の行動を利用しようとする戦時下の軍や政府。

天才科学者の変人(奇人)ぶり。

そのあとの使うだけ使って切り捨てる感じや、そこへ付け込んでくる悪い奴らをドラマとして表現できてるのは、映画の完成度としてやっぱりオスカー取っただけはあると思う。

そこへ来てノーランの音使いの上手さ。

IMAXを100%堪能させていただきました。



“비닐하우스”







日本ポスターのキャッチコピー

「半地下はまだマシ」

完全にパラサイトをライバル視(笑)


そんな半地下にも住めないムンジョンは、更生施設にいる息子と再び暮らすのを夢見ながら老夫婦の家へ通いの介護士として働いている。老夫婦の妻は認知症でムンジョンに当たりまくる。夫は人当たりが良くて優しいが盲目。ムンジョンの実母も認知症。そんなある日老夫婦の妻の入浴介護中に事故が起きる。そのあとは雪崩のように負の連鎖の歯車が回り始める…

ってな話。


や、ヤバいやつやわコレ‼︎

侮れないサスペンス系韓国映画。


パラサイトは、貧困ながらも家族みんなで富裕層に一泡吹かせてやれとばかりに、犯罪なんだけどドタバタコメディータッチで飽きる事なくエンタメに仕上げてきた。

だからこそ話題にもなったし、オスカー4冠も取った。

で、こちらはというと登場人物のバックボーンをあえて不鮮明にする事で、不気味さと謎めき感を際立たせてる。

主人公がビニールハウスに住んでいる理由も、息子が更生施設にいる理由も、老夫婦の家に働きに行くことになった過程も描かれることなく、グループセラピーの謎の女子も、たまに会いにくる男も、セリフひとつ、仕草や表情全てが意味ありげで、しかもあやふやで、こちらが勝手に想像するように仕向けてる感じ。

ネタバレになるので詳しくは書けないけど、終盤の負の連鎖はやり過ぎってくらい絡み合ってくるし、シーンのカットのタイミングが絶妙で、尚且つ最後の絶望感とエンディングラストカットの切り方は、このあとの全ての登場人物の心情を想像すると観てる側に精神的疲労を与えるほど。

万人受けする作品ではないけれど、バッドエンドの良作としてオイラの中ではあのブラピの“セブン”に匹敵する衝撃だった。


興味のある方はぜひ!

鑑賞後の精神状態に責任は持てませんが…




“DUNE PART TWO”







IMAX先行上映があるってんで行ってきましたよ!


前作

ええとこで終わった続き。


オカンとポールは惑星先住民の砂漠の民フレメンと行動を共にしている。フレメンも一枚岩とは言えず、救世主を崇める派と自分達の生き方を貫く派で分かれているなか、ポールは救世主としての才覚を発揮し始める。皇帝側も政治的に混乱の様相を呈し、惑星アラキス(DUNE)は復讐と陰謀渦巻く戦闘へと傾れ込んでいく…

ってな話。


今回、どうしても前に人がいるのが嫌だったので通路挟む最前列(3列目)で鑑賞。

酔うかも、ってなくらい目の前全部画面。

IMAX故に曲面スクリーンなので臨場感は100%。

そしてやっぱりの音響。

他のスクリーンの邪魔して無いか?って心配になるぐらいの爆音重低音のハンス ジマー音楽と爆破音に効果音。

椅子も身体も骨まで響く。

これほど映画館で観なければ損な作品はそうそう無いよね。


で、作品自体はというと、原作知らない、調べても無い、知ってるのは前作のみ、で行ったので終わった瞬間に「え?、これ、続くんやんな?」(笑)

とりあえずスッキリした部分と、全然スッキリしない部分があったのは事実。

圧倒的な映像美と魅せ方の上手さは前作を上回ってるし、「うぉー」「よっしゃぁ」「くっそー腹立つ」の連続でとにかく圧倒された3時間弱、あっという間。

コレで終わりも有りっちゃありのラスト。


で、帰って我慢できずにいろいろ調べてみた。

原作は全6巻。

砂の惑星というサブタイトルがついてるのは1巻。

そーなんや(笑)。

続くのかと調べると、ドゥニ ヴィルヌーヴはポール絡みの原作2巻までの映画3部作で構想してるとの記事を発見。

納得しました。

フローレンス ピューにレア セドゥなんていう女優参戦も期待値上がるし、楽しみ増えたよ‼︎