夏が近くなると山野草に特化している植物園などで見られていましたが、最近では一般にも市販されているようです。

 見る機会も少しずつ増えているそうです。

 

 

 「イワカラクサ」です。  漢字では「岩唐草」と書きます。

 オオバコ科、イワカラクサ属の多年草です。

 

 

 以前調べて、この故郷がヨーロッパ~北アフリカで、その中でもピレネー山脈やヨーロッパアルプスというのです。 つまり高山植物です。 

 

 

 その株を栽培して、園芸品種として作出したようです。

 なので、日本では「外来種の園芸栽培品種」となっていました。

 でも、本人は「うちのご先祖様は本物の高山植物なんです」といいたいのでしょう。

 

 

 そしてただの高山植物ではなくて、なんと「1属1種」という貴重な、孤独な植物のようです。

 

 

 高山植物でも逞しく、低地、平地でもへっちゃらで生きていけるようです。

 その栽培品種です。

 でもなんで「唐草」なんでしょうか?

 

 

 草丈は5~25cmくらいしかありません。

 花壇の周囲やグランドカバーになっています。

 

 

 葉っはの多くは根生してロゼットになるようです。 

 茎葉は互生して付き、形はヘラ形です。

 

 

 花は赤紫色、ピンク系が多いようです。

 そして白花もありました。

 

 

 花びらは5つ。

 花びらの先は少し凹んでいます。

 

 

 5数性の植物となっています。

 なので、花びら、萼片は5ですが、雄しべや雌しべは花筒の中で見えません。 

 

 

 出来る果実は蒴果です。