「連日(大雨のニュースを)お伝えしていますが、昨日は名古屋です。川の氾濫(はんらん)、市内での浸水」と指摘を受けた玉川氏は、「本当に連日なんですよ」と応じ、「こうやって日々お伝えしていて、今日は名古屋の話をしていますが、振り返ってみるとこの10日間で線状降水帯の半日前予測情報が出た地域は」とした上で、9月に入って九州北部や東海、北陸、東北、関東甲信、近畿、四国と全国に及んでいることに言及。「緊急安全確保に関して言うと、9月3日の青森、7日の伊豆諸島、昨日の愛知と、わずか10日間の間に、どの一つをとっても、その年の大きな水害として記憶できるようなニュースが連続している」と、その異例さに触れた。
その上で、「点としてもひどい被害ですが、線として面として見ると、明らかに異常ですよね。ちょっと私、過去に記憶がない」と口にした。
関谷直也教授に、玉川氏は「過去にあったんですかね」と問い、「現象としては昔からあるが、頻度としては、近代の気象観測150年では最大であるという頻度であることは間違いなく、今年は近年まれに見る異常な現象とはいえると思います」などのコメントを得た。
羽鳥が「どこで起きてもおかしくない」と述べると、玉川氏は「過去にも梅雨の末期とかに大きな水害はありましたが、この時期にこれだけ全国に渡ってこれだけの水害が起きるようなことは、異常だということなんですか?」と再び疑問を口にし、「これだけの降雨量が降るというのは過去にないくらい珍しい現象であることは間違いない」とのコメントを得ると、納得したようにうなずいていた。
急速に進む温暖化。しかし、その対策としてパリ協定で定められた、世界の気温上昇を1.5度までに抑えるという目標が、いま絶望的状況にあります。
温暖化をもたらす温室効果ガスの削減は、一筋縄ではいきません。専門家は、その一因として「見えない排出」があると指摘します。
「現状では各国は国連に対して、軍事活動による排出量を報告する義務がない。アメリカなどが強く反対し、軍事機密であるから報告しなくてよいということで、ほとんどの国で報告していない。莫大な量の温室効果ガスが出てると思うが、データの上では“見えない排出”になっている」
戦争は、日本のみならず世界各国が続ける、地道な削減の努力をほとんど無駄にしているのです。
実は、軍隊を維持するだけで、地球全体の温室効果ガスの5.5%を排出しているとされ、戦争が起きれば、その「見えない」量はさらに膨れあがります。※CEOBS(紛争と環境観測所)調査
戦争がもたらす「気候犯罪」ともいえる状況。その戦争は、別の環境破壊も
さらに戦争は、温暖化に拍車をかけるだけでなく、環境に深刻なダメージを与えています。
例えば、ガザでは、破壊された建物から、アスベストや重金属といった有害物質が、飲み水に使われる地下水にまで拡散。子どもを中心に健康被害が生じています
「戦争による『環境破壊』『温室効果ガスの排出』を直接犯罪として追及する国際的な法制度はない。『国際的な環境犯罪』をICC(国際刑事裁判所)の規定に入れようという提案がされている。戦争による被害が最大の『エコサイド』。『気候犯罪』を明確にして、戦争の影響を見える化することは抑止力が生じる」
戦争がもたらす“見えない犯罪”に、改めて目を向けることが求められています。









