“비닐하우스”
日本ポスターのキャッチコピー
「半地下はまだマシ」
完全にパラサイトをライバル視(笑)
そんな半地下にも住めないムンジョンは、更生施設にいる息子と再び暮らすのを夢見ながら老夫婦の家へ通いの介護士として働いている。老夫婦の妻は認知症でムンジョンに当たりまくる。夫は人当たりが良くて優しいが盲目。ムンジョンの実母も認知症。そんなある日老夫婦の妻の入浴介護中に事故が起きる。そのあとは雪崩のように負の連鎖の歯車が回り始める…
ってな話。
や、ヤバいやつやわコレ‼︎
侮れないサスペンス系韓国映画。
パラサイトは、貧困ながらも家族みんなで富裕層に一泡吹かせてやれとばかりに、犯罪なんだけどドタバタコメディータッチで飽きる事なくエンタメに仕上げてきた。
だからこそ話題にもなったし、オスカー4冠も取った。
で、こちらはというと登場人物のバックボーンをあえて不鮮明にする事で、不気味さと謎めき感を際立たせてる。
主人公がビニールハウスに住んでいる理由も、息子が更生施設にいる理由も、老夫婦の家に働きに行くことになった過程も描かれることなく、グループセラピーの謎の女子も、たまに会いにくる男も、セリフひとつ、仕草や表情全てが意味ありげで、しかもあやふやで、こちらが勝手に想像するように仕向けてる感じ。
ネタバレになるので詳しくは書けないけど、終盤の負の連鎖はやり過ぎってくらい絡み合ってくるし、シーンのカットのタイミングが絶妙で、尚且つ最後の絶望感とエンディングラストカットの切り方は、このあとの全ての登場人物の心情を想像すると観てる側に精神的疲労を与えるほど。
万人受けする作品ではないけれど、バッドエンドの良作としてオイラの中ではあのブラピの“セブン”に匹敵する衝撃だった。
興味のある方はぜひ!
鑑賞後の精神状態に責任は持てませんが…